不良主に『出来ちゃった』って言われる皆さん
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【佐々木春】
「##NAME1##さん、何隠してんすか」
風呂の準備をしていた##NAME1##の動きが止まる。この男はいつもそうだ、昔から##NAME1##が隠したい事とか、もう少しだけと先延ばしにしようとする事をすぐ見抜いてきやがる。
なんの事、と言えば誤魔化す気すか、と少し強めに言われる。もうダメかぁ、と溜め息を吐いた。
『春』
「はい」
『別れるかぁ』
「あ?」
仕事終わりで疲れてるってのに、包丁が未だに握れない##NAME1##の為に晩飯の用意をしていた春が思わず低く唸って包丁を置いた。ずんずんと##NAME1##まで近付いて腕を取る。春はよく知っているけれど、この女は時々急激な不安感に襲われる事がある。それも中坊の頃から。学生の頃は責任を伴って居たのでまだ大丈夫だったけれど……今日のこれは酷いのでは?
「##NAME1##さん」
『う、』
「まず一つずつ片付けましょう。最近具合悪そうにしてましたよね」
『、』
「今日病院行くって言ってましたよね」
『……』
「##NAME1##さん、言ってくれなきゃ解らねえ。病院でなんて言われたんです」
そう言うと##NAME1##はぐ、と呻いて、少ししてから……出来ちゃった、と呟いた。春はぽかんとしちまって、気まずそうに俯く##NAME1##にはぁ~~~~~~~~~……とどデカい溜め息を落とし、##NAME1##をソファに座らせてあのね、と自分も座る。
「あのね馬鹿」
『おい』
「いや今回は言わせてもらいますよこの大馬鹿女」
ガシガシと頭を掻いてあーだのうーだの言って。言いたい事が多すぎて上手く纏まらない。そもそもこの女は年下である春にこんだけ付き合ってると言うのにまだ気を遣ってる節があった。
「俺はそんなに頼りになりませんか」
『いや、』
「そもそもね」
『はい』
「出来て困るなら中に出さんでしょうが」
『そういう話やめてもろて良いです????』
「そういう話になったのはアンタのせいだが?????大体ね、なにかデカい病気にでもなったんだと思っただろうが」
『や……でも……』
「次の検診は」
『え?や、来月……』
「日にち後で教えてくださいね、空けますんで。あとそれ兄貴達に言いましたか」
『まだ……』
「じゃあ次の休みの日に行きましょう、大丈夫っす二発までなら殴られる覚悟出来てるんで」
『なん……???』
「俺は子供は大歓迎です。それ以外にあと不安なことは」
『……親になるってどんな感じだろうね』
「そりゃ俺も解りません。なんで、二人でやっていきましょう。大丈夫、この街にゃ頼れる人達が沢山居るでしょう」
『……うん』
「あと不安なことは」
『ない゛……』
「二度と別れるなんて言わんでくださいよ、仕舞いには怒りますからね」
全く、とごめんと謝る##NAME1##の頭を撫でて春は台所に戻った。食べ終わって、漸く実感が湧いてきて……兄貴!!!?と色んな人に電話したのだった。
「##NAME1##さん、何隠してんすか」
風呂の準備をしていた##NAME1##の動きが止まる。この男はいつもそうだ、昔から##NAME1##が隠したい事とか、もう少しだけと先延ばしにしようとする事をすぐ見抜いてきやがる。
なんの事、と言えば誤魔化す気すか、と少し強めに言われる。もうダメかぁ、と溜め息を吐いた。
『春』
「はい」
『別れるかぁ』
「あ?」
仕事終わりで疲れてるってのに、包丁が未だに握れない##NAME1##の為に晩飯の用意をしていた春が思わず低く唸って包丁を置いた。ずんずんと##NAME1##まで近付いて腕を取る。春はよく知っているけれど、この女は時々急激な不安感に襲われる事がある。それも中坊の頃から。学生の頃は責任を伴って居たのでまだ大丈夫だったけれど……今日のこれは酷いのでは?
「##NAME1##さん」
『う、』
「まず一つずつ片付けましょう。最近具合悪そうにしてましたよね」
『、』
「今日病院行くって言ってましたよね」
『……』
「##NAME1##さん、言ってくれなきゃ解らねえ。病院でなんて言われたんです」
そう言うと##NAME1##はぐ、と呻いて、少ししてから……出来ちゃった、と呟いた。春はぽかんとしちまって、気まずそうに俯く##NAME1##にはぁ~~~~~~~~~……とどデカい溜め息を落とし、##NAME1##をソファに座らせてあのね、と自分も座る。
「あのね馬鹿」
『おい』
「いや今回は言わせてもらいますよこの大馬鹿女」
ガシガシと頭を掻いてあーだのうーだの言って。言いたい事が多すぎて上手く纏まらない。そもそもこの女は年下である春にこんだけ付き合ってると言うのにまだ気を遣ってる節があった。
「俺はそんなに頼りになりませんか」
『いや、』
「そもそもね」
『はい』
「出来て困るなら中に出さんでしょうが」
『そういう話やめてもろて良いです????』
「そういう話になったのはアンタのせいだが?????大体ね、なにかデカい病気にでもなったんだと思っただろうが」
『や……でも……』
「次の検診は」
『え?や、来月……』
「日にち後で教えてくださいね、空けますんで。あとそれ兄貴達に言いましたか」
『まだ……』
「じゃあ次の休みの日に行きましょう、大丈夫っす二発までなら殴られる覚悟出来てるんで」
『なん……???』
「俺は子供は大歓迎です。それ以外にあと不安なことは」
『……親になるってどんな感じだろうね』
「そりゃ俺も解りません。なんで、二人でやっていきましょう。大丈夫、この街にゃ頼れる人達が沢山居るでしょう」
『……うん』
「あと不安なことは」
『ない゛……』
「二度と別れるなんて言わんでくださいよ、仕舞いには怒りますからね」
全く、とごめんと謝る##NAME1##の頭を撫でて春は台所に戻った。食べ終わって、漸く実感が湧いてきて……兄貴!!!?と色んな人に電話したのだった。