蓮次と結婚して、娘が２歳になった。ちょっとずつ言葉を話し始めて、私もデレデレだし蓮次もデレデレだ。特に蓮次のデレデレ具合は半端ない。


「名前」
『ん？どうしたの蓮次』
「あー……今日迫田と花が来るんだけどよ」
『本当？どうしよう、ご飯何にする？』
「馬鹿野郎、アイツ等になんか特別なもん作るような気遣いはいらねえ」
『なんで２人が来るって話する前言い淀んだ？』
「……[#da=3#]に迫田会わせたら泣かねえかな！！？」
『泣かないよ』
「アイツの顔の怖さ解ってんだろ！！？泣くぞ！！」
『迫ちゃんも花ちゃんも何回も会ってるでしょ。花ちゃんは怖くないし』
「でもよ……」
『あんまり叫ばないの、[#da=3#]起きちゃうでしょ』
「お口チャック」
『もう一回それやって、写メって尾崎に送るから』
「全力でやめて」


結婚して落ち着いた（落ち着いた？）蓮次はすっかり一児の父としてやってくれているし、たまには家事も手伝ってくれるいい夫だ。だが、親馬鹿すぎる節がある。人の事言えないけど。うちの娘可愛いから。


「よー蓮次！名前！来たぜー！」
「お邪魔しまーーーーす！！！」
「うるせぇテメー等！！[#da=3#]をショック死させる気か！！」
『蓮次、蓮次のが声大きいよ』
「お口ちゃ……悪い」
「お口？ん？蓮次くんなんだって？ん？」
「迫田、表出ろ」
「名前、[#da=3#]どこだ？」
『今部屋でゴロゴロしてるよ。[#da=3#]ー、花お兄ちゃんと迫田おじちゃん来たよー』
「名前お前おじちゃんって言った？」
「あーい！」
「ねえ今おじちゃんって」
「迫田おじちゃんうるせーぞ」
「おじちゃん……」


花ちゃんが[#da=3#]を抱っこして連れてきた。[#da=3#]は花ちゃんによく懐いている、まぁ花ちゃんに懐かない子供はいないだろう。迫ちゃんはよくいじられてる。……なんで拓海くんは泣かれるんだろう？顔だけはいいと思うんだけど


「お前拓海とよく喧嘩するからだろ」
『したっけ』
「笑顔でテーブルの下で脛蹴ってんだろお前」
『バレたか』
「バレるわ」