鬼ごっこ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《先に静岡と神奈川寄ってやって。コーンロウの灰崎祥吾くんとりょーちゃん、話はつけてるから助けてやって》
俺、ソイツよりお前の方が大事なんだけど。と言えば《その大事な私からのお願い、聞けるよね?》とのこと。はは、脅しかよと笑ったが俺の目はきっとマジだった。だけど戦力になるとも言っていたから、
スレに黄は既にいたが、今灰が浮上。「山田、お前の武器も調達してやんよ」とのこと。それにニヤリと笑ってアクセルを踏んだ。
後ろから、鬼が来てる。
助けてと叫ぶ奴等、それらが血にまみれている。戸亜留市から出て、もう東京すら通り過ぎているのだが、本当に死者が出ている。
……名前が心配だ、死者を見て、心を痛めない程アイツは冷たくない。俺のように本当に大事な人以外見捨てるなんて選択は滅多に出来ないような奴だから。
道路にはみ出た鬼を轢き殺して、進む。助けてよ!!!と車を追いかけてくる女子高生を鼻で笑って。
「わりーな、これ、俺の知り合いしか乗れねーの 」
黒澤友哉は名前の為ならどこまでも冷徹に非道に外道になってやる。
しばらくして灰崎の連絡先を聞いて、電話しながら目的地に辿り着いた。途中で切れていたから多分追われてる。確か同級生、チームメイトに“松”の文字がいるらしく、一緒に行動していたらしいのだが……
いた、コーンロウと、男。男に鬼が手をかけ、灰崎が鉄パイプを振り回すが
「松村ァ!!!」
「」
じわりと広がる、松村と呼ばれた男から、赤いもの。……あそこまで、鉈が刺さったら無理か。アクセルを、踏み込む。
サイドを引っ張りぐるりと車体を回した。ドンッと鈍い音がした後ごりごり、と嫌な感触。
車から出る。コーンロウの厳つい顔がもう事切れた松村という男を見下ろしていた。
「……灰崎、かな」
「……山田、だな。助かった」
「友達?」
「そんなんじゃねえ」
「……まず乗りなよ。これから黄瀬くんも拾わなきゃだからさ、」
「そうかよ」
灰崎が助手席に乗り込んだので、発進する。
「……部長達がな、俺等だけ逃がしてくれたんだ」
「うん」
「俺ァ真面目にやってた訳じゃねーんだ、嫌われてたと思う。松村も、成り行きで一緒にいただけだ」
「……うん」
「だけどよぉ、なんで俺を庇ったかね。避けれたぜ、俺。松村より、何倍も運動神経あんだぜ。……アイツも、解ってた筈なのになァ」
灰崎は外を見てた。俺は何も言わなかった。……急ごう、黄瀬を拾ったら、名前。お前だからな
俺、ソイツよりお前の方が大事なんだけど。と言えば《その大事な私からのお願い、聞けるよね?》とのこと。はは、脅しかよと笑ったが俺の目はきっとマジだった。だけど戦力になるとも言っていたから、
スレに黄は既にいたが、今灰が浮上。「山田、お前の武器も調達してやんよ」とのこと。それにニヤリと笑ってアクセルを踏んだ。
後ろから、鬼が来てる。
助けてと叫ぶ奴等、それらが血にまみれている。戸亜留市から出て、もう東京すら通り過ぎているのだが、本当に死者が出ている。
……名前が心配だ、死者を見て、心を痛めない程アイツは冷たくない。俺のように本当に大事な人以外見捨てるなんて選択は滅多に出来ないような奴だから。
道路にはみ出た鬼を轢き殺して、進む。助けてよ!!!と車を追いかけてくる女子高生を鼻で笑って。
「わりーな、これ、俺の知り合いしか乗れねーの 」
黒澤友哉は名前の為ならどこまでも冷徹に非道に外道になってやる。
しばらくして灰崎の連絡先を聞いて、電話しながら目的地に辿り着いた。途中で切れていたから多分追われてる。確か同級生、チームメイトに“松”の文字がいるらしく、一緒に行動していたらしいのだが……
いた、コーンロウと、男。男に鬼が手をかけ、灰崎が鉄パイプを振り回すが
「松村ァ!!!」
「」
じわりと広がる、松村と呼ばれた男から、赤いもの。……あそこまで、鉈が刺さったら無理か。アクセルを、踏み込む。
サイドを引っ張りぐるりと車体を回した。ドンッと鈍い音がした後ごりごり、と嫌な感触。
車から出る。コーンロウの厳つい顔がもう事切れた松村という男を見下ろしていた。
「……灰崎、かな」
「……山田、だな。助かった」
「友達?」
「そんなんじゃねえ」
「……まず乗りなよ。これから黄瀬くんも拾わなきゃだからさ、」
「そうかよ」
灰崎が助手席に乗り込んだので、発進する。
「……部長達がな、俺等だけ逃がしてくれたんだ」
「うん」
「俺ァ真面目にやってた訳じゃねーんだ、嫌われてたと思う。松村も、成り行きで一緒にいただけだ」
「……うん」
「だけどよぉ、なんで俺を庇ったかね。避けれたぜ、俺。松村より、何倍も運動神経あんだぜ。……アイツも、解ってた筈なのになァ」
灰崎は外を見てた。俺は何も言わなかった。……急ごう、黄瀬を拾ったら、名前。お前だからな