常磐高校体育祭
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「いいか皆、俺達三年にとっては今年は最後の体育祭だ」
常磐高校の体育祭は秋に行われる。公平を期すために組み分けはそれぞれの学年A、B、C組で分けられ、##NAME1##達A組は一二年のA組と体育館に集まっていた。夏休み前に行われる学校祭は出店の売り上げでクラス会に予算が振り分けられ、体育祭で優勝したチームには単位が足りない者には単位を、足りてる者には良評価、もしくは冬休みの宿題無しの権利が与えられる。
一二年は全部欲しいし、三年は大学に進む奴は良評価が、行かねー奴は普通に宿題無しにしたい。そんなこんなで皆殺気立っているというわけ。
「んでも、学年通して……言っちゃあれっすけど、運動音痴多くありません?」
「そうだな。かく言う3Aも半分は運動音痴だ」
一二年はまぁぼちぼち出来る奴と全然出来ねーって奴。三年は極端で、まぁ出来ねー奴とめちゃくちゃ出来る奴で分かれている。
『それでなんだけど、まぁやりたくねー奴は頑張ってくれりゃ良いけどとりあえず全員希望聞きたいのね。運動出来ねーけど比較的これは出来る、これは好きっての。運動出来ねーからと言って全部1つに纏めると私がウザい』
「まぁ常磐連中って大体負けず嫌いが多いからそこの心配はしてないけど」
体育祭の競技は屋内競技と屋外競技で分かれている。一日目は屋内、二日目は屋外。必ず一つの種目には出ること。クラス間での入れ替えは不可、というルール。逆にそれ以外は大体許されてる。
『書記~!』
「まず屋内から決めましょ。遠慮しないでね、もし大幅に偏ったらズレて貰うけど、上手くやるし……負ける気もないから」
屋内は男女バスケ、男女バレー、男女混合ドッジボール、綱引き。綱引きは男子十人女子十人で決めて、バスケとバレー、ドッジボールも含めてトーナメント形式である。
「下手くそだけどバスケやりたいです……」
『お、良いよ!女子バスケ一名様~!』
「じゃあ女バス一人入っても良いわよね##NAME1##」
『うん、上手く回せよ。二人ね~』
この学校の生徒は皆知ってるけれど、##NAME1##は球技で山田やタケと運動音痴組に入って無双するのが大得意である。それを知ってるから他学年も安心して手を挙げられるってわけ。
大方決まって、次は屋外。100m、200m、400m、1200m、借り物リレー、父兄参加型二人三脚。大縄跳び。
『待って』
「父兄参加型二人三脚と借り物リレーは絶対面白いから##NAME1##入れようね」
「その為だけに私この競技作ったのよ」
『嘘だろ裏切りの書記』
「##NAME1##っちリレーとかは足遅いけど~まぁいけるっしょ」
「タケ1200出んの?大体の種目に居るの笑う」
「言うて友っちも大体出てるし400と借り物出てんじゃん」
そうして地獄の練習期間である。体育館は空いてるのに全チーム違う所で練習するガチ具合。情報は命である。
『って事なので……』
「おう」
『あのね……』
「任せておけ、父兄の枠は俺が入る」
「は?俺だが」
「ざけんな俺だわ」
「十三兄貴、俺が行きますって」
「いやここは俺が」
「兄貴達ちょっといいですか?ここは俺が出るんで」
「ワンチャン俺出れませんか?」
「「「………………」」」
『デスヨネー……』
上から十三、龍信、竜也、好誠、柳、清広、春である。家に帰ってすぐ大声で父兄二人三脚出てーと叫んだら龍信と竜也と好誠と柳が居て、ちょうど好誠が春と居た清広と電話してたからまぁ大変。やらかした……と頭を抱えるも既に喧嘩になりかけてるのでもう無視である。あと春、お前は弟枠だろが。
『んでとっきー、来てくれんの』
《土曜と日曜日だろ、日曜日なら行ける》
『おけまる待ってるね』
《動きやすい格好で行けばいいか???》
『ど~して……?』
《ワンチャン俺が駆り出されるかも知れねえお前の学校なら》
『まさかまさかそんなァ~!!……無いとは言いきれないのが怖くない?』
《とても怖い。結局父兄はどーなんだよ》
