うちの息子がすみません!
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※不良主が結婚して高校生になる息子がいる設定
(原田十希夫との息子の場合)
「お前、鈴蘭行くんか?」
「そーだけど」
親父は昔鈴蘭に通っていたらしい。自分達が住む地区では色んな高校があって、その中でも悪い奴等が集まるのが鳳仙や鈴蘭である。どうせ頭も悪いし、鈴蘭は鳳仙よりも近いし……なにより俺みたいな不良なら絶対に憧れるのは鈴蘭で。進路の話でそれを母ちゃんに言えばめちゃくちゃにキレられてしまったけれど。
「母ちゃんがお前と喧嘩したって聞いたからよ」
「……。別に、どこ行ったって良いだろ。なんで母ちゃんあんな怒るんだよ」
「そりゃーお前、アイツの鈴蘭嫌いは昔からだからな」
「そうなのか?親父も鈴蘭だったのに?」
「おー。俺等の世代で鈴蘭で好かれてたのは二三人くらいだからな、俺含めて。ま、あとは……多分、普通に心配なんだと思うがよ」
「心配?反抗期で怒鳴ったら謝るまで関節技決めてくるような母ちゃんが?」
「息子で良かったなお前。本気で決められてたら骨折れてたぞ」
ンな事言われてもこの息子にはあまり想像がつかなかった。確かにあからさまに自分が悪い時はめちゃくちゃ怒られるけれど、あの母親はそこまで暴力的ではないので。母ちゃん元ヤン?と聞いたら『は?私はいつだって一般ピーポーだわ二度と言うなよ』と吐き捨てられたこともあった。口は悪いけど、それだけだろうと。出身校である常磐高校も一般生徒しか居ないような高校であったし。
そう言うと父である十希夫はすッッッッごく苦い顔をした。お前幸せな頭してるよな……とか言うから馬鹿にしてんのかアンタ、と言えばわしゃわしゃと頭を撫でられた。やめろよ。そんな歳じゃねーんだよ。
「ま、アイツもお前が決めたなら文句はもう言わねーさ。ただ、鈴蘭に通うからにゃクソみてーな事はするんじゃねーぞ」
原田家は割と仲が良かった。思春期に親と買い物とかは行かない奴等が多いけれど、行かねーよと言えば母親が怖い顔では?ママンのお誘いを断る気か??と唸るし、親父はは?買い物する量多い事解ってんだろ母ちゃんに重い物を持たす気か?殺すぞとキレてくるので。
そんで息子である##NAME4##は原田家ではとても大事な役割を担っていた。料理である。親父は現場によって帰る時間が違うけれど基本遅いし、母親もまぁ何して働いてるかは知らんが夕方に帰るので。重要なのは、母親が包丁を握れないということ。なんでかは知らないけれど、小さい頃から母親は料理は出来ても包丁で材料を切る事が出来なかったから、##NAME4##は包丁の扱いを覚えた。反抗期の時でさえ朝のうちに暫く使える分の材料を切ってタッパに入れてそのまま帰ってこないなんて事をしていたので。じゃないと帰った時に親父に、もしくは連絡もなしに家に帰らないと母親の友達とかいう男二人に探し出されて殺される。歳が歳なのに親父の拳はとんでもなく重いし男二人の蹴りはめちゃくちゃ痛いのだ。
母親が早く帰ったら飯を作るけれど、遅い時は##NAME4##が飯を作る事もあった。なので買い物は大体家族揃って休みの日にまとめ買いが常である。
「母ちゃん今日飯何」
『んあ~~~、待って。十希夫くん』
「なんでもいい」
「親父ふざけんな何でもいいが一番困るんだよ」
『流石私の息子もっと言え』
「?だってお前等が作る料理なんでも美味いしよ」
『は?好きなんだけど』
「俺も」
「スーパーでイチャつくのやめろ何歳だと思ってんだ畜生」
『何お前女居ないから嫉妬か?ウケる』
「##NAME1##、多分##NAME4##は母ちゃんを取られたと思ってな」
