全面戦争篇
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次の日、タケは前日山田の家に泊まったらしいから、##NAME1##はわざわざ将五に山田の家まで送って貰った。何が起こるか解らねーので。
学校に着くとやけに空気がピリついている。まぁ、それはそう。一般生徒にもなるべく集団で歩くように伝えてるしね。
『ん……』
「どうした?」
『……昨日、鳳仙の一年坊がやられたみたい。鈴蘭も二年が数人』
「は~、やってんな」
「##NAME1##っち、村田達と鳳仙と同盟って言ってたけど」
『一応、武藤の蓮次経由で花から常磐と同盟組むことになったよ。ま、結構酷そうだしね。……このまま虱潰しに……無理だねえ、まだ姿さえも見えてねー』
こんな時にクラスメイトのハッキング班に協力して貰えりゃ良いけど、もう三年なので流石に危ない橋は渡らせたくない。
時間が経つにつれて、登校してない奴が搬送された連絡も来た。これで……常磐の被害は十二人。
放課後には鈴蘭の方から一人捕まえた、という連絡が来た。県内の違う街の“蛇路高校”と“目川高校”の二つが連合を組んで街を仕切り、面白いことに有名な戸亜留を潰して連合に入れて県を統一するのだとか。
屋上で山田が読み上げるそれを聞いていた##NAME1##はめちゃくちゃに笑って、笑って、屋上のフェンスを歪ませた。
別に、県を統一するだのなんだの、どうでもいい。勝手にしろ、こちらに手を出さなきゃどうでも良かったのだ。だって戸亜留の男は強いから、そっちだけに手を出してりゃ##NAME1##だって憤りはすれど動きはしなかった。
でも常磐の人間に手を出した。後輩をバイクで轢いて、全員入院した。武装も鳳仙も鈴蘭も、やられた奴は皆知ってる奴だった。
『じゃ、蛇狩り……行こっか』
「おう」
「えへえへ蒲焼きにしてやるちや」
まだ日が短く、遅くもねーのに日が暮れていく。三人は川原の近くを堂々と歩いていた。二人は制服で、##NAME1##はジャージで。後輩達や同期達に三人で?ほんまに?とは言われたけれど、正直三人で居た方がやり易いので。
「常磐高校の方々で、合ってます?」
『……はぁい。どちら様ですかぁ?』
さっきから馬鹿みてーに足音鳴らしてたら気付いて居たけれど、三人は面白がって気付かないフリをした。振り返ると三人に対して相手は……十人程か。鉄パイプも見えますね。
先頭に立ち、こちらに話しかけてきたサングラスをかけた男は##NAME1##の肯定とも取れる言葉にニヤッと口角を上げる。
「やれ」
「っじゃオラァァーーーッ!!!!」
「ッちまえゴラァ!!!」
『ひゅう、熱いね』
「##NAME1##」
「なん殺し?」
『は?シケた事言うなよ!』
ンはは!と##NAME1##は笑って二人の鞄と上着を貰い受ける。やる気満々の癖に、可愛い奴等である。
『生かして帰すな』
「最高ーーーーーーーッ!!!!」
「イエーーーーーイ!!!!!!!!」
二人は集団を次々にのしていく。ま、十人ちょいなら二人で十分ですのでね。そして##NAME1##は後ろで一歩引いて見てやがった声をかけてきた男と対面していた。
『どーもぉ、県を統一したいとか言ってる蛇目さんでよろしい?』
「あぁ、蛇目連合の梶間っちゅーもんです。お嬢さん、こちらとしてもね、女にゃ手出したく無いんですわ。……常磐の頭に連絡して貰っても?」
『ンはは!なに、暴れる割には優しいじゃん。うちの頭をまず落とそうって?』
「そうですねえ。……そこの二人、随分強いですけど……まさか、勝てると思ってねーよなぁ?」
『……はぁ、常磐の頭に会いたいんだよね?会わせたら、後ろの攻撃は止めてくれるのかな』
「保証は出来ませんねえ」
『私の身柄は?』
「それも、なんとも」
『ハハ!お前正直モンで、中々良い奴だな!良いぜ、会わせてやるよ』
満面の笑みのまま、##NAME1##は男……梶間の顎に掌底を当てた。綺麗に入りサングラスが飛ぶ。そのままぐるりと回って勢いのまま頭を踵で蹴りつけ、地面に叩き付けた。
ダハハ!と馬鹿みてーに笑いながら##NAME1##は梶間の顔面を潰し、容赦なく股間を蹴りつける。踞る梶間の腹に爪先で蹴りを入れ、腕を力のまま、怒りのまま踏み潰した。後ろでもう終わっちった……なんて声と、お見事~!という声が響く。
『常磐の頭の名は##NAME2####NAME1##だ、会いたきゃ直接来いって伝えろ。……言えればな』
物言いたげな梶間の顎を蹴り上げるとようやく気絶した。クソ野郎の割にゃ、根性入ってたなぁと##NAME1##は梶間を見下ろす。顔面潰した辺りでもう意識を飛ばさせるつもりだったのだけど。
「##NAME1##、どうする?」
『ん~、救急車呼んでトンズラかな』
「えっ呼ぶの?」
「マジ~?」
