「はーいちょっとおてては頭の上なー？はーいおっけー 死ね」


ゴキッ！！！と鈍い音がして鬼が１匹減った。さて、どうしたものか。

今この町は完全にバリケードで封鎖されている。知ってるか、この町の住民はな、いつも抗争とかに巻き込まれたりぶち当たったりするからちっとやそっとじゃ動じないし、なによりだ。

鳳仙、鈴蘭、武装、それに加えて新勢力の天地軍団の幹部が、そしてそれぞれのOB達が、こんな事態を黙っていると思うのか



「十三さん、名前と連絡が取れました」
「名前は無事か！！！」
「村田うるせえちっと黙ってろ。名前は無事。桐皇の連中と動いてる」
「そうか……」
「十三さん、お願いが」
「なんだ」
「山田ぁ～ボックスがいいなぁ～ガソリン満タンでぇ～……東京までぶっぱなせるやつで」
「任せろ」



実際、十三や幼馴染み組は幹部として機動している。動けない。彼、黒澤友哉はフリーランスとして動きやすいのは事実だ、狙われてるのは違いないが


「ははは、俺の相棒狙うとか殺す殺す殺すぅ～うふふ～」
「悪いなうちの弟最近本当こうなんだわ」
「苦労するなお前 」
「落ち着いたら俺達も向かう。名前を頼むぞ」
「いえーい！」


やけにハイテンションな山田は用意されたボックスカーに乗り込んだ。免許？無免だ無免！！今この国は無法地帯だぜ！？ヒャッハー！！！！



休憩してる時に〇ちゃんを開いてみてみた。Twit〇erと〇ちゃんはこういう時情報が回るのが早いし、と見ていたらちょっと気になるスレが。



139 人目のバスケ部員
やべえよ……外で人が死んでる……


140 人目のバスケ部員
どうなっちまうんだ……


141 人目のバスケ部員
おーい黒、無事か？


142 黒
はい、なんとか。今友人達と連絡を取っていたところで……


143 木
俺は従姉妹とな。……こっちに来てるらしいんだが連絡がとれなくて……



ふむ、黒と木、ね。



149 人目のバスケ部員
ねえ木に聞きたいんだけど～


150 人目のバスケ部員
＞149 ん？


151 木
＞149 なんだ？


152 149
お前の従姉妹、ゴリラ？とあるの人？


153 人目のバスケ部員
はぁ？


154 木
そうだぞ～。とあるのだけど、もしかして解るのか？！


155 人目のバスケ部員
いいのかそれで


156 人目のバスケ部員
知り合いか？


157 山田
コテつける。木さーん、アンタの従姉妹は無事。今迎えに行ってるからアンタ等は自分の身守ってなー



これでよし