全面戦争篇
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蛇路高校に登校して来た連中は目を見張る。そりゃボロボロの蛇目連合のマークが沢山串刺しにされて掲げられ、学校や校庭にデカデカと“常磐”と書いてあれば一瞬なにて?となる。この頃##NAME1##達は目川高校で同じ事をやっていた。そうして登校してきた目川高校の連中と……激突したのである。
『見るからに気合い入ったのは居るけど、頭っぽいのは居ねーな~。ひぃ、ふぅ……ンだよ二十人べっこか』
「##NAME1##」
「##NAME1##っち」
うずうずしてる癖に##NAME1##の許可を待つ二人にダハハ!と大口を開ける。##NAME1##自身ももう既に戦闘モードであった。
『潰すぞ』
「っっっしゃあ!!!!!!!」
「ッころちっち~~!!!!!!!!!」
元気よく二人が走っていく。向こうの団体も勢いよく走って、ぶつかった。遠くから将五達の単車の音が聞こえる。向こうもぶつかってんだな~と思いながら時間を確認。始発組ももうすぐでしょうね。
「よそ見してんじゃねーぞゴラァ!!!」
『雑魚はすっこんでろダボ』
後ろで一歩引いて見ていた##NAME1##に襲いかかる男の顎を蹴り飛ばす。制服に蛇入れて恥ずかしくないんかお前、と崩れ落ちた男を踏み潰して集団の中に入っていった。
倒し終わって、三人は怪我もそう無かった。途中から余りの勢いにビビった奴等が逃げたので、幹部でも呼んできて欲しいな~というあれ。
『言うてここで待つ気もないよ』
「迎えに行こっかぁ」
「そろそろ常磐も鳳仙も鈴蘭も着く?」
『着いてるねえ』
三人は学校から出て歩き出す。街のそこかしこで喧騒が聞こえ……##NAME1##の知らない単車の音もする。それは1箇所で、単車は単車の集まりになってるのかもしれない。
じゃ、そこに春の仇が居るんか?
『あっち行こうか』
「ん?」
『知らねー単車数台。春轢いた奴居るかもしんねー』
「えへえへ行こ~!!許さねえからな」
「バイクは人を轢く為の物じゃねーって事教えてやろうね」
先程の集団から奪った鉄パイプを腰にさして歩いていく。すると、遠くから……ビィ!と笛の音が聞こえた。三人は顔を見合わせる。笛の音はビィ、ビィ、ビィーーッと三回刻みで強く鳴る。……常磐高校で一般生徒に教えている緊急信号であった。
『友哉、タケ』
「こっちは俺ちん一人でいいちや。友っち、##NAME1##っち頼むよ」
「おう、気を付けろよ」
『ここ真っ直ぐな。怪我すんじゃねーぞ~タケ?』
「ンはは、誰にモノ言ってんの?」
三人でニッと笑って、別れて走り出す。残った常磐の連中は腕が立つ奴等ばかりなので、異常事態なのはすぐ解る。笛の音は弱まっていく、喧嘩中に異常事態が起これば一人を守って一人が笛を吹くってのは皆にで決めている事。
喧騒が大きくなる。そこらに血が飛び散って、常磐の九人のうち四人がそこに居て……一人が頭から血を流して蹲っている。血を流している奴が残りの力で笛を吹いたのだ。ばっと目に入ったのは鉄パイプ、バット……ナイフ、バール。
「、にやってんだゴラァ!!!!」
山田がいち早く集団に突っ込んでいく。元気な三人が倒れた奴に##NAME1##が行ったことを確認し、走る。
「が、か、かしら」
『良くやった!ちっと寝てなさい。良いか、死ぬんじゃねー!死んだら棺にシュールストレミング入れてやるからな!!!』
「……へ、へへ、かしら、らしいや」
『はい、救急車お願いします。……デパートが見えます、はい、三丁目です。お願いします』
素早く救急車を呼んで流血している箇所をハンカチで強めに抑える。一方、山田達は囲まれながらも武器を奪い取り反撃。でも人数はやはりこちらの方が下なので向こうの方が余裕そうに見ている。
「常磐舐めんじゃねー!!!!」
「……常磐?」
向こうの集団に指示を出していたと見受けられる男が集団に止まれ、と叫んだ。返り血も浴びて最早ガラが悪すぎる山田が「あ?」と止まる。
「戸亜留市の、常磐高校さんですね」
「そうだけど」
