武装の騙り多くない?
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猛スピードで、4分ちょいで着いたはいいが
「、クソが!!!!」
長髪……一条と言うらしい。一条が重苦しいシャッターを蹴った。二階建てのそこの一階部分に割れる窓や裏口は見当たらない。……名前。名前は無事か。変に電話なんてしたら名前が危険に見舞われるかもしれない。二階の開いた窓から騒ぎ声が聞こえる。さっき見かけたボックスカーには、当たって欲しくなかった髑髏のステッカー。舌打ち混じりにボンネットに踵を落とすとちょっと車から出てはイケない音がした。
「日比野さんどうしよう!!?名前さんと山奈さんが、」
「って、は?!」
日比野と呼ばれた男が二階の騒ぎ声の聞こえる窓に背中から取り出した……背中からフライパン???ナンデ???それを投げ付けた。ゃだぃまどきのここゎい。でもいいねえ、ぶっ飛んでて。名前が好きそう、いや、正直に言って好きにならない訳が無い。だって俺もクラスメートにいたら確実に好きになるわこんなん。
でも、そこから聞こえた声。
『、いやだ、兄ちゃん、たすけ、じゅうぞ、ひさ、ともやーーーーーー!!!!!!!!!!!』
いやだ。危険。友哉。真面目モード。兄ちゃん。パニック。幼馴染の名前。非常に危険。涙声。危険信号。名前、危険。名前、危険。
山田の雰囲気がガラリと変わる。今までも柔らかい雰囲気ではなかったが、一条が岡本が、そしてあの傍若無人、誰にも負けたことの無い最強を誇る、日比野晴矢がゾクリと肌を粟立たせた。
─────男はゆったりと笑ってシャッターの前に立ち、力を込めるようにゆっくり回って左脚を軸に思い切り蹴り飛ばした。頑
丈な、壊せるわけのないシャッターを凹ますだけでなく、“蹴り壊した”。
男は吼える。凡そ人が叫んではならない暴言と共に、彼女の名を。
走り出した彼に続くように全員走り出した。
何分かは解らないけど、多分5分は持った気がする。容赦なくこっちが殴るもんだから向こうも殴ってくるし、後ろの山奈ちゃんをどうにか護らなきゃならんってのもすげー辛い。そして、山奈ちゃんも私も捕まった。精一杯抵抗した所で男女の力の差は歴然である。嫌だ嫌だと喚いて、とうとう涙まで出てきて、突然窓から何かが飛んできて割れた。一瞬止まった服を脱がせる手に、私は今度こそ涙を堪えずに恥も何も関係なく、叫んだ。
助けて、友哉、兄ちゃん、助けて!!!十三兄、好誠兄、将五、拓海、寿、兄ちゃん、兄ちゃん!!!!!
その時である。階下から物凄い音がした。何かが凹む所の音ではなかった。……あ、これ、山田だ。
一瞬にして頭が冷静になる。友哉が来た。アイツは約束を破らない、私の為になら破るが、私を助ける為の約束を破るわけがない。そして、叫ぶ。
『友哉ァーーーーーー!!!!!!!!!!!』
悲鳴に近かったかもしれない。でもきっと、
部屋の古びた扉が吹っ飛んだ。ガタガタと酷い音を立てて飛んだ扉と金属バットを取り出す日比野、青筋を立てる一条、張り裂けんばかりに私達の名を叫ぶ岡本くん。そして
「おうテメー等そんな性欲有り余ってんなら剥いて飢えてる親父共に売り飛ばしてやんよ」
「な、んだテメー!!!」
「俺の相棒にいつまでも触ってんじゃねえその汚ねえ《自主規制》を《自主規制》して《自主規制》してやんぞゴラァ!!!!!!」
『バキュン用語入れんの辞めろよお前』
あっ私に触れてた男吹っ飛んだ。山奈ちゃん、ちょっと逃げよっか。
「、クソが!!!!」
長髪……一条と言うらしい。一条が重苦しいシャッターを蹴った。二階建てのそこの一階部分に割れる窓や裏口は見当たらない。……名前。名前は無事か。変に電話なんてしたら名前が危険に見舞われるかもしれない。二階の開いた窓から騒ぎ声が聞こえる。さっき見かけたボックスカーには、当たって欲しくなかった髑髏のステッカー。舌打ち混じりにボンネットに踵を落とすとちょっと車から出てはイケない音がした。
「日比野さんどうしよう!!?名前さんと山奈さんが、」
「って、は?!」
日比野と呼ばれた男が二階の騒ぎ声の聞こえる窓に背中から取り出した……背中からフライパン???ナンデ???それを投げ付けた。ゃだぃまどきのここゎい。でもいいねえ、ぶっ飛んでて。名前が好きそう、いや、正直に言って好きにならない訳が無い。だって俺もクラスメートにいたら確実に好きになるわこんなん。
でも、そこから聞こえた声。
『、いやだ、兄ちゃん、たすけ、じゅうぞ、ひさ、ともやーーーーーー!!!!!!!!!!!』
いやだ。危険。友哉。真面目モード。兄ちゃん。パニック。幼馴染の名前。非常に危険。涙声。危険信号。名前、危険。名前、危険。
山田の雰囲気がガラリと変わる。今までも柔らかい雰囲気ではなかったが、一条が岡本が、そしてあの傍若無人、誰にも負けたことの無い最強を誇る、日比野晴矢がゾクリと肌を粟立たせた。
─────男はゆったりと笑ってシャッターの前に立ち、力を込めるようにゆっくり回って左脚を軸に思い切り蹴り飛ばした。頑
丈な、壊せるわけのないシャッターを凹ますだけでなく、“蹴り壊した”。
男は吼える。凡そ人が叫んではならない暴言と共に、彼女の名を。
走り出した彼に続くように全員走り出した。
何分かは解らないけど、多分5分は持った気がする。容赦なくこっちが殴るもんだから向こうも殴ってくるし、後ろの山奈ちゃんをどうにか護らなきゃならんってのもすげー辛い。そして、山奈ちゃんも私も捕まった。精一杯抵抗した所で男女の力の差は歴然である。嫌だ嫌だと喚いて、とうとう涙まで出てきて、突然窓から何かが飛んできて割れた。一瞬止まった服を脱がせる手に、私は今度こそ涙を堪えずに恥も何も関係なく、叫んだ。
助けて、友哉、兄ちゃん、助けて!!!十三兄、好誠兄、将五、拓海、寿、兄ちゃん、兄ちゃん!!!!!
その時である。階下から物凄い音がした。何かが凹む所の音ではなかった。……あ、これ、山田だ。
一瞬にして頭が冷静になる。友哉が来た。アイツは約束を破らない、私の為になら破るが、私を助ける為の約束を破るわけがない。そして、叫ぶ。
『友哉ァーーーーーー!!!!!!!!!!!』
悲鳴に近かったかもしれない。でもきっと、
部屋の古びた扉が吹っ飛んだ。ガタガタと酷い音を立てて飛んだ扉と金属バットを取り出す日比野、青筋を立てる一条、張り裂けんばかりに私達の名を叫ぶ岡本くん。そして
「おうテメー等そんな性欲有り余ってんなら剥いて飢えてる親父共に売り飛ばしてやんよ」
「な、んだテメー!!!」
「俺の相棒にいつまでも触ってんじゃねえその汚ねえ《自主規制》を《自主規制》して《自主規制》してやんぞゴラァ!!!!!!」
『バキュン用語入れんの辞めろよお前』
あっ私に触れてた男吹っ飛んだ。山奈ちゃん、ちょっと逃げよっか。