武装の騙り多くない?
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「ろくでもねえお友達だったら殺してやろうと思ったのに」
山田は走りながらも少し笑って溜め息を吐いた。名前の人を見る目を疑ってる訳では無いが、あまりにも奴はトラブルに巻き込まれやすい。そも、今回はこの町に武装の騙りがいるので余計に大変な事になっているのだ、名前が見付けたら血祭りどころか殺人事件にすらなりかねない。
……いやむしろ。名前を攫った奴が武装の騙りだったら?
「流石にないだろ……あれこれフラグかな?やだやだやめよ……」
──────そうだったとしたら俺が血祭りに上げるだけだ
「、ちょっと待ってくれ!山奈から電話が、」
ピタリと足を止める。髪の長い男がそれに出ると、顔を真っ青に、そして真っ赤にして青筋を立てていく。
「テメェ!!!!手ェだすな!!!!!」
「……ちょっと貸して」
何かを言う前に携帯を奪い取ると向こうから聞こえるのは笑い声と悲鳴。……名前の声じゃない。「助けられるもんなら助けてみなよ」、等とふざけた事を騒いでるのでスゥ、と息を吸う。落ち着け俺。恐らく向こうはスピーカーだ、騒がなくても聞こえるだろう。
「やっほ~~~元気かな~~~?」
「はっ!?」
「お~~いお馬鹿~?あと五分。耐えられるね?」
さっ、と受話器から耳を離すと他の3人にまで聞こえる程の怒鳴り声
《当たり前だ私を誰だと思ってやがる!!!!!!!!!!》
「……さぁっすが相棒。待ってて~」
電話を勝手に切って携帯を返し、走り出す。
「どういう事だ?アイツ等、」
「あと五分以内に迎えに行くよ。んふふ、奴等俺の相棒と君等の友達ヤろうとしてるみたいね~」
「なんでそんな落ち着いてるんですか!!!!」
「五分なら名前が抑えてくれるってさ。アイツ、強いから。大丈夫。だから走れ」
腸が煮えくり返りそうになりながら走り続けた。GPSは確実に名前と近付いてる事を教えてくれる。もうすぐだよ、待っててね相棒。
『いや~んえっち~』
「ぐっは!!!このアマ、」
『山奈ちゃんちょっと後ろ下がって。足でまとい』
「えっご、ごめん、でも」
『修羅場の1つや2つ潜った位じゃこの数の男相手取れないっしょ~。、オラァ!!触んな!!!』
目の前には8人程の男共。カメラ係と……考えたくない係。足元にあった棒切れで応戦するもずっと逃げれるのかは、無理だろうな。だけど5分なら。
『山田が私の危機に来ない訳がねえ』
捕まったら終わりだ。捕まったら勝てない。じゃあどうするか。
『おうおう!言っとくが殴るだのの脅しは私にゃ効かねーぜ!殴られる覚悟のある奴だけかかって来な!!!』
容赦なく。なんの躊躇もなく。5分は持たせる。山田は絶対に来るのだから。
山田は走りながらも少し笑って溜め息を吐いた。名前の人を見る目を疑ってる訳では無いが、あまりにも奴はトラブルに巻き込まれやすい。そも、今回はこの町に武装の騙りがいるので余計に大変な事になっているのだ、名前が見付けたら血祭りどころか殺人事件にすらなりかねない。
……いやむしろ。名前を攫った奴が武装の騙りだったら?
「流石にないだろ……あれこれフラグかな?やだやだやめよ……」
──────そうだったとしたら俺が血祭りに上げるだけだ
「、ちょっと待ってくれ!山奈から電話が、」
ピタリと足を止める。髪の長い男がそれに出ると、顔を真っ青に、そして真っ赤にして青筋を立てていく。
「テメェ!!!!手ェだすな!!!!!」
「……ちょっと貸して」
何かを言う前に携帯を奪い取ると向こうから聞こえるのは笑い声と悲鳴。……名前の声じゃない。「助けられるもんなら助けてみなよ」、等とふざけた事を騒いでるのでスゥ、と息を吸う。落ち着け俺。恐らく向こうはスピーカーだ、騒がなくても聞こえるだろう。
「やっほ~~~元気かな~~~?」
「はっ!?」
「お~~いお馬鹿~?あと五分。耐えられるね?」
さっ、と受話器から耳を離すと他の3人にまで聞こえる程の怒鳴り声
《当たり前だ私を誰だと思ってやがる!!!!!!!!!!》
「……さぁっすが相棒。待ってて~」
電話を勝手に切って携帯を返し、走り出す。
「どういう事だ?アイツ等、」
「あと五分以内に迎えに行くよ。んふふ、奴等俺の相棒と君等の友達ヤろうとしてるみたいね~」
「なんでそんな落ち着いてるんですか!!!!」
「五分なら名前が抑えてくれるってさ。アイツ、強いから。大丈夫。だから走れ」
腸が煮えくり返りそうになりながら走り続けた。GPSは確実に名前と近付いてる事を教えてくれる。もうすぐだよ、待っててね相棒。
『いや~んえっち~』
「ぐっは!!!このアマ、」
『山奈ちゃんちょっと後ろ下がって。足でまとい』
「えっご、ごめん、でも」
『修羅場の1つや2つ潜った位じゃこの数の男相手取れないっしょ~。、オラァ!!触んな!!!』
目の前には8人程の男共。カメラ係と……考えたくない係。足元にあった棒切れで応戦するもずっと逃げれるのかは、無理だろうな。だけど5分なら。
『山田が私の危機に来ない訳がねえ』
捕まったら終わりだ。捕まったら勝てない。じゃあどうするか。
『おうおう!言っとくが殴るだのの脅しは私にゃ効かねーぜ!殴られる覚悟のある奴だけかかって来な!!!』
容赦なく。なんの躊躇もなく。5分は持たせる。山田は絶対に来るのだから。