その他

真面目×不真面目

 ケロロとドロロはクルルの発明品によって性格が正反対になってしまった。一度性格が戻ったというのに銃が暴発、またしても二人は性格が反転してしまった。
 ドロロはケロロの部屋で寝そべりながらポテトチップスを食べていた。その様子を見たケロロはその行動を指摘しようとポテトチップスを指差した。するとドロロは口を開く。
「けろっぴ、もしかして食べたいの?はいあーん」
 ドロロはポテトチップスをつまむとケロロへ腕を伸ばす。ケロロは緑色の顔を真っ赤にした。
「ふ、ふざけるな!」
 瓶底眼鏡を指先で上げると一気にまくし立てた。
「寝そべってものを食べるなどお下品ですよ! 大体、人の部屋で用もなく何をしているんだ! ああ、これだから君のような者はイヤ……んむっ」
 ドロロはケロロの口にポテトチップスねじ込んだ。ケロロの口が反射的に咀嚼をした。
「あははー! けろっぴ、おいしー?」
 ドロロはケロロを見て楽しそうに笑った。ケロロはポテトチップスを飲み込むとドロロの両腕を掴んだ。
「君の思い通りにはいきませんよ!」
 ぐい、と力の入った腕にドロロは身動きが取れなくなった。
「こんなチャラチャラしたサングラスは外しなさい」
 ケロロの手がドロロのサングラスに触れる。赤いレンズが外れ、ドロロはケロロを見た。自然と二人は見つめ合う形になる。ドロロの手もケロロの眼鏡を取った。黒い目が照れたように色を帯びている。
「……なんのつもりかね」
 ケロロは顔を真っ赤にして固まった。そしてドロロの腕を離すと床に手をついた。押し倒したような形になりドロロはケロロの顔を見た。
「今更止めろなんて言っても知りませんよ」
 ドロロは楽しそうに微笑む。その目はケロロを待ち望んでいた。ドロロは腕を伸ばすとケロロの背中へと回した。
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