「いいからカートさっさと押せ馬鹿親父!!」
仲が良すぎるのも考えものである。ガキの頃は良いけれど、この歳になって親がラブラブなのは目に毒なので。
「ん?原田か」
「げ」
お~!と手を振るのは##NAME4##の担任である男だった。妙に熱血気味で思春期な##NAME4##にはちょっとウザい。母ちゃん達と買い物か?と聞くのでそうだけど、と返すと親父達が二人して「え゛!」と声を上げた。
「花澤さん!!!?」
『三郎くんじゃん!!!』
「は!!?十希夫と##NAME1##ちゃんじゃねーか!!」
「は?」
『ウケる~完全にオッサンじゃんアンタ』
「##NAME1##、俺等殆ど同世代なんだからやめろ」
「元気そうだな!……え?原田、え?!息子か!?」
『そだよ!##NAME4##はうちの息子。え?なに?』
「俺の生徒」
『ウケる!』
「息子が世話になってます……」
「なんて?」
どうやら担任である花澤は鈴蘭出身で、親父の先輩だったらしい。親父が畏まるのになんで母ちゃんタメ口なんだよ。親父の後輩なんだろアンタ、と言えば『え?私が鈴蘭如きに畏まる必要ある?』と抜かして花澤と親父二人して「目の前で言うな馬鹿!」と怒られていたけど。母ちゃん一体何者なんだ。
『あ、三郎くん今日のご飯は?』
「なんも決めてねーけど」
『食べに来なさいよ、どうせろくた飯食ってないでしょ、奥手だから嫁もまだいねーし』
「ん゛~##NAME1##ちゃん相変わらず一言二言三言多いな、でも」
「花澤さん」
「ん?」
「##NAME1##が来いって言うんで……」
「十希夫お前すっかり愛妻家だな……」
「は?待て担任が来るの嫌なんだけど」
『じゃあ三郎くん今日は私の兄貴分って事で来るよね?』
「待ってくれ、今俺耳あるか?大丈夫か?今俺兄貴分って言われた?ちょっと自慢してくる」
「ステイステイ」
『ま~た春道くんの話かよ……』
「勘弁しろよ……」
※不良主が結婚して高校生になる息子がいる設定
(原田十希夫との息子の場合)
「お前、鈴蘭行くんか?」
「そーだけど」
親父は昔鈴蘭に通っていたらしい。自分達が住む地区では色んな高校があって、その中でも悪い奴等が集まるのが鳳仙や鈴蘭である。どうせ頭も悪いし、鈴蘭は鳳仙よりも近いし……なにより俺みたいな不良なら絶対に憧れるのは鈴蘭で。進路の話でそれを母ちゃんに言えばめちゃくちゃにキレられてしまったけれど。
「母ちゃんがお前と喧嘩したって聞いたからよ」
「……。別に、どこ行ったって良いだろ。なんで母ちゃんあんな怒るんだよ」
「そりゃーお前、アイツの鈴蘭嫌いは昔からだからな」
「そうなのか?親父も鈴蘭だったのに?」
「おー。俺等の世代で鈴蘭で好かれてたのは二三人くらいだからな、俺含めて。ま、あとは……多分、普通に心配なんだと思うがよ」
「心配?反抗期で怒鳴ったら謝るまで関節技決めてくるような母ちゃんが?」
「息子で良かったなお前。本気で決められてたら骨折れてたぞ」
ンな事言われてもこの息子にはあまり想像がつかなかった。確かにあからさまに自分が悪い時はめちゃくちゃ怒られるけれど、あの母親はそこまで暴力的ではないので。母ちゃん元ヤン?と聞いたら『は?私はいつだって一般ピーポーだわ二度と言うなよ』と吐き捨てられたこともあった。口は悪いけど、それだけだろうと。出身校である常磐高校も一般生徒しか居ないような高校であったし。
そう言うと父である十希夫はすッッッッごく苦い顔をした。お前幸せな頭してるよな……とか言うから馬鹿にしてんのかアンタ、と言えばわしゃわしゃと頭を撫でられた。やめろよ。そんな歳じゃねーんだよ。
「ま、アイツもお前が決めたなら文句はもう言わねーさ。ただ、鈴蘭に通うからにゃクソみてーな事はするんじゃねーぞ」
