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「##NAME1##」
『ん～？』
「コイツ等沈めてくるから待ってろ」
「拓海、##NAME1##頼むな」
「バレないようにな～」
『堂々と人を殺すの辞めない？離してやりなさい全く』
「いや俺等が殺らなきゃ兄貴の目がヤバい」
「お前等が殺らなきゃ俺が殺る」
『十三ステイ』


##NAME1##がかき氷買ってくる～！とパタパタ走って行って、まぁ近いからいっかと待ってたら全然戻ってこないので四人が探しに来たら##NAME1##は男三人程に囲まれナンパされていた。将五と拓海はアイツナンパされる事あるんだな～と思いながら指を鳴らし、天地は頭の中でゴングが鳴り響く幻聴に見舞われながら足を進め、十三は煙草に火をつけた。俺が行くと戦力過剰。
うちのになんか用か？と三人が##NAME1##を庇うように前に出ると男共は少し怯んだ。なにせ顔が怖い。拓海はまだ可愛い方だけど十三も将五もそっちの人にしか見えない。天地はまず目付きが悪いし。全員サングラスかけてるから余計ガラ悪いし。

##NAME1##は間抜けな顔でかき氷に練乳がダバダバかかった物を食べながら『この人達ね！！！練乳じゃなくて俺の飲んでよって言ってた！！』とドデケエ声で言った。わざとである。##NAME1##にとっちゃこんなナヨナヨした馬鹿共怖くもなんとも無いけれど邪魔されるのなら徹底的に虐めよ！と思っていたので。周りに居た人達がウワみたいな顔で見るし四人はスン……と真顔になった。男共がちょっとちょっと、と困った風に##NAME1##の肩を触ろうとして即座に天地に叩き落とされる。

そこで追撃の『あとね！！！あっちで俺のビッグフランク食べてみない？って言ってた！！！！』とクソでかい声で言った。##NAME1##は常磐一、或いは戸亜留一声がデカい女である。周りの人達は汚い物を見る目で見るし四人は目配せをして天地が##NAME1##の目を手で塞ぎ、拓海と将五が男共の海パンをずり下げた。ぎゃ！と騒ぐ男共に十三が即座に「何がビッグフランクだこの爪楊枝が」と吐き捨てた。周りの人達は手を叩いて笑った。天地もぷるぷるしながら「ほ、細くて短い……」と呟いて将五が笑わすなと天地の背を叩きながら笑った。こういう時だけ仲が良い。すると怒った男共が襲いかかってきたので穏便にぶちのめしたというワケ。穏便とは。


「お前がナンパか……世も末だな」
『寿ちゃん喧嘩？』
「あとなんも言われてねえか」
『あと？んーとね。胸いっぱい見てた』
「十三さん」
「将五ーーッ！拓海ーーーッ！！埋めろ！！！」
「おー」
「はーい」
『あとねあの人は俺のマグナムとかなんとか』
「あぁ爪楊枝の話な、それはもういい」
「良いかお前等、次同じような事したらお前等の粗末な爪楊枝切って焼いて食わせてやるからな」
「ヒエ」
「拓海お前言うことえげつないンだよ」