ジラドロ
ドロロはお茶を飲み干すと湯飲みを床に置いた。ジララとは小雪のいない昼間にしか会うことができない。二人は小雪が学校に通っている間に逢瀬を重ねる。短い時間を目一杯使い、幸せな時を過ごす。だがそんな短い時間はあっという間に過ぎていく。ドロロの家でお茶を飲んだり森を散歩したりゆっくり過ごしていればすぐに終わりの時間が来てしまう。
「時の流れは速いでござるな」
時間が止められたらいいのに、そんなことをドロロはぼんやりと思う。ケロンの科学力を持ってすればそれくらい容易いことだった。だがここは地球。ドロロはそんな科学力に頼りたくはなかった。何より少しずつ楽しみを得ていくのもいいものだ。ドロロは地球に来てそういった感性を手に入れたのだった。
空になった湯飲み。窓から吹く風が心地良い。
ドロロはジララの手を握る。冷たい金属の手。そして自らの口布を下ろすとジララの頬にキスを落とした。
「続きは、また今度」
そう言って口布を戻す目は照れ臭そうに笑っていた。また今度、そう告げてもその今度が待ち遠しくてたまらない。今度はお茶菓子を用意しようか、新しくできた和菓子屋に行ってみようか、ジララ様は羊羹は好きだろうか、そんなことがドロロの頭を巡る。また会えるまでの間、ドロロの頭の中はジララに支配されている。それも楽しいものだとドロロは思う。ジララがドロロの手を握り返す。大きな手はドロロの手を包み込んでしまう。
「次はいつ会える」
ドロロは頭の中にある暦をめくる。そして来週と告げるとジララは握った手に力を込めた。
「待ち遠しいな」
そう呟く姿を見てドロロは優しく微笑んだ。来週への期待で胸が満たされていた。
「時の流れは速いでござるな」
時間が止められたらいいのに、そんなことをドロロはぼんやりと思う。ケロンの科学力を持ってすればそれくらい容易いことだった。だがここは地球。ドロロはそんな科学力に頼りたくはなかった。何より少しずつ楽しみを得ていくのもいいものだ。ドロロは地球に来てそういった感性を手に入れたのだった。
空になった湯飲み。窓から吹く風が心地良い。
ドロロはジララの手を握る。冷たい金属の手。そして自らの口布を下ろすとジララの頬にキスを落とした。
「続きは、また今度」
そう言って口布を戻す目は照れ臭そうに笑っていた。また今度、そう告げてもその今度が待ち遠しくてたまらない。今度はお茶菓子を用意しようか、新しくできた和菓子屋に行ってみようか、ジララ様は羊羹は好きだろうか、そんなことがドロロの頭を巡る。また会えるまでの間、ドロロの頭の中はジララに支配されている。それも楽しいものだとドロロは思う。ジララがドロロの手を握り返す。大きな手はドロロの手を包み込んでしまう。
「次はいつ会える」
ドロロは頭の中にある暦をめくる。そして来週と告げるとジララは握った手に力を込めた。
「待ち遠しいな」
そう呟く姿を見てドロロは優しく微笑んだ。来週への期待で胸が満たされていた。
