出られない部屋に入りました
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“一緒にお風呂に入らなきゃ出られない部屋”
『無理です』
「解る」
『無理です』
「でも出れねえな」
『無理です』
「そうだな」
『無理です』
「諦めろ」
『は?ふざけんなよ武藤蓮次16歳童貞ヤロー』
「17だし童貞じゃねーな」
『ぎゃーーー!!!!!!怖い!!無理!!!将五とかなら大丈夫なのに!!!』
「は?なんで」
『ちいちゃい頃は皆でお風呂入ってたしね。は?お前は無理だよ』
「とんでもなく腹立つな」
『そう?』
「あぁ」
『とりあえず一服しない?』
「そうな」
二人してカチ、と火を灯す。どうする?どうしようもねーな。
『え、お前嫌じゃないの?』
「まぁ普段なら幾らでも辞めようがあるな」
『違う答えになってない、嫌じゃないのって聞いてる』
「そりゃ俺と風呂に入りたいって意味で良いか?」
『ねえ゛蓮次くんさ~、たまに拓海とか大東とか世良と同じにおいするよ。いや大東はまだ可愛い方だけど』
「は?他の男の名前出すんじゃねーわこんな時に」
『喧しいわぶっ殺すよ』
「嫌じゃねーよ、お前健全な男が女と風呂入るっつったら喜ぶわ」
『……私は嫌だよ』
「一生出れなくてもか」
『……』
「お前、光政だったら入ってたか?」
『さぁ、どうだろうね。この状況でもしも、なんてのを求める余裕がないけど』
「はぁ~……」
『……なにその溜息』
「いんや。……お前はもう少し気を付けた方が良いよな、と思ってよ」
『何の話?蓮次くんが良かれと思って流した写真のせいで私が死にかけた話?』
「そっか~急にその話出しやがるか~、それに関しては話し合って終わったよな?」
『終わったね。でも、今蓮次くん、風呂の方見てたでしょ』
「おー」
『……ねえ。服のままなら良いよ』
「折角一緒に風呂入るのに?」
『肩を竦めるんじゃねーわ!!!日本人だろテメー』
「はいはい、お口が悪いこって」
『ハハ、実は涙脆い蓮次くんよりマシじゃない?』
「……」
『……』
「よいしょ」
『テメーーーーーーー!!!!!!ざっけんな降ろせ!!!』
「うるせーうるせー」
蓮次は名前を持ち上げ、暴れる名前にガッ!と大きめに唸ると大きく肩が揺れたので満足気に湯船の前まで運んだ。待って、と名前が言うのも聞かず、服を着たまんまザパン……と湯に入った。ちょっと熱いくらいの温度が気持ちいいけれど、二人は服を着てるから気持ち悪い。
「あはは」
『、に笑ってんだお前ふざけんなマジ、』
「こうでもしねーとお前腹決めれなかったろ?」
『それとこれとは話が別だボケナス!!!ほらドア開いたから!!!、はな、離せ、』
「な、名前」
『離せ!!!!!』
「今離したらお前、溺れるぞ」
『だからどうし、が、』
ぼと、と本当に蓮次が名前を湯船の中に落とした。もが、と名前の手が宙を掴む。何とか蓮次の服を掴み、浮かび上がる。
「な、溺れたろ」
『カハ、あ゛ー!お湯のんだわクソッタレ』
「な、名前」
『なに゛』
「お前、今俺に沈められると思わないんか」
『、は?』
「今俺の服、掴んだお前は可愛かったけどよ。……そうな、他の男のも掴むんだよな。解っちゃいるさ」
『蓮次、』
「それなら、俺のだけを掴むまで……突き放せば良いだけの話だと、思わねーか?」
そう言った蓮次の手は名前の肩を押した。一人には大きくても二人には小さな湯船の中で、死にかけは引き上げられ、沈められ……引き上げられて……そんな地獄のような甘い時間が数時間続いたのだった。
『無理です』
「解る」
『無理です』
「でも出れねえな」
『無理です』
「そうだな」
『無理です』
「諦めろ」
『は?ふざけんなよ武藤蓮次16歳童貞ヤロー』
「17だし童貞じゃねーな」
『ぎゃーーー!!!!!!怖い!!無理!!!将五とかなら大丈夫なのに!!!』
「は?なんで」
『ちいちゃい頃は皆でお風呂入ってたしね。は?お前は無理だよ』
「とんでもなく腹立つな」
『そう?』
「あぁ」
『とりあえず一服しない?』
「そうな」
二人してカチ、と火を灯す。どうする?どうしようもねーな。
『え、お前嫌じゃないの?』
「まぁ普段なら幾らでも辞めようがあるな」
『違う答えになってない、嫌じゃないのって聞いてる』
「そりゃ俺と風呂に入りたいって意味で良いか?」
『ねえ゛蓮次くんさ~、たまに拓海とか大東とか世良と同じにおいするよ。いや大東はまだ可愛い方だけど』
「は?他の男の名前出すんじゃねーわこんな時に」
『喧しいわぶっ殺すよ』
「嫌じゃねーよ、お前健全な男が女と風呂入るっつったら喜ぶわ」
『……私は嫌だよ』
「一生出れなくてもか」
『……』
「お前、光政だったら入ってたか?」
『さぁ、どうだろうね。この状況でもしも、なんてのを求める余裕がないけど』
「はぁ~……」
『……なにその溜息』
「いんや。……お前はもう少し気を付けた方が良いよな、と思ってよ」
『何の話?蓮次くんが良かれと思って流した写真のせいで私が死にかけた話?』
「そっか~急にその話出しやがるか~、それに関しては話し合って終わったよな?」
『終わったね。でも、今蓮次くん、風呂の方見てたでしょ』
「おー」
『……ねえ。服のままなら良いよ』
「折角一緒に風呂入るのに?」
『肩を竦めるんじゃねーわ!!!日本人だろテメー』
「はいはい、お口が悪いこって」
『ハハ、実は涙脆い蓮次くんよりマシじゃない?』
「……」
『……』
「よいしょ」
『テメーーーーーーー!!!!!!ざっけんな降ろせ!!!』
「うるせーうるせー」
蓮次は名前を持ち上げ、暴れる名前にガッ!と大きめに唸ると大きく肩が揺れたので満足気に湯船の前まで運んだ。待って、と名前が言うのも聞かず、服を着たまんまザパン……と湯に入った。ちょっと熱いくらいの温度が気持ちいいけれど、二人は服を着てるから気持ち悪い。
「あはは」
『、に笑ってんだお前ふざけんなマジ、』
「こうでもしねーとお前腹決めれなかったろ?」
『それとこれとは話が別だボケナス!!!ほらドア開いたから!!!、はな、離せ、』
「な、名前」
『離せ!!!!!』
「今離したらお前、溺れるぞ」
『だからどうし、が、』
ぼと、と本当に蓮次が名前を湯船の中に落とした。もが、と名前の手が宙を掴む。何とか蓮次の服を掴み、浮かび上がる。
「な、溺れたろ」
『カハ、あ゛ー!お湯のんだわクソッタレ』
「な、名前」
『なに゛』
「お前、今俺に沈められると思わないんか」
『、は?』
「今俺の服、掴んだお前は可愛かったけどよ。……そうな、他の男のも掴むんだよな。解っちゃいるさ」
『蓮次、』
「それなら、俺のだけを掴むまで……突き放せば良いだけの話だと、思わねーか?」
そう言った蓮次の手は名前の肩を押した。一人には大きくても二人には小さな湯船の中で、死にかけは引き上げられ、沈められ……引き上げられて……そんな地獄のような甘い時間が数時間続いたのだった。