「今日康明と大東が来る」
『そうですか、ご飯どうします？』
「……普通通りでいい。飯までに帰らせる」
『って言って前もご飯食べたじゃないですか。作りますよ』
「……。頼む。[#da=3#]、」
「んぅ？」
「……」
『言わなきゃ解りませんよ』
「おいで」
「あーい！！」


無表情だが、長い付き合いだ、心底[#da=3#]を可愛がってるのが解る。多分心ではニヤけてるだろうなこの人。[#da=3#]の頭を凄く優しく撫でるその姿を見れば私以外だってすぐ解る。
知り合いが来た時はあまりしないが。恥ずかしいらしい。それどころか外では抱っこもあまりしないし手さえあまり繋がない。照れ屋か。照れ屋だな。

この前公園で善明さんが抱き上げた瞬間首絞めてたけど。


「まーま、」
『ん？』
「あいすたべる！」
『アイスねー、ご飯食べれなくなっちゃうから、おじちゃん達お菓子くれるから、ご飯食べたらにしようね？』
「えぇー！！」
「……名前、ちょっとくらい」
『は？』
「すまん」
『[#da=3#]～、おじちゃん達アイスもアンペンマンも持ってきてくれるよ～』
「あんえんま！」
『アンペンマン～』
「もしもし大東かお前来る時ぬいぐるみ頼むぬいぐるみ。そうそれ。おー。」


寿はなかなか[#da=3#]に甘いのですぐお菓子とか与えようとする。子供に甘いのは悪い事ではないが、ご飯は先に食べるの大事。


そこで高々とインターホンが鳴る。寿が[#da=3#]を降ろそうとするがいいよと断り玄関へ向かった。だって[#da=3#]が寿にしがみついて離れないもんだから。可愛い。


『はーい！』
「おー名前ー、俺だー」
『大東くんと康明おじちゃんだねー！』
「おうお前おじちゃんって」
『入って入ってー！』


お菓子やら食材やら持ち寄った２人が現れました