『今階下で好誠さんのデスソースに当たった声がした』
《村田家バトルロワイヤルか?》
常磐高校の体育祭は秋に行われる。公平を期すために組み分けはそれぞれの学年A、B、C組で分けられ、##NAME1##達A組は一二年のA組と体育館に集まっていた。夏休み前に行われる学校祭は出店の売り上げでクラス会に予算が振り分けられ、体育祭で優勝したチームには単位が足りない者には単位を、足りてる者には良評価、もしくは冬休みの宿題無しの権利が与えられる。
一二年は全部欲しいし、三年は大学に進む奴は良評価が、行かねー奴は普通に宿題無しにしたい。そんなこんなで皆殺気立っているというわけ。
「んでも、学年通して……言っちゃあれっすけど、運動音痴多くありません?」
「そうだな。かく言う3Aも半分は運動音痴だ」
一二年はまぁぼちぼち出来る奴と全然出来ねーって奴。三年は極端で、まぁ出来ねー奴とめちゃくちゃ出来る奴で分かれている。
『それでなんだけど、まぁやりたくねー奴は頑張ってくれりゃ良いけどとりあえず全員希望聞きたいのね。運動出来ねーけど比較的これは出来る、これは好きっての。運動出来ねーからと言って全部1つに纏めると私がウザい』
「まぁ常磐連中って大体負けず嫌いが多いからそこの心配はしてないけど」
体育祭の競技は屋内競技と屋外競技で分かれている。一日目は屋内、二日目は屋外。必ず一つの種目には出ること。クラス間での入れ替えは不可、というルール。逆にそれ以外は大体許されてる。
『書記~!』
「まず屋内から決めましょ。遠慮しないでね、もし大幅に偏ったらズレて貰うけど、上手くやるし……負ける気もないから」
屋内は男女バスケ、男女バレー、男女混合ドッジボール、綱引き。綱引きは男子十人女子十人で決めて、バスケとバレー、ドッジボールも含めてトーナメント形式である。
「下手くそだけどバスケやりたいです……」
『お、良いよ!女子バスケ一名様~!』
「じゃあ女バス一人入っても良いわよね##NAME1##」
『うん、上手く回せよ。二人ね~』
この学校の生徒は皆知ってるけれど、##NAME1##は球技で山田やタケと運動音痴組に入って無双するのが大得意である。それを知ってるから他学年も安心して手を挙げられるってわけ。
大方決まって、次は屋外。100m、200m、400m、1200m、借り物リレー、父兄参加型二人三脚。大縄跳び。
『待って』
「父兄参加型二人三脚と借り物リレーは絶対面白いから##NAME1##入れようね」
「その為だけに私この競技作ったのよ」
『嘘だろ裏切りの書記』
「##NAME1##っちリレーとかは足遅いけど~まぁいけるっしょ」
「タケ1200出んの?大体の種目に居るの笑う」
「言うて友っちも大体出てるし400と借り物出てんじゃん」
そうして地獄の練習期間である。体育館は空いてるのに全チーム違う所で練習するガチ具合。情報は命である。
『って事なので……』
「おう」
『あのね……』
「任せておけ、父兄の枠は俺が入る」
「は?俺だが」
「ざけんな俺だわ」
「十三兄貴、俺が行きますって」
「いやここは俺が」
「兄貴達ちょっといいですか?ここは俺が出るんで」
「ワンチャン俺出れませんか?」
「「「………………」」」
『デスヨネー……』
上から十三、龍信、竜也、好誠、柳、清広、春である。家に帰ってすぐ大声で父兄二人三脚出てーと叫んだら龍信と竜也と好誠と柳が居て、ちょうど好誠が春と居た清広と電話してたからまぁ大変。やらかした……と頭を抱えるも既に喧嘩になりかけてるのでもう無視である。あと春、お前は弟枠だろが。
『んでとっきー、来てくれんの』
《土曜と日曜日だろ、日曜日なら行ける》
『おけまる待ってるね』
《動きやすい格好で行けばいいか???》
『ど~して……?』
《ワンチャン俺が駆り出されるかも知れねえお前の学校なら》
『まさかまさかそんなァ~!!……無いとは言いきれないのが怖くない?』
《とても怖い。結局父兄はどーなんだよ》
『今階下で好誠さんのデスソースに当たった声がした』
《村田家バトルロワイヤルか?》