『戸亜留攻めてきて戸亜留の病院に搬送とか面白すぎるでしょ。私だったら舌噛み切って死ぬね』
「ねえ゛##NAME1##っち冗談でもやめて」
『めんご』
学校に着くとやけに空気がピリついている。まぁ、それはそう。一般生徒にもなるべく集団で歩くように伝えてるしね。
『ん……』
「どうした?」
『……昨日、鳳仙の一年坊がやられたみたい。鈴蘭も二年が数人』
「は~、やってんな」
「##NAME1##っち、村田達と鳳仙と同盟って言ってたけど」
『一応、武藤の蓮次経由で花から常磐と同盟組むことになったよ。ま、結構酷そうだしね。……このまま虱潰しに……無理だねえ、まだ姿さえも見えてねー』
こんな時にクラスメイトのハッキング班に協力して貰えりゃ良いけど、もう三年なので流石に危ない橋は渡らせたくない。
時間が経つにつれて、登校してない奴が搬送された連絡も来た。これで……常磐の被害は十二人。
放課後には鈴蘭の方から一人捕まえた、という連絡が来た。県内の違う街の“蛇路高校”と“目川高校”の二つが連合を組んで街を仕切り、面白いことに有名な戸亜留を潰して連合に入れて県を統一するのだとか。
屋上で山田が読み上げるそれを聞いていた##NAME1##はめちゃくちゃに笑って、笑って、屋上のフェンスを歪ませた。
別に、県を統一するだのなんだの、どうでもいい。勝手にしろ、こちらに手を出さなきゃどうでも良かったのだ。だって戸亜留の男は強いから、そっちだけに手を出してりゃ##NAME1##だって憤りはすれど動きはしなかった。
でも常磐の人間に手を出した。後輩をバイクで轢いて、全員入院した。武装も鳳仙も鈴蘭も、やられた奴は皆知ってる奴だった。
『じゃ、蛇狩り……行こっか』
「おう」
「えへえへ蒲焼きにしてやるちや」
まだ日が短く、遅くもねーのに日が暮れていく。三人は川原の近くを堂々と歩いていた。二人は制服で、##NAME1##はジャージで。後輩達や同期達に三人で?ほんまに?とは言われたけれど、正直三人で居た方がやり易いので。
「常磐高校の方々で、合ってます?」
『……はぁい。どちら様ですかぁ?』
さっきから馬鹿みてーに足音鳴らしてたら気付いて居たけれど、三人は面白がって気付かないフリをした。振り返ると三人に対して相手は……十人程か。鉄パイプも見えますね。
先頭に立ち、こちらに話しかけてきたサングラスをかけた男は##NAME1##の肯定とも取れる言葉にニヤッと口角を上げる。
「やれ」
「っじゃオラァァーーーッ!!!!」
「ッちまえゴラァ!!!」
『ひゅう、熱いね』
「##NAME1##」
「なん殺し?」
『は?シケた事言うなよ!』
ンはは!と##NAME1##は笑って二人の鞄と上着を貰い受ける。やる気満々の癖に、可愛い奴等である。
『生かして帰すな』
「最高ーーーーーーーッ!!!!」
「イエーーーーーイ!!!!!!!!」
二人は集団を次々にのしていく。ま、十人ちょいなら二人で十分ですのでね。そして##NAME1##は後ろで一歩引いて見てやがった声をかけてきた男と対面していた。
『どーもぉ、県を統一したいとか言ってる蛇目さんでよろしい?』
「あぁ、蛇目連合の梶間っちゅーもんです。お嬢さん、こちらとしてもね、女にゃ手出したく無いんですわ。……常磐の頭に連絡して貰っても?」
『ンはは!なに、暴れる割には優しいじゃん。うちの頭をまず落とそうって?』
「そうですねえ。……そこの二人、随分強いですけど……まさか、勝てると思ってねーよなぁ?」
『……はぁ、常磐の頭に会いたいんだよね?会わせたら、後ろの攻撃は止めてくれるのかな』
「保証は出来ませんねえ」
『私の身柄は?』
「それも、なんとも」
『ハハ!お前正直モンで、中々良い奴だな!良いぜ、会わせてやるよ』
満面の笑みのまま、##NAME1##は男……梶間の顎に掌底を当てた。綺麗に入りサングラスが飛ぶ。そのままぐるりと回って勢いのまま頭を踵で蹴りつけ、地面に叩き付けた。
ダハハ!と馬鹿みてーに笑いながら##NAME1##は梶間の顔面を潰し、容赦なく股間を蹴りつける。踞る梶間の腹に爪先で蹴りを入れ、腕を力のまま、怒りのまま踏み潰した。後ろでもう終わっちった……なんて声と、お見事~!という声が響く。
『常磐の頭の名は##NAME2####NAME1##だ、会いたきゃ直接来いって伝えろ。……言えればな』
物言いたげな梶間の顎を蹴り上げるとようやく気絶した。クソ野郎の割にゃ、根性入ってたなぁと##NAME1##は梶間を見下ろす。顔面潰した辺りでもう意識を飛ばさせるつもりだったのだけど。
「##NAME1##、どうする?」
『ん~、救急車呼んでトンズラかな』
「えっ呼ぶの?」
「マジ~?」
『戸亜留攻めてきて戸亜留の病院に搬送とか面白すぎるでしょ。私だったら舌噛み切って死ぬね』
「ねえ゛##NAME1##っち冗談でもやめて」
『めんご』