ジラドロ
夏と冬の海の色が違うように、春の雨と夏の雨が違うように。ドロロは四季折々の色の変化を見てきた。十二月の寒い冬の海に手裏剣型のフライングボードに乗ってはるばる土井中海岸まで来たのはジララのためだった。初めて見る青々とした広大な海に圧倒される。どこまでも続く海は風で水面を揺らしていた。
「地球の面積の7割もが海なのでござるよ」
別名水の惑星。母と呼ばれる生命の全てがここにある。
「海水は塩辛くて初めは驚いたでござる。しかし中では魚たちが優雅に泳いでいて美しいのでござるよ」
ジララは砂浜から海にそっと足をつけた。冬の海は驚くほど冷たく体の熱を奪っていく。ドロロはジララの様子を見ながらその場でしゃがみ込むと手を海に浸した。水色の手が海に飲み込まれていくのをジララは眺めていた。
「海を見ていると不思議な気持ちになるでござるよ……」
海は全てを包み込んでくれる気がする。心も体も、奥深くに眠る感情さえも。雄大なる自然。これが地球かとジララは地球について少し分かったような気がした。
今は冬だから人もまばらだが夏こそが海の時期だ。ドロロは海から手を離す。滴る海水が太陽に照らされてキラキラと光った。ドロロは海を見ながら口を開く。
「夏になったらまた、ジララ大尉とここへ来たいでござる」
ドロロの横顔を見てジララは小さく頷いた。あと数ヶ月で海は色を変え沢山の人を招き入れる。夏になったら海はどんな姿を見せるのだろう。ドロロはどんな顔をして海を見るのだろう。ジララは夏に思いを馳せる。
「夏が待ち遠しいな」
ドロロはジララを見て微笑んだ。それは海のように柔らかな笑顔だった。
「地球の面積の7割もが海なのでござるよ」
別名水の惑星。母と呼ばれる生命の全てがここにある。
「海水は塩辛くて初めは驚いたでござる。しかし中では魚たちが優雅に泳いでいて美しいのでござるよ」
ジララは砂浜から海にそっと足をつけた。冬の海は驚くほど冷たく体の熱を奪っていく。ドロロはジララの様子を見ながらその場でしゃがみ込むと手を海に浸した。水色の手が海に飲み込まれていくのをジララは眺めていた。
「海を見ていると不思議な気持ちになるでござるよ……」
海は全てを包み込んでくれる気がする。心も体も、奥深くに眠る感情さえも。雄大なる自然。これが地球かとジララは地球について少し分かったような気がした。
今は冬だから人もまばらだが夏こそが海の時期だ。ドロロは海から手を離す。滴る海水が太陽に照らされてキラキラと光った。ドロロは海を見ながら口を開く。
「夏になったらまた、ジララ大尉とここへ来たいでござる」
ドロロの横顔を見てジララは小さく頷いた。あと数ヶ月で海は色を変え沢山の人を招き入れる。夏になったら海はどんな姿を見せるのだろう。ドロロはどんな顔をして海を見るのだろう。ジララは夏に思いを馳せる。
「夏が待ち遠しいな」
ドロロはジララを見て微笑んだ。それは海のように柔らかな笑顔だった。
