加地屋中の不良主さん
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将五は昨日の怪我に引き続き特大の傷をこさえた。言わずもがな幼馴染である##NAME1##のせいである。あの後、##NAME1##は将五をガッツガツ蹴り飛ばし、奈良を張り倒した。もう三年になるし、十三に心配かけたくないから大人しくなろうと思っているのに巻き込まれるのは本当にウザったい。
満足して##NAME1##は教室に戻った。このクラスはまだ皆人柄を知ってくれているので居るのが楽だ、休み時間とかはすぐ喧嘩を売られるのでしんどいけれど。拓海が律儀に庇おうとした時は思い切り蹴り飛ばしたので、それを見てから天地も静観していた。
“今日餃子だからな”
十三からメール。つい先日まで反抗期の末武装にローラー作戦まで使われて逃げていた人間にかけるような言葉じゃないな。晩飯いらねー、一緒に洗濯すんな、話しかけんなウザい。顔合わせても会話なんて無かったしね。流石に好誠クソ野郎にガチで怒られてから落ち着いてきたけども。
帰りにニラと挽き肉買ってきてくれと言われて了解と返す。その頃には将五も家に帰ってきて居るんじゃなかろうか。私の反抗期が終わるとあの野郎がちょっと反抗期気味になるの何?思春期特有の生意気発言は殴ってりゃ収まるけど、今のアイツは十三に対して少しだけ複雑な気持ちを抱いているから。周りも周りでお前兄貴とか先輩が武装なんだから武装入るよな!?と五月蝿いから余計。
「##NAME2##、村田ってもしかして帰ったかな……」
「せんせーもう##NAME1##に村田の話するの辞めてやってくんない?」
「村田くん別に子供じゃないんだから好きにさせなよ。##NAME1##ちゃん村田くんの親じゃないんだよ」
『えっ皆優しい最高』
「だから藤代お前がどうにかしろ」
「俺かぁ……」
帰りに八百屋でニラと向かいの肉屋で挽き肉を買う。なにまた餃子かい?と言われて苦笑する。この商店街の人達は村田家全員で小さい頃から利用していて、オマケもしてくれるし気のいい人達ばかりだ。
「あ?おい##NAME1##。帰りか?」
『柳さん。買い物頼まれてさ』
「……また餃子?」
『一回手作りの餃子美味しいって言ったら結構続けて作っちまってさ。嬉しいんだけどね』
「十三さん、そういう所で不器用だからな。もう余計な世話とか言ってねーみたいだな?」
『ねえ~~~柳ママンすぐその話出すじゃん!反抗期くらい許してよ!』
「お前の反抗期の被害尋常じゃなかったからな。何回十三さんと好誠が泣いたと思ってる」
『えっ好誠のヤロー泣いたの?ウケる。写真撮ってない?』
「お?反省の色無しか?」
『ごめんってば!』
通りすがりの柳ママンと一緒に歩いて家に帰ります。柳さんは加地屋じゃなかったけど、好誠さん繋がりでめちゃくちゃお世話になってるから頭が上がらない。好誠クソ野郎は知らん。あの野郎会う度会う度からかってきやがるし。
「最近、ブライアンに顔出さないな。マスターが寂しがってたぞ」
『……ごめん。ほら、どこぞの馬鹿たれ共が居るからさ。ちょっとね』
奈良達の事である。アイツ等は武装の見習いになるだの抜かしてブライアンの周りを張ってるから、不用意に##NAME1##が出入りすると五月蝿いのだ。もしそれでどうやったら入れるかとか聞かれたら殺す可能性がある。
「……お前は、気にしなくて良いんだからな」
『数年前の玄場ちゃん達思い出したわマジで。武装の人達通る度頭下げてい~れて!ってしてるヤツ。やべ、思い出し笑いが』
「す~ぐお前はシリアスを打ち消す」
家について、柳ママンに送ってくれてありがと!とクソでけぇ声で言うと片手を上げてそのままバイクで去っていった。一度武装絡みで私がリンチにあってから気にかけてくれているので。優しい人達だ。
『お邪魔しま~す。十三さーん、ニラと挽き肉買ってきたよ』
「おかえり。悪いけどタネ作ってくれるか」
『えっアンタ皮から作ってんの?正気か?』
「着色料とデスソース混ぜてっからな。誰が当たるか見物だな」
『好誠さん居る時にしてよそれ。胃薬用意してまでデスソース食うんじゃないよ』
「デスソース鍋にしたいって?」
『わ~~~!!!##NAME1##十三さんの餃子大好き~~~~!!!!』
にしても、もう夜になるのに将五が帰ってこない。ねえ今度アイツが反抗期じゃね?なんて笑いながら待っていた。
一方その頃、##NAME1##を送り終えてブライアンへと向かっていた柳が将五と遭遇していた。
「久しぶりだな」
「あっハイ!お久しぶりです」
「##NAME1##が今日餃子だっつってたぞ」
「え゛っ!き、聞いてね……やべっすげー着信……」
