「[#da=3#]～来たぞ～」
「あんえんま？」
「アンペンマン」
「ほら[#da=3#]アンペンマンだぞー」


きゃっきゃと喜ぶ娘に心が暖まる。あぁお茶入れなきゃ。すると突然酒を取り出す康明。


『康明』
「なんじゃー」
『家では室戸兄弟は正月以外禁酒になってる筈だけど？』
「なんじゃーもうー固いこと言ってんじゃ」
『』ドンッ！！！
「すまん」
「名前相変わらずだな天地」
「ママ優しいもんな[#da=3#]」
「うんー！」
「お、おう」


室戸兄弟は前家で酔っ払ってカラーボックスを大破した上一度[#da=3#]を踏みそうになった事がある。寿が即[#da=3#]を救出し、今にも暴れ出しそうな２人の首根っこを私が掴み猛吹雪の中外に放り投げてから禁酒になった。言わずとも２人と寿がそう決めていた。


『麦茶でいい？』
「おー、悪いな」
「まー、りんごー」
『リンゴジュースねー、』
「あ、買ってきたぞ！」
『なら康明おじちゃん飲ませてあげてねー』
「おじちゃー！」
「[#da=3#]、おじちゃんとこ行ってこい」
「あーい！」


康明の顔にへばりついた[#da=3#]を写メ連写して、２人が買ってきた食材を覗く。


『良かったね寿、大好きなお好み焼きですよ』
「お前等お好み焼きの材料買ってきたのか」
「なんかいいよなお好み焼きパーティー」
『ホットプレート用意するね』
「ぱぁぱー！」
「ん？」
「抱っこー！」
「おいで」
「なんか天地が優しい言葉使うと違和感あるよな」
「なー、前までなら汚い言葉のオンパレードだったからな！」
『寿パパは[#da=3#]に甘いから。』
「もし[#da=3#]に彼氏出来たらどーすんだよお前」
「滅多な事言うな大東真っ裸で市内１週させんぞ」
「将来[#da=3#]も反抗期でクソジジイとか言い出すんだぞ」
『康明も大東もやめてあげて、寿泣いちゃうから』
「泣かねーよ」
「う？」


夜膝の上で[#da=3#]を寝かせながら真剣に悩んでる寿パパを発見して苦笑いしてました。



（違うの→）