届けられた想い
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俺はまた街へ戻った。
心配かけさせやがって、と怒られたし殴られたし。仕方ねーけど
「清広の兄貴」
「なんだ」
「ちょっと付き合って欲しいんですけど」
俺と清広の兄貴は鉄生の兄貴の墓まで一緒に歩いた。2人だけで話したかったから
「俺は長い間、夢を見ていたんです」
「…」
「ずっとずっと、あの日を…繰り返していたんです」
「将五、」
「でも、繰り返していたのは、俺だけじゃなかったんです」
「…どういうことだ」
「夢の中で、俺は鉄生の兄貴に会っていました」
「変になったとか、そう思ってくれて構わねー…俺は確かに、兄貴とあの日を繰り返していたんです。」
「ずっと兄貴を助けようと躍起になっていたけど、助けられなくて、俺はその現状に甘えてしまっていたんです。」
「その時、兄貴が俺を殴ったんです。泣きそうな顔で、俺を叱ってくれたんです」
俺と清広兄貴は鉄生兄貴の墓前に辿りついていた。
「俺がここに帰ってこれたのは、鉄生兄貴のおかげです」
「清広の兄貴に、まだ会いにくんじゃねーぞ、って伝えろって、言っていました」
兄貴は鉄生兄貴の墓前に自分が吸っていた煙草を置いた。雨が降り出していた。
「バカヤロォ…鉄生…」
俺は声を発さなかった。いや、発せなかった。雨が全てを流して行った。
「バカヤロォが…鉄生…!!!」
「帰るぞ、将五」
「はい」
鉄生の兄貴
俺はこれから七代目武装を立ち上げます
そうしたら約束を果たしに来ます
それまで待っていてください
心配かけさせやがって、と怒られたし殴られたし。仕方ねーけど
「清広の兄貴」
「なんだ」
「ちょっと付き合って欲しいんですけど」
俺と清広の兄貴は鉄生の兄貴の墓まで一緒に歩いた。2人だけで話したかったから
「俺は長い間、夢を見ていたんです」
「…」
「ずっとずっと、あの日を…繰り返していたんです」
「将五、」
「でも、繰り返していたのは、俺だけじゃなかったんです」
「…どういうことだ」
「夢の中で、俺は鉄生の兄貴に会っていました」
「変になったとか、そう思ってくれて構わねー…俺は確かに、兄貴とあの日を繰り返していたんです。」
「ずっと兄貴を助けようと躍起になっていたけど、助けられなくて、俺はその現状に甘えてしまっていたんです。」
「その時、兄貴が俺を殴ったんです。泣きそうな顔で、俺を叱ってくれたんです」
俺と清広兄貴は鉄生兄貴の墓前に辿りついていた。
「俺がここに帰ってこれたのは、鉄生兄貴のおかげです」
「清広の兄貴に、まだ会いにくんじゃねーぞ、って伝えろって、言っていました」
兄貴は鉄生兄貴の墓前に自分が吸っていた煙草を置いた。雨が降り出していた。
「バカヤロォ…鉄生…」
俺は声を発さなかった。いや、発せなかった。雨が全てを流して行った。
「バカヤロォが…鉄生…!!!」
「帰るぞ、将五」
「はい」
鉄生の兄貴
俺はこれから七代目武装を立ち上げます
そうしたら約束を果たしに来ます
それまで待っていてください