「蛇目連合、幹部の佐竹だ。頭は……アンタで?」
「違うけど、お前に関係あるか?」
「先日、うちの梶間がそちらの頭にやられましてね。梶間はうちの幹部で、蛇目連合の頭はそちらの頭に興味を持ってる。……差し出してくれれば、見逃しても良いですが?」
「このオッサンなに言ってんの????お前解る?」
「解りません。第一、頭を差し出したとして……頭はどうなる?」
「まぁ、それはうちの頭次第ですので」
「う~ん礼儀正しい事言っときながら……うちはもうそこに重傷が居るんだがなァ」
「その戦力差で勝てると思ってんです?大人しくお前等の頭ここに呼べ」
『二つ質問するけど』
怪我した同輩の頭に手を当てながら##NAME1##が言う。男もそういや居たな、と思いながら##NAME1##の方を見た。
『頭を呼ぶまでにここにゃ救急車が来る。呼んだからな。その間移動するとして……その間にうちらに手を出さない保証は?』
「出しませんよ、ちゃんと呼んでくれるならね」
『そ。……ねえ、まだ戸亜留を飲み込もうって思ってんの?』
「何が言いたい」
すーーー、と##NAME1##が息を吐く。俯いていた顔を上げると、サングラスの向こうの目は殺意に満ちていた。
『梶間のが利口だったな』
「なに?」
『常磐の野郎共~!!しゅ~ごぉ~!!!』
上着を脱いで同輩の頭を乗せる。鉄パイプを集団に向けて、叫ぶ。梶間は……もう少し正直者だった。この佐竹って奴は、##NAME1##の嫌いなタイプだ。てか、未熟が過ぎる。いや多分こういう奴が上にいけるのだろうけど。
##NAME1##が山田達の先頭に立つ。一気に目付きが変わる常磐の奴等を見ても、集団はそれに気付いてはいない。
『お前等に“見逃してやる”なんて言う権利はねえ、要求の権利はこちらにある。言い直してやろうな、蛇目の頭を差し出せ、そしたら……見逃してやっても良いかな?』
「、潰せ!!!」
わ!と襲いかかる集団に##NAME1##の口端は吊り上がっていく。そして、鉄パイプを掲げて……振り下ろした。
『八、殺っていいよ』
「「「ッッッシャアーーーー!!!!!」」」
普段無駄に怪我させるんじゃないよと言われている野郎共は嬉しげに走り出す。こんな戦闘集団にした覚えはないのにな……と思いながら、##NAME1##も走り出した。
蛇路高校に登校して来た連中は目を見張る。そりゃボロボロの蛇目連合のマークが沢山串刺しにされて掲げられ、学校や校庭にデカデカと“常磐”と書いてあれば一瞬なにて?となる。この頃##NAME1##達は目川高校で同じ事をやっていた。そうして登校してきた目川高校の連中と……激突したのである。
『見るからに気合い入ったのは居るけど、頭っぽいのは居ねーな~。ひぃ、ふぅ……ンだよ二十人べっこか』
「##NAME1##」
「##NAME1##っち」
うずうずしてる癖に##NAME1##の許可を待つ二人にダハハ!と大口を開ける。##NAME1##自身ももう既に戦闘モードであった。
『潰すぞ』
「っっっしゃあ!!!!!!!」
「ッころちっち~~!!!!!!!!!」
元気よく二人が走っていく。向こうの団体も勢いよく走って、ぶつかった。遠くから将五達の単車の音が聞こえる。向こうもぶつかってんだな~と思いながら時間を確認。始発組ももうすぐでしょうね。
「よそ見してんじゃねーぞゴラァ!!!」
『雑魚はすっこんでろダボ』
後ろで一歩引いて見ていた##NAME1##に襲いかかる男の顎を蹴り飛ばす。制服に蛇入れて恥ずかしくないんかお前、と崩れ落ちた男を踏み潰して集団の中に入っていった。
倒し終わって、三人は怪我もそう無かった。途中から余りの勢いにビビった奴等が逃げたので、幹部でも呼んできて欲しいな~というあれ。
『言うてここで待つ気もないよ』
「迎えに行こっかぁ」
「そろそろ常磐も鳳仙も鈴蘭も着く?」
『着いてるねえ』
三人は学校から出て歩き出す。街のそこかしこで喧騒が聞こえ……##NAME1##の知らない単車の音もする。それは1箇所で、単車は単車の集まりになってるのかもしれない。
じゃ、そこに春の仇が居るんか?
