出られない部屋に入りました
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“十分間ハグしないと出られない部屋”
『クロサーさん』
「あ」
『セクハラしたら秒で山田に言うからね』
「うるせーや」
気付いたらこんな部屋に入れられてた二人は顔を見合わせてドアを蹴ったりなんだりしたのだけどまぁ開かねえ。##NAME1##だけならともかく黒澤の方が腕力などは上回っているのに開かねえから仕方ねえかと向き合った。にしても十分、短いような、長いような。
黒澤は##NAME1##が鈴蘭の奴に苦手意識を持っている事は知っている。友哉の兄だからまだマシなのだと解っているけれど、それでも抱きしめる為に近付くとビクリと肩が跳ねるくらいだ。
「##NAME1##」
『はい』
「膝乗れ」
『マジ?』
「十分は案外長いぜ、楽な方が良いだろ」
『……。なに、ダッコちゃんしたらいい?』
「それが楽なら」
『そこまではしない』
「来い」
『待って』
「早くしろ」
『まっ、てってば!心の準備があるでしょ!』
「嫌ならさっさと終わらせた方が良いだろ」
##NAME1##の顔が歪む。黒澤だって意地の悪い言い方をして起きながら##NAME1##は別に黒澤の事を嫌ってるわけでは無いことは知っていた。罪悪感を持たせて早くしたかっただけ。
##NAME1##がゆっくり胡座をかいた黒澤の上に乗る。腰を引き寄せてやると触れた瞬間びくりと震えたのでジ、と目を見詰めてやると眉間に皺を寄せながらすとんと腰を下ろした。
「手回せ」
『ん』
言うや否や黒澤が##NAME1##の背に腕を回して引き寄せる。ひ、と声をあげたので目を細める。このプライドの高い女に怯えていると馬鹿正直に指摘してやるのは得策ではない。……ま、今は友哉も居ない事だから少し虐めてやるかと見えないように口端をニ、と吊り上げ、耳に口を寄せた。京華の男はタチが悪いで有名であった。
「おい、手回せって」
『ックロサーさん!!』
「どうした」
『、まわ、回す!回すから、』
「早く」
唇が耳に触れるか触れないか、そんなところで囁くように話す黒澤に##NAME1##が暴れかけたのだけど、自分の背に回る手は力強いものだった。畜生、と舌を打ってやけ気味に黒澤の首に手を回し抱き着いた。ピ、とタイマーが動き出す。
そこから他愛もない話をして、残り五分となった頃。
『、ちょ、クロサーさんどこ、』
「ん?」
『背中、そんな触ることないでしょ』
「そうか?」
『ねえ待って悪い時の声』
「ほー、よく解ったな」
『や、山田と似てるン、だ、~!!!?』
するりと黒澤の手が服の中に潜り込む。ゆっくり背中を撫で回しでパチンと下着のホックを外された。声にならない声をあげて##NAME1##が黒澤を突き飛ばそうとするがぐっと黒澤が##NAME1##の頭を引き寄せる。
「おい、離れたらやり直しだぜ」
『クロサー、』
「良いんだぜ、離れても。やり直す時は十分……どうなるかな」
『やめ、やだ、』
##NAME1##の間違いはここであった。黒澤和光という男はやめてだのやだ、だのという言葉はとことん“ダメな”性質であった。普段の黒澤和光が優しいから気付いていなかったけれど、この男はあの狂犬加東秀吉の後輩で、自分の狂いまくった番犬である山田の兄であった。狂ってないわけが無い。
散々背中を撫で回し、手が下へ下へと下がる。##NAME1##があまりの羞恥に唇を噛んで耐えて、尻を撫でられた時だった。タイマーには残り三十秒、
「ん、飽きた」
『は』
ぽす、と黒澤は##NAME1##を床に押し倒した。必然的に手は、身体は離れてタイマーはリセットされる。見下ろす鋭い目を見て##NAME1##の顔がジワジワと状況を理解し、恐怖に歪んだ。ハハ、と乾いた笑いを零して一匹の獣が舌を舐めずって酷く優しく##NAME1##の手首を掴んだ。
「さ、やり直しだぜ##NAME1##」
『やだ、』
「いつ出られっかな、今度はちゃんと我慢しろよ?」
『我慢、してもアンタが!』
「じゃあ」
