第二回全面戦争篇
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壁を背に立つ##NAME1##と“常磐の二人”を囲むのは鳳仙学園の連中だった。無論、鳳仙は##NAME1##の身内である。困惑の目で##NAME1##達を見遣るが##NAME1##は少し困った顔をして立ち尽くすのみ。囲んじゃ居るけれど当然攻撃するつもりもない、##NAME1##を攻撃する意思なんてこれっぽっちだってありゃしねえ。
だが周囲の目は関係ない、これだけ目立つ鳳仙の連中が##NAME1##を倒したと広がりゃそれだけで良いのだから。
鳳仙の制服を着た連中の後ろに立つ梶間が手を震わせながら、メールを飛ばした。
##NAME1##達を囲んでいた鳳仙連中を逆に囲んだのは“顔を隠した常磐のネックレスを着けた連中”だった。どういう事だと声を上げ、戦闘態勢に入っていく。そうして光法が気付く、##NAME1##が震えている事に。両隣のヘンテコなマスクを着けた奴等が明らかに山田とタケじゃねーって事に。
もしかして、もしかして。政兄じゃねえから頭はそこまで回らねえけれど。
常磐のネックレスを着けた奴の咆哮があがり、戦闘が始まった。本当にこれが常磐連中であれば、この数相手に勝てるかすらも……
『んっふふふ、ふふ、あ゛ーー、つまんな。飽ーーきーーたーー!!!』
「は?」
「おいバカ」
『オイオイ馬鹿野郎……想定外の事が起きちまったんだから仕方ねーだろ?鳳仙囲むンなら私なら三倍の数は用意するね。は~……舐められたもんだ……梶間ァ、お前段取り悪くない?』
「……」
『足りねえよォ、全く』
##NAME1##は呆れた面でネックレスに手を伸ばす。一見すればプレートにしか見えないが、本物は小さいながらもハイテクな機械になっているのだ。
ビービービービッ!とんでもねえ爆音で鳴らしたその笛は本来常磐連中のネックレスと繋がって音が流れるものだ。鳳仙を囲む連中のネックレスからは、聞こえない。そして少し離れたところから、それは大量に聞こえてきた。
ビービービービッ!笛の鳴らし方一つで常磐の中では意味が違ってくる。この鳴らし方は、##NAME1##にしか許されない音であった。
『野郎共ォォォォオオオ!!!!!』
笛鳴らすよりデケェ声で怒鳴る。光法くんと勇京くんはちょっとクラっと来ちまった。
『“全ての準備が整った!”これより、蛇の舌を引っこ抜きにかかるぞ!!!!』
携帯を握る梶間の手に汗が滲んだ。
壁を背に立つ##NAME1##と“常磐の二人”を囲むのは鳳仙学園の連中だった。無論、鳳仙は##NAME1##の身内である。困惑の目で##NAME1##達を見遣るが##NAME1##は少し困った顔をして立ち尽くすのみ。囲んじゃ居るけれど当然攻撃するつもりもない、##NAME1##を攻撃する意思なんてこれっぽっちだってありゃしねえ。
だが周囲の目は関係ない、これだけ目立つ鳳仙の連中が##NAME1##を倒したと広がりゃそれだけで良いのだから。
鳳仙の制服を着た連中の後ろに立つ梶間が手を震わせながら、メールを飛ばした。
##NAME1##達を囲んでいた鳳仙連中を逆に囲んだのは“顔を隠した常磐のネックレスを着けた連中”だった。どういう事だと声を上げ、戦闘態勢に入っていく。そうして光法が気付く、##NAME1##が震えている事に。両隣のヘンテコなマスクを着けた奴等が明らかに山田とタケじゃねーって事に。
もしかして、もしかして。政兄じゃねえから頭はそこまで回らねえけれど。
常磐のネックレスを着けた奴の咆哮があがり、戦闘が始まった。本当にこれが常磐連中であれば、この数相手に勝てるかすらも……
『んっふふふ、ふふ、あ゛ーー、つまんな。飽ーーきーーたーー!!!』
「は?」
「おいバカ」
『オイオイ馬鹿野郎……想定外の事が起きちまったんだから仕方ねーだろ?鳳仙囲むンなら私なら三倍の数は用意するね。は~……舐められたもんだ……梶間ァ、お前段取り悪くない?』
「……」
『足りねえよォ、全く』
##NAME1##は呆れた面でネックレスに手を伸ばす。一見すればプレートにしか見えないが、本物は小さいながらもハイテクな機械になっているのだ。
ビービービービッ!とんでもねえ爆音で鳴らしたその笛は本来常磐連中のネックレスと繋がって音が流れるものだ。鳳仙を囲む連中のネックレスからは、聞こえない。そして少し離れたところから、それは大量に聞こえてきた。
ビービービービッ!笛の鳴らし方一つで常磐の中では意味が違ってくる。この鳴らし方は、##NAME1##にしか許されない音であった。
『野郎共ォォォォオオオ!!!!!』
笛鳴らすよりデケェ声で怒鳴る。光法くんと勇京くんはちょっとクラっと来ちまった。
『“全ての準備が整った!”これより、蛇の舌を引っこ抜きにかかるぞ!!!!』
携帯を握る梶間の手に汗が滲んだ。