『あっち行こうか』
「ん?」
『知らねー単車数台。春轢いた奴居るかもしんねー』
「えへえへ行こ~!!許さねえからな」
「バイクは人を轢く為の物じゃねーって事教えてやろうね」
先程の集団から奪った鉄パイプを腰にさして歩いていく。すると、遠くから……ビィ!と笛の音が聞こえた。三人は顔を見合わせる。笛の音はビィ、ビィ、ビィーーッと三回刻みで強く鳴る。……常磐高校で一般生徒に教えている緊急信号であった。
『友哉、タケ』
「こっちは俺ちん一人でいいちや。友っち、##NAME1##っち頼むよ」
「おう、気を付けろよ」
『ここ真っ直ぐな。怪我すんじゃねーぞ~タケ?』
「ンはは、誰にモノ言ってんの?」
三人でニッと笑って、別れて走り出す。残った常磐の連中は腕が立つ奴等ばかりなので、異常事態なのはすぐ解る。笛の音は弱まっていく、喧嘩中に異常事態が起これば一人を守って一人が笛を吹くってのは皆にで決めている事。
喧騒が大きくなる。そこらに血が飛び散って、常磐の九人のうち四人がそこに居て……一人が頭から血を流して蹲っている。血を流している奴が残りの力で笛を吹いたのだ。ばっと目に入ったのは鉄パイプ、バット……ナイフ、バール。
「、にやってんだゴラァ!!!!」
山田がいち早く集団に突っ込んでいく。元気な三人が倒れた奴に##NAME1##が行ったことを確認し、走る。
「が、か、かしら」
『良くやった!ちっと寝てなさい。良いか、死ぬんじゃねー!死んだら棺にシュールストレミング入れてやるからな!!!』
「……へ、へへ、かしら、らしいや」
『はい、救急車お願いします。……デパートが見えます、はい、三丁目です。お願いします』
素早く救急車を呼んで流血している箇所をハンカチで強めに抑える。一方、山田達は囲まれながらも武器を奪い取り反撃。でも人数はやはりこちらの方が下なので向こうの方が余裕そうに見ている。
「常磐舐めんじゃねー!!!!」
「……常磐?」
向こうの集団に指示を出していたと見受けられる男が集団に止まれ、と叫んだ。返り血も浴びて最早ガラが悪すぎる山田が「あ?」と止まる。
「戸亜留市の、常磐高校さんですね」
「そうだけど」
「蛇目連合、幹部の佐竹だ。頭は……アンタで?」
「違うけど、お前に関係あるか?」
「先日、うちの梶間がそちらの頭にやられましてね。梶間はうちの幹部で、蛇目連合の頭はそちらの頭に興味を持ってる。……差し出してくれれば、見逃しても良いですが?」
「このオッサンなに言ってんの????お前解る?」
「解りません。第一、頭を差し出したとして……頭はどうなる?」
「まぁ、それはうちの頭次第ですので」
「う~ん礼儀正しい事言っときながら……うちはもうそこに重傷が居るんだがなァ」
「その戦力差で勝てると思ってんです?大人しくお前等の頭ここに呼べ」
『二つ質問するけど』
怪我した同輩の頭に手を当てながら##NAME1##が言う。男もそういや居たな、と思いながら##NAME1##の方を見た。
『頭を呼ぶまでにここにゃ救急車が来る。呼んだからな。その間移動するとして……その間にうちらに手を出さない保証は?』
「出しませんよ、ちゃんと呼んでくれるならね」
『そ。……ねえ、まだ戸亜留を飲み込もうって思ってんの?』
「何が言いたい」
すーーー、と##NAME1##が息を吐く。俯いていた顔を上げると、サングラスの向こうの目は殺意に満ちていた。
『梶間のが利口だったな』
「なに?」
『常磐の野郎共~!!しゅ~ごぉ~!!!』
上着を脱いで同輩の頭を乗せる。鉄パイプを集団に向けて、叫ぶ。梶間は……もう少し正直者だった。この佐竹って奴は、##NAME1##の嫌いなタイプだ。てか、未熟が過ぎる。いや多分こういう奴が上にいけるのだろうけど。
##NAME1##が山田達の先頭に立つ。一気に目付きが変わる常磐の奴等を見ても、集団はそれに気付いてはいない。
『お前等に“見逃してやる”なんて言う権利はねえ、要求の権利はこちらにある。言い直してやろうな、蛇目の頭を差し出せ、そしたら……見逃してやっても良いかな?』
「、潰せ!!!」
わ!と襲いかかる集団に##NAME1##の口端は吊り上がっていく。そして、鉄パイプを掲げて……振り下ろした。
『八、殺っていいよ』
「「「ッッッシャアーーーー!!!!!」」」
普段無駄に怪我させるんじゃないよと言われている野郎共は嬉しげに走り出す。こんな戦闘集団にした覚えはないのにな……と思いながら、##NAME1##も走り出した。