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『ドッジボール？やるしかねえな』
「はぁ～何年ぶりかな～」
「なんで俺達が……」
「おかしいおかしいおかしい」
「待て待て待てAチームやべー奴居る」


女バスが1位、男子バレーが2位で女子バレーが2位。まぁまぁですね。これで柔道とか射的とか弓道勝負とかあったら完璧だったけど他の奴等が勝ち目がねえ！ってキレたから……。

ンでも常磐は代々学祭と体育祭はガッチガチのガチである。なので、ルール違反にならなければどんな手でも使う。


『三年A組～！！』
「内藤一期で～す！！！！」
「内藤一会でーす！」
「他所様じゃねえか！！！」
「天地軍団とこの双子連れてくんのはズルいべお前！！！」
『そんな事ルールにありましぇーん』
「双子なんで？」
「おうコラ一期一会～。なんで？」
「##NAME1##。脅された。天っちと大東は泣いた」
「理解した」


これに関してはAチームも予想外。この双子脅して連れてくるのなに？双子だけあって連携取れまくりなので##NAME1##に指示され一期と山田はわざと当たって相手の陣地に向かった。地獄の始まりである。


『山田ァ！』
「あいよォ！！」
「一期！」
「オラ゛ァ！！」
「ヘイ一会俺ちんに寄越せ」
「おらよ」
「テメー当てようとしやがったな！！！？」
『あ゛ッユキ！！カバー！！』
「はい！！！」
「ごめんありがと！！」
「いーえ！！」
「化け物じゃねーか！！！！」


ドッジボールは堂々の1位。フハハ……と笑う##NAME1##に鬼だ……あの野郎コネをフル活用してやがると慄いた。ちなみに一年生の体育祭は連れ込み無しで二年生の体育祭はバスケに黒澤が、バレーに真島が、綱引きで神戸が出た。


「あ！##NAME1##あっちにツトム居る！」
「鈴蘭のでかいヤツじゃん」
『大丈夫』
「え」
『は～い出番ですよ～！！二年A組～！！』
「佐々木春です」
「月本光法です」
「嘘やん」
「春ちゃさっきまで応援席に居たのに……」
「法兄まで居る！！」


月光兄妹勢揃いな常磐高校である。心做しか二人共めちゃくちゃやる気満々なのは##NAME1##がツトムが出る事を調べさせていたからである。
『ツトム敵に出るんだけどお前出るよね？』と二人に声をかけたら光法は勿論出るし、春は##NAME1##ガチ勢なのでそりゃ出ないわけが無い。


『殿は春頼むよ』
「ウス」
「光法、前出な」
「あの鈴蘭のクソ潰したれ」
「任せてくださいッス」
「ンだと痺れフグ」