第二回全面戦争篇
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『お、ナンパ成功?ナイス~』
「ナンパ?」
『梶間の妹ナンパさせた』
「は?聞いてないんですが」
「ステイステイ」
「カージィ落ち着きな~?はい座る」
「##NAME2##さん」
『余所余所しく##NAME1##ちゃんって呼べっつったろ』
「いやそれ馴れ馴れしい」
「一々馬鹿に構ってたら気が狂うよ」
『山田喧嘩売ってる?』
「##NAME1##っち、姫川クソ野郎?」
『そ。武装に貸してって言ったやつ。太っ腹な事でそれくらいだと貸しを返すなんてもんじゃないから別に返すから好きに使えってさ』
「え~っと。##NAME1##、梶間妹を監視から逃がすのにナンパ、誘拐って事でいい?」
「は?」
『正確には敬ちゃんに喧嘩売ってもらう為かな』
「は?」
姫川とかいう男は性格に難はありまくるけれど有能な男である。喧嘩の腕もまぁまぁ、頭も回る。臨機応変な動きが出来るしポーカーフェイスも上手い。そして何より相手を挑発する能力がカンストしている。
##NAME1##が姫川に頼んだのは梶間の妹をナンパ、監視の連中を挑発すること。妹ちゃんには少し怖い思いをさせるが仕方ない。
姫川の挑発に乗って殴りかかりでもしてくれたらパーフェクト、武装に喧嘩を売ったことになる。
『武装は身内だからさぁ、敬ちゃんが喧嘩売られたら私も心配で心配で……あっちに堂々と乗り込む事が出来るよねえ?』
「キッショ」
「姫川クソ野郎、それ承諾したの?割と危なくない?いや良いけどさ」
『ヒント、アイツは私にデカい借りがある』
「あった?」
『内緒。さ、忙しくなるよ』
パン!と##NAME1##が手を叩く。次々に携帯へ送られてくる情報を頭ん中でくるくる回していると、新しいメッセージが舞い込んだ。
『もしもし?ハイハイ。あ、そう。“ありがとうねえ”?』
「……誰?」
『さて、誰だろうね?』
「ねえタケちゃんあの女俺達に後ろめたい事してる」
「黙ってるって事は呆れるような事してる時の証拠ちや」
『ンはは……おっと、敬ちゃん妹ちゃん送った後尾行られてるね、予想通り』
「な、なんで。お前、それ、“常磐のネックレスやないか”!!!!!!」
その日から戸亜留市では襲撃が増えた。姫川敬は戸亜留市に命からがら戻り、##NAME1##に吼える。「常磐に裏切りモンが居るぞ」と。だが##NAME1##はそんなわけが無い、私の見込んだ奴等が裏切る事は絶対にないと吐き捨てたのだった。
「んで、何考えてんだ?」
『……は~ヤダヤダ、私にプライベートは無いってか?将五』
「考え事する時いつも来るもんな」
場所は人気のねえ公園だった。加地屋の近くにあるこの公園は昼間は子供達がキャッキャと遊び回っていて賑やかだけれど、夕方になると急に静寂が耳に響く程閑散とする。ベンチでぷかぷか紫煙を燻らせいつも以上に無気力な面をする##NAME1##に将五は軽く笑って隣に座る。
「お前なら姫川にあんな情報落とされたらすぐ調べるだろ。頭に血が上った演技までしやがって」
『……』
「顔隠してたらしいけど、常磐のネックレスはまぁ見違えないよな。笛になってるしよ、俺等は毎度お前ので見慣れてるから余計に」
『将五』
「ん?」
『お前馬鹿だけど、まぁ仕方ないからヒントだけやるよ』
「なんで罵倒された?」
『今のとこ、私の思い通りに事が進んでる、とだけ言っといてやる』
##NAME1##は煙草を揉み消して携帯灰皿に仕舞う。指をトン、と将五の胸に当てた。
『武装も、鳳仙も、鈴蘭も……他の奴等も。今のとこ私の手の上だよ』
「##NAME1##」
『ん?怒った?』
「年々俺より兄貴に似るのやめろ」
『そっちぃ?????』
言ってることは不穏だけれど、将五は長年の勘でこの女が自分達の害になるような事はしていない事が解った。姫川は危ない目にあったけれど結局無傷であったし、何より自分に許可を取った挙句本人にも了承を得ているので害になったとは言えない。
「あんまり……言ったところでだが、危ない事はすんなよ」
『ハハ、ホントに言ったところで、だ。でもごめんね?』
「ん?」
『ごめんね?』
「ん???」