原田家は割と仲が良かった。思春期に親と買い物とかは行かない奴等が多いけれど、行かねーよと言えば母親が怖い顔では?ママンのお誘いを断る気か??と唸るし、親父はは?買い物する量多い事解ってんだろ母ちゃんに重い物を持たす気か?殺すぞとキレてくるので。
そんで息子である##NAME4##は原田家ではとても大事な役割を担っていた。料理である。親父は現場によって帰る時間が違うけれど基本遅いし、母親もまぁ何して働いてるかは知らんが夕方に帰るので。重要なのは、母親が包丁を握れないということ。なんでかは知らないけれど、小さい頃から母親は料理は出来ても包丁で材料を切る事が出来なかったから、##NAME4##は包丁の扱いを覚えた。反抗期の時でさえ朝のうちに暫く使える分の材料を切ってタッパに入れてそのまま帰ってこないなんて事をしていたので。じゃないと帰った時に親父に、もしくは連絡もなしに家に帰らないと母親の友達とかいう男二人に探し出されて殺される。歳が歳なのに親父の拳はとんでもなく重いし男二人の蹴りはめちゃくちゃ痛いのだ。
母親が早く帰ったら飯を作るけれど、遅い時は##NAME4##が飯を作る事もあった。なので買い物は大体家族揃って休みの日にまとめ買いが常である。
「母ちゃん今日飯何」
『んあ~~~、待って。十希夫くん』
「なんでもいい」
「親父ふざけんな何でもいいが一番困るんだよ」
『流石私の息子もっと言え』
「?だってお前等が作る料理なんでも美味いしよ」
『は?好きなんだけど』
「俺も」
「スーパーでイチャつくのやめろ何歳だと思ってんだ畜生」
『何お前女居ないから嫉妬か?ウケる』
「##NAME1##、多分##NAME4##は母ちゃんを取られたと思ってな」
「いいからカートさっさと押せ馬鹿親父!!」
仲が良すぎるのも考えものである。ガキの頃は良いけれど、この歳になって親がラブラブなのは目に毒なので。
「ん?原田か」
「げ」
お~!と手を振るのは##NAME4##の担任である男だった。妙に熱血気味で思春期な##NAME4##にはちょっとウザい。母ちゃん達と買い物か?と聞くのでそうだけど、と返すと親父達が二人して「え゛!」と声を上げた。
「花澤さん!!!?」
『三郎くんじゃん!!!』
「は!!?十希夫と##NAME1##ちゃんじゃねーか!!」
「は?」
『ウケる~完全にオッサンじゃんアンタ』
「##NAME1##、俺等殆ど同世代なんだからやめろ」
「元気そうだな!……え?原田、え?!息子か!?」
『そだよ!##NAME4##はうちの息子。え?なに?』
「俺の生徒」
『ウケる!』
「息子が世話になってます……」
「なんて?」
どうやら担任である花澤は鈴蘭出身で、親父の先輩だったらしい。親父が畏まるのになんで母ちゃんタメ口なんだよ。親父の後輩なんだろアンタ、と言えば『え?私が鈴蘭如きに畏まる必要ある?』と抜かして花澤と親父二人して「目の前で言うな馬鹿!」と怒られていたけど。母ちゃん一体何者なんだ。
『あ、三郎くん今日のご飯は?』
「なんも決めてねーけど」
『食べに来なさいよ、どうせろくた飯食ってないでしょ、奥手だから嫁もまだいねーし』
「ん゛~##NAME1##ちゃん相変わらず一言二言三言多いな、でも」
「花澤さん」
「ん?」
「##NAME1##が来いって言うんで……」
「十希夫お前すっかり愛妻家だな……」
「は?待て担任が来るの嫌なんだけど」
『じゃあ三郎くん今日は私の兄貴分って事で来るよね?』
「待ってくれ、今俺耳あるか?大丈夫か?今俺兄貴分って言われた?ちょっと自慢してくる」
「ステイステイ」
『ま~た春道くんの話かよ……』
「勘弁しろよ……」