「岡崎、大丈夫か」
「、大丈夫。大丈夫だよ。黒澤、」
「俺は平気。伊達に名前護る為に死線超えてねーから」
「相変わらずの名前厨よね…………っし、」


階段を目前にして俺達は階段の横の壁に隠れていた。下から誰かが上がってくる音が聞こえたからだ。ついでに発砲。


「どこにいやがるんだ……？」


ビビって声でも上げると思ったか馬鹿が、鳴ると、鳴らすかもと解ってりゃ驚かねえさ。一応岡崎が声を上げたら困ると口を咄嗟に抑えようとしたら自分で抑えてるあたりやっぱコイツただもんじゃねーわ。

少し息が荒いと感じた、１階、２階と見回ってきたのだろう。多分３階も見回るだろう、俺達を見付ける為に。


相手は１人だ、が。岡崎が言う、逆の階段でもう１人の可能性は、と。
そりゃそうだ４人なのだから１人で見回るなんて効率の悪い事を強盗して逃げてきた奴等がするだろうか。俺なら確実にしないし人質引き摺りながら回り込む。



山田?教室組へメーデー

名前とは私のことだ?どった

委員長とは俺のことだ?見付かった？

山田?委員長お前急に名前変えるのやめて笑う。西階段に１人、俺と岡崎が息潜めてる。東階段から来てたら挟み撃ちになる、それは避けたい

名前とは私のことだ?これから一条と山下が東に回る

山田?ヒエッ

岡崎?ちょっと殺す気？

野球部のエースとは俺のことだ?任せろ、今日佐伯が良い感じの石持ち歩いてたから

佐伯とは俺のことだってばよ?偉いっしょ？？セッターおなしゃーす

山下とは私の事よ?念の為私も弓常備よ

山田?一条も山下も頼むからせめて生かしとけよ



うちのクラスちょっと不安しかない