「……今からでも連絡しとけ。もしあれだったら俺の飯に付き合ってくんねえか?」
将五は昨日の怪我に引き続き特大の傷をこさえた。言わずもがな幼馴染である##NAME1##のせいである。あの後、##NAME1##は将五をガッツガツ蹴り飛ばし、奈良を張り倒した。もう三年になるし、十三に心配かけたくないから大人しくなろうと思っているのに巻き込まれるのは本当にウザったい。
満足して##NAME1##は教室に戻った。このクラスはまだ皆人柄を知ってくれているので居るのが楽だ、休み時間とかはすぐ喧嘩を売られるのでしんどいけれど。拓海が律儀に庇おうとした時は思い切り蹴り飛ばしたので、それを見てから天地も静観していた。
“今日餃子だからな”
十三からメール。つい先日まで反抗期の末武装にローラー作戦まで使われて逃げていた人間にかけるような言葉じゃないな。晩飯いらねー、一緒に洗濯すんな、話しかけんなウザい。顔合わせても会話なんて無かったしね。流石に好誠クソ野郎にガチで怒られてから落ち着いてきたけども。
帰りにニラと挽き肉買ってきてくれと言われて了解と返す。その頃には将五も家に帰ってきて居るんじゃなかろうか。私の反抗期が終わるとあの野郎がちょっと反抗期気味になるの何?思春期特有の生意気発言は殴ってりゃ収まるけど、今のアイツは十三に対して少しだけ複雑な気持ちを抱いているから。周りも周りでお前兄貴とか先輩が武装なんだから武装入るよな!?と五月蝿いから余計。
「##NAME2##、村田ってもしかして帰ったかな……」
「せんせーもう##NAME1##に村田の話するの辞めてやってくんない?」
「村田くん別に子供じゃないんだから好きにさせなよ。##NAME1##ちゃん村田くんの親じゃないんだよ」
『えっ皆優しい最高』
「だから藤代お前がどうにかしろ」
「俺かぁ……」
帰りに八百屋でニラと向かいの肉屋で挽き肉を買う。なにまた餃子かい?と言われて苦笑する。この商店街の人達は村田家全員で小さい頃から利用していて、オマケもしてくれるし気のいい人達ばかりだ。
「あ?おい##NAME1##。帰りか?」
『柳さん。買い物頼まれてさ』
「……また餃子?」
『一回手作りの餃子美味しいって言ったら結構続けて作っちまってさ。嬉しいんだけどね』
「十三さん、そういう所で不器用だからな。もう余計な世話とか言ってねーみたいだな?」
『ねえ~~~柳ママンすぐその話出すじゃん!反抗期くらい許してよ!』
「お前の反抗期の被害尋常じゃなかったからな。何回十三さんと好誠が泣いたと思ってる」
『えっ好誠のヤロー泣いたの?ウケる。写真撮ってない?』
「お?反省の色無しか?」
『ごめんってば!』
通りすがりの柳ママンと一緒に歩いて家に帰ります。柳さんは加地屋じゃなかったけど、好誠さん繋がりでめちゃくちゃお世話になってるから頭が上がらない。好誠クソ野郎は知らん。あの野郎会う度会う度からかってきやがるし。
「最近、ブライアンに顔出さないな。マスターが寂しがってたぞ」
『……ごめん。ほら、どこぞの馬鹿たれ共が居るからさ。ちょっとね』
奈良達の事である。アイツ等は武装の見習いになるだの抜かしてブライアンの周りを張ってるから、不用意に##NAME1##が出入りすると五月蝿いのだ。もしそれでどうやったら入れるかとか聞かれたら殺す可能性がある。
「……お前は、気にしなくて良いんだからな」
『数年前の玄場ちゃん達思い出したわマジで。武装の人達通る度頭下げてい~れて!ってしてるヤツ。やべ、思い出し笑いが』
「す~ぐお前はシリアスを打ち消す」
家について、柳ママンに送ってくれてありがと!とクソでけぇ声で言うと片手を上げてそのままバイクで去っていった。一度武装絡みで私がリンチにあってから気にかけてくれているので。優しい人達だ。
『お邪魔しま~す。十三さーん、ニラと挽き肉買ってきたよ』
「おかえり。悪いけどタネ作ってくれるか」
『えっアンタ皮から作ってんの?正気か?』
「着色料とデスソース混ぜてっからな。誰が当たるか見物だな」
『好誠さん居る時にしてよそれ。胃薬用意してまでデスソース食うんじゃないよ』
「デスソース鍋にしたいって?」
『わ~~~!!!##NAME1##十三さんの餃子大好き~~~~!!!!』
にしても、もう夜になるのに将五が帰ってこない。ねえ今度アイツが反抗期じゃね?なんて笑いながら待っていた。
一方その頃、##NAME1##を送り終えてブライアンへと向かっていた柳が将五と遭遇していた。
「久しぶりだな」
「あっハイ!お久しぶりです」
「##NAME1##が今日餃子だっつってたぞ」
「え゛っ!き、聞いてね……やべっすげー着信……」
「……今からでも連絡しとけ。もしあれだったら俺の飯に付き合ってくんねえか?」