ジラゼロ
擬人化
ゼロロがジララの部屋に招かれたのは他でもなかった。以前から頼まれていたあることをするためだった。ジララの部屋は相変わらず薄ぼんやりとしていた。広い割に物が少なく生活感がまるでない。本当にここで生活しているのか不思議に思わせる部屋だった。ゼロロは何度この部屋に来ても慣れることはなかった。ソファに座るジララに手招きされゼロロもソファに腰掛けた。
ジララのしたいあることとはゼロロの耳にピアスを開けることだった。その理由はゼロロには分からない。けれど承諾したのはゼロロの方だった。そのくらい構わないと思ったのだ。いやむしろジララに傷をつけられるのなら本望とでも思ったのかもしれない。
「すぐ終わる、気を張るな」
ジララの指はゼロロのサラサラの水色の髪に触れる。そして髪を耳にかけると耳が露わになった。傷一つない綺麗な耳に傷をつけたい、独占欲かはたまた執着心か。どちらにせよゼロロに対する思いの強さは並大抵ではないことは確かだった。
ゼロロはされるがままになっていた。穴の場所を決めかねているように何度も耳たぶを指で触れる。そのたびにひやりと冷たい。ジララの手元にはキラリと光る針があった。それが耳を貫通することで穴を開ける。ゼロロは生々しい痛みを想像してみた。ジクジクと針はゼロロの中を蝕んでいく。突き抜けた先にあるものは……。
「行くぞ」
耳に冷たい針の感触があった。その瞬間左耳に鋭い痛みが走った。次第にズキズキと痛みが強まってきた。しかしそれはジララ様によって開けられたという特別な傷跡だった。そう思えばこの痛みも悪いものではないように思えた。
「ふむ、似合うな」
耳に触れてみると十字架を模したピアスが着けられているようだった。
「お守りにでもするが良い」
ゼロロは優しく十字架を握る。その十字架からはジララ様から与えられた力を感じた。痛いはずなのにその痛みが心地よくてふわふわした気持ちにさせられた。
ゼロロがジララの部屋に招かれたのは他でもなかった。以前から頼まれていたあることをするためだった。ジララの部屋は相変わらず薄ぼんやりとしていた。広い割に物が少なく生活感がまるでない。本当にここで生活しているのか不思議に思わせる部屋だった。ゼロロは何度この部屋に来ても慣れることはなかった。ソファに座るジララに手招きされゼロロもソファに腰掛けた。
ジララのしたいあることとはゼロロの耳にピアスを開けることだった。その理由はゼロロには分からない。けれど承諾したのはゼロロの方だった。そのくらい構わないと思ったのだ。いやむしろジララに傷をつけられるのなら本望とでも思ったのかもしれない。
「すぐ終わる、気を張るな」
ジララの指はゼロロのサラサラの水色の髪に触れる。そして髪を耳にかけると耳が露わになった。傷一つない綺麗な耳に傷をつけたい、独占欲かはたまた執着心か。どちらにせよゼロロに対する思いの強さは並大抵ではないことは確かだった。
ゼロロはされるがままになっていた。穴の場所を決めかねているように何度も耳たぶを指で触れる。そのたびにひやりと冷たい。ジララの手元にはキラリと光る針があった。それが耳を貫通することで穴を開ける。ゼロロは生々しい痛みを想像してみた。ジクジクと針はゼロロの中を蝕んでいく。突き抜けた先にあるものは……。
「行くぞ」
耳に冷たい針の感触があった。その瞬間左耳に鋭い痛みが走った。次第にズキズキと痛みが強まってきた。しかしそれはジララ様によって開けられたという特別な傷跡だった。そう思えばこの痛みも悪いものではないように思えた。
「ふむ、似合うな」
耳に触れてみると十字架を模したピアスが着けられているようだった。
「お守りにでもするが良い」
ゼロロは優しく十字架を握る。その十字架からはジララ様から与えられた力を感じた。痛いはずなのにその痛みが心地よくてふわふわした気持ちにさせられた。
