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パリーーーーン！！！！！と窓が割れる音。なんだなんだと音が鳴ったクラスに野次馬が集まって行く。そこにはあの阿賀島に止められる、教師を蹴り続ける##NAME2####NAME1##が居た。


「##NAME1##っち！ストップ！！もうダメ！！！」
『ッなせ！！！！！このタコ殺してやる！！！』
「ひぃ、」
「ひぃじゃねーーわお前が原因でこうなってんだわクソッタレ！！！！ッイコラ見せもんじゃねーぞ！！！！」
「##NAME1##ちゃん、」
「えーーっと宮崎ちゃん！！？今##NAME1##っちヤバいから！！近付かないで！！」


そこに運悪く、村田将五が来ちまった。##NAME1##！？と叫んで止めようとするが、阿賀島がブチン！！！とキレ散らかし、将五を蹴り飛ばす。


「そもそもテメーーーー等のせいだわ！！！！」


##NAME2####NAME1##、中二の初夏。親が離婚＆再婚、前々から言われては居たけれど完全に“親の居ぬ子”になり、村田家の庇護下に置かれた女。

懐いていた菅田和志が死に、親の再婚が重なり、優しく接してくれる十三達に……やけに殺意を覚えた、若かりし頃の話である。


こう言った事は多々あった。教師に村田にこう言ってやってくれないか、藤代に……と。女達には藤代くんに近付かないでだの、なんだのと。ずっとストレスは溜まっていたのだ。……ま、今回は村田家に出入りしている##NAME1##に教師が不純異性交友とか抜かしたからなのだけど。

阿賀島がその発言にキレる前に##NAME1##は椅子を振り上げてぶん投げた。なんとか避けた教師は窓側に逃げちまったから、##NAME1##が殴り掛かるとまた避けて窓を割っちまったのである。そうして蹴り続ける##NAME1##の拳からはボトボトと血が滴り落ちていた。

蹴り飛ばされた将五はそれでも##NAME1##を止めた。すると、##NAME1##はすっごく苦しい顔でその場から去っていったのである。


「……阿賀島、」
「ンのクソバカタレが！！！！十三ちゃ呼べ！！アイツキレてるから！！」


##NAME1##は走っていた。どうしようもない怒りが頭を占めてやり場がない。

ドン、と曲がり角で誰かにぶつかる。流石に関係ない奴に当たり散らかすのはどうかと、という頭はあるので見上げると、少し驚いた目で見る天地だった。


「##NAME1##、」
『ごめん、退いて』
「て、手から血が」
『退けっつってんだよ聞こえねーのか』
「、手当てするぞ」
『すっこんでろ、大した傷じゃねーわ』


そのまま突き飛ばして走り去った。中学に上がってからなるべく人目のない所で会うようにしていた天地はあんな事言われたのは初めてでピシリと固まっちまった。


ここから##NAME1##の反抗期は酷くなり……幼馴染組や、身近にいる者達の胃を痛める事件へと進展する事態になるのだった。