離れたく無くなるようにしてくれよとそのまま黒澤は##NAME1##に噛み付いた。
“十分間ハグしないと出られない部屋”
『クロサーさん』
「あ」
『セクハラしたら秒で山田に言うからね』
「うるせーや」
気付いたらこんな部屋に入れられてた二人は顔を見合わせてドアを蹴ったりなんだりしたのだけどまぁ開かねえ。##NAME1##だけならともかく黒澤の方が腕力などは上回っているのに開かねえから仕方ねえかと向き合った。にしても十分、短いような、長いような。
黒澤は##NAME1##が鈴蘭の奴に苦手意識を持っている事は知っている。友哉の兄だからまだマシなのだと解っているけれど、それでも抱きしめる為に近付くとビクリと肩が跳ねるくらいだ。
「##NAME1##」
『はい』
「膝乗れ」
『マジ?』
「十分は案外長いぜ、楽な方が良いだろ」
『……。なに、ダッコちゃんしたらいい?』
「それが楽なら」
『そこまではしない』
「来い」
『待って』
「早くしろ」
『まっ、てってば!心の準備があるでしょ!』
「嫌ならさっさと終わらせた方が良いだろ」
##NAME1##の顔が歪む。黒澤だって意地の悪い言い方をして起きながら##NAME1##は別に黒澤の事を嫌ってるわけでは無いことは知っていた。罪悪感を持たせて早くしたかっただけ。
##NAME1##がゆっくり胡座をかいた黒澤の上に乗る。腰を引き寄せてやると触れた瞬間びくりと震えたのでジ、と目を見詰めてやると眉間に皺を寄せながらすとんと腰を下ろした。
「手回せ」
『ん』
言うや否や黒澤が##NAME1##の背に腕を回して引き寄せる。ひ、と声をあげたので目を細める。このプライドの高い女に怯えていると馬鹿正直に指摘してやるのは得策ではない。……ま、今は友哉も居ない事だから少し虐めてやるかと見えないように口端をニ、と吊り上げ、耳に口を寄せた。京華の男はタチが悪いで有名であった。
「おい、手回せって」
『ックロサーさん!!』
「どうした」
『、まわ、回す!回すから、』
「早く」
唇が耳に触れるか触れないか、そんなところで囁くように話す黒澤に##NAME1##が暴れかけたのだけど、自分の背に回る手は力強いものだった。畜生、と舌を打ってやけ気味に黒澤の首に手を回し抱き着いた。ピ、とタイマーが動き出す。
そこから他愛もない話をして、残り五分となった頃。
『、ちょ、クロサーさんどこ、』
「ん?」
『背中、そんな触ることないでしょ』
「そうか?」
『ねえ待って悪い時の声』
「ほー、よく解ったな」
『や、山田と似てるン、だ、~!!!?』
するりと黒澤の手が服の中に潜り込む。ゆっくり背中を撫で回しでパチンと下着のホックを外された。声にならない声をあげて##NAME1##が黒澤を突き飛ばそうとするがぐっと黒澤が##NAME1##の頭を引き寄せる。
「おい、離れたらやり直しだぜ」
『クロサー、』
「良いんだぜ、離れても。やり直す時は十分……どうなるかな」
『やめ、やだ、』
##NAME1##の間違いはここであった。黒澤和光という男はやめてだのやだ、だのという言葉はとことん“ダメな”性質であった。普段の黒澤和光が優しいから気付いていなかったけれど、この男はあの狂犬加東秀吉の後輩で、自分の狂いまくった番犬である山田の兄であった。狂ってないわけが無い。
散々背中を撫で回し、手が下へ下へと下がる。##NAME1##があまりの羞恥に唇を噛んで耐えて、尻を撫でられた時だった。タイマーには残り三十秒、
「ん、飽きた」
『は』
ぽす、と黒澤は##NAME1##を床に押し倒した。必然的に手は、身体は離れてタイマーはリセットされる。見下ろす鋭い目を見て##NAME1##の顔がジワジワと状況を理解し、恐怖に歪んだ。ハハ、と乾いた笑いを零して一匹の獣が舌を舐めずって酷く優しく##NAME1##の手首を掴んだ。
「さ、やり直しだぜ##NAME1##」
『やだ、』
「いつ出られっかな、今度はちゃんと我慢しろよ?」
『我慢、してもアンタが!』
「じゃあ」
離れたく無くなるようにしてくれよとそのまま黒澤は##NAME1##に噛み付いた。