次の日、##NAME2####NAME1##が重傷の状態で見付かったと戸亜留市勢力に情報が知れ渡った。
『お、ナンパ成功?ナイス~』
「ナンパ?」
『梶間の妹ナンパさせた』
「は?聞いてないんですが」
「ステイステイ」
「カージィ落ち着きな~?はい座る」
「##NAME2##さん」
『余所余所しく##NAME1##ちゃんって呼べっつったろ』
「いやそれ馴れ馴れしい」
「一々馬鹿に構ってたら気が狂うよ」
『山田喧嘩売ってる?』
「##NAME1##っち、姫川クソ野郎?」
『そ。武装に貸してって言ったやつ。太っ腹な事でそれくらいだと貸しを返すなんてもんじゃないから別に返すから好きに使えってさ』
「え~っと。##NAME1##、梶間妹を監視から逃がすのにナンパ、誘拐って事でいい?」
「は?」
『正確には敬ちゃんに喧嘩売ってもらう為かな』
「は?」
姫川とかいう男は性格に難はありまくるけれど有能な男である。喧嘩の腕もまぁまぁ、頭も回る。臨機応変な動きが出来るしポーカーフェイスも上手い。そして何より相手を挑発する能力がカンストしている。
##NAME1##が姫川に頼んだのは梶間の妹をナンパ、監視の連中を挑発すること。妹ちゃんには少し怖い思いをさせるが仕方ない。
姫川の挑発に乗って殴りかかりでもしてくれたらパーフェクト、武装に喧嘩を売ったことになる。
『武装は身内だからさぁ、敬ちゃんが喧嘩売られたら私も心配で心配で……あっちに堂々と乗り込む事が出来るよねえ?』
「キッショ」
「姫川クソ野郎、それ承諾したの?割と危なくない?いや良いけどさ」
『ヒント、アイツは私にデカい借りがある』
「あった?」
『内緒。さ、忙しくなるよ』
パン!と##NAME1##が手を叩く。次々に携帯へ送られてくる情報を頭ん中でくるくる回していると、新しいメッセージが舞い込んだ。
『もしもし?ハイハイ。あ、そう。“ありがとうねえ”?』
「……誰?」
『さて、誰だろうね?』
「ねえタケちゃんあの女俺達に後ろめたい事してる」
「黙ってるって事は呆れるような事してる時の証拠ちや」
『ンはは……おっと、敬ちゃん妹ちゃん送った後尾行られてるね、予想通り』
「な、なんで。お前、それ、“常磐のネックレスやないか”!!!!!!」
その日から戸亜留市では襲撃が増えた。姫川敬は戸亜留市に命からがら戻り、##NAME1##に吼える。「常磐に裏切りモンが居るぞ」と。だが##NAME1##はそんなわけが無い、私の見込んだ奴等が裏切る事は絶対にないと吐き捨てたのだった。
「んで、何考えてんだ?」
『……は~ヤダヤダ、私にプライベートは無いってか?将五』
「考え事する時いつも来るもんな」
場所は人気のねえ公園だった。加地屋の近くにあるこの公園は昼間は子供達がキャッキャと遊び回っていて賑やかだけれど、夕方になると急に静寂が耳に響く程閑散とする。ベンチでぷかぷか紫煙を燻らせいつも以上に無気力な面をする##NAME1##に将五は軽く笑って隣に座る。
「お前なら姫川にあんな情報落とされたらすぐ調べるだろ。頭に血が上った演技までしやがって」
『……』
「顔隠してたらしいけど、常磐のネックレスはまぁ見違えないよな。笛になってるしよ、俺等は毎度お前ので見慣れてるから余計に」
『将五』
「ん?」
『お前馬鹿だけど、まぁ仕方ないからヒントだけやるよ』
「なんで罵倒された?」
『今のとこ、私の思い通りに事が進んでる、とだけ言っといてやる』
##NAME1##は煙草を揉み消して携帯灰皿に仕舞う。指をトン、と将五の胸に当てた。
『武装も、鳳仙も、鈴蘭も……他の奴等も。今のとこ私の手の上だよ』
「##NAME1##」
『ん?怒った?』
「年々俺より兄貴に似るのやめろ」
『そっちぃ?????』
言ってることは不穏だけれど、将五は長年の勘でこの女が自分達の害になるような事はしていない事が解った。姫川は危ない目にあったけれど結局無傷であったし、何より自分に許可を取った挙句本人にも了承を得ているので害になったとは言えない。
「あんまり……言ったところでだが、危ない事はすんなよ」
『ハハ、ホントに言ったところで、だ。でもごめんね?』
「ん?」
『ごめんね?』
「ん???」
次の日、##NAME2####NAME1##が重傷の状態で見付かったと戸亜留市勢力に情報が知れ渡った。