ゾルゼロ
「君は」
ゼロロが言いにくそうに言った。
「僕のどこが好きなの」
ゾルルは少しの間考えるよう俯く。そして静かに口を開いた。
「なぜ、そんな事を聞く……」
「だって、気になるじゃないか」
ゼロロは己の指をゾルルの指に絡ませる。生身の肌が熱を持つ。ゾルルはその指を受け入れまいと手を離そうとするがゼロロの指はきつく握りしめた。
「どこと言われても……」
ゼロロは返答を急かすようにマスク越しにキスをする。
「ねぇ」
ゼロロの目がゾルルの赤い目を捉える。ゾルルは答えに詰まって包帯の下で口をもごもごと動かした。ゼロロの手に力が入る。ゾルルの手は汗ばんで熱い。
「……分からん」
拍子抜けする答えにゼロロは目を丸くした。つまらないの、と言うと手を離した。ゼロロはほんの少しからかうつもりだった。だというのにこの男は真面目に考えて分からないという答えを出した。それもゾルルらしいと言えばらしいが。
「僕はね」
ゼロロがゾルルの耳元に近付く。何を囁かれるのかと思うと軍帽をめくり頬にキスをした。
「な……」
「期待した?」
悪戯っぽく笑うゼロロにゾルルは敵わないと思った。彼は軽々と手の間をすり抜けて行く。ゾルルは捕まえることのできない彼を魅力的だと思う。手が届かないから追いたくなるのだろうか。
「教えないよ」
常に一歩先を行くゼロロ。昔からそうだ。ゾルルはそんなゼロロに恋焦がれているのだった。
ゼロロが言いにくそうに言った。
「僕のどこが好きなの」
ゾルルは少しの間考えるよう俯く。そして静かに口を開いた。
「なぜ、そんな事を聞く……」
「だって、気になるじゃないか」
ゼロロは己の指をゾルルの指に絡ませる。生身の肌が熱を持つ。ゾルルはその指を受け入れまいと手を離そうとするがゼロロの指はきつく握りしめた。
「どこと言われても……」
ゼロロは返答を急かすようにマスク越しにキスをする。
「ねぇ」
ゼロロの目がゾルルの赤い目を捉える。ゾルルは答えに詰まって包帯の下で口をもごもごと動かした。ゼロロの手に力が入る。ゾルルの手は汗ばんで熱い。
「……分からん」
拍子抜けする答えにゼロロは目を丸くした。つまらないの、と言うと手を離した。ゼロロはほんの少しからかうつもりだった。だというのにこの男は真面目に考えて分からないという答えを出した。それもゾルルらしいと言えばらしいが。
「僕はね」
ゼロロがゾルルの耳元に近付く。何を囁かれるのかと思うと軍帽をめくり頬にキスをした。
「な……」
「期待した?」
悪戯っぽく笑うゼロロにゾルルは敵わないと思った。彼は軽々と手の間をすり抜けて行く。ゾルルは捕まえることのできない彼を魅力的だと思う。手が届かないから追いたくなるのだろうか。
「教えないよ」
常に一歩先を行くゼロロ。昔からそうだ。ゾルルはそんなゼロロに恋焦がれているのだった。
