3日経ちました。帰れまてん。例によって6日かもしれん。
3日も経てば船の皆さんも慣れたようで、あれで通じる様になった。良くない変化である。


「敵船だー！！」
「おう！来たか！！」
「名前、俺の部屋に行け。」
『うっす』
「中には入らせねえからなー名前ー！」
『おー頼むぞヒート。私はか弱い一般人だからなー』
「「「え？」」」
『おう緊張感持てや』


前々から聞いてたのでそんな驚きません。いや命のやりとりなんで怖いしビビるけど、目の前で十三と鮫パパがマジ喧嘩するよりは、ねぇ？あれは本当に心臓が死ぬ。しかも理由が鮫パパが私のマグカップ使っただけって言う。

大人しくキッドの部屋のクローゼットに待機。何故クローゼットなのかはお察しください。ベッドの下だったら引きずり出されたら終わりやん？

外からドタバタ聞こえる。中に入られてんだな？くっそヒートめ。なかなか苦戦してるらしい。
バタン！と部屋の扉を荒々しく開ける音がした。あちゃー入られたか。んー、心臓が口から飛び出そうだよ。誰だって命の危機にはビビるでしょ？か弱い一般人の女の子の私なら余計。

部屋を荒らす音が聞こえる。何かを探しているようだ。最後にクローゼットへ近付いてくる。んー、ただで見付かるのは嫌だなぁ。かと言って蹴ったら殺されそう。殺されるのは嫌だ、幼馴染み組泣かせることになるしあの世の和志兄ちゃんや真喜雄兄ちゃんにぶっ殺される。２人共怒ったら鬼のように怖い。

さて、とうとうクローゼットを開けるようだ。そしてゆっくりとクローゼットが開けられ…


『ってクマぁーーー？！！！！』
「わぁーーー！！！！！？」