容疑者は不良主
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『夜に無理言ってすまねーな』
「浅桐と毒島からお前等がなんかやらかしてる事は既に聞いてた。今更遠慮するよーな仲じゃねーだろ」
『……おう。ありがとなさえちゃん』
「礼を言うのははえーよ。まだ予断を許さない状況だからな。……ま、任せとけって!俺なら出来るっていつもみたいに笑ってくれよ!ついでにセッター買ってきて」
『おうお医者様まだ煙草やめてねーのかよ』
「学生の頃から吸ってんだから簡単にやめれるわけなくね???」
変人ヘビースモーカー佐伯は腕はいいが本当に変人だ。どれくらいかと問われれば私と同じくらいだと山田言ってた。殺す。
煙草を吸い終わって控え室に2人で戻る。ABCには少し席を外してもらった。
『さて、今回の黒幕の話をしようか』
「梶澤という男だと言っていましたね、ご存知ですか?」
「いや、」
『春や山田が知らねえのも無理はないよ。私の知ってる梶澤って野郎は三代目だからな』
「三代目だぁ?!」
『おうよ。武装戦線最悪の時代。九能秀臣率いる黒歴史集団である、三代目武装戦線さ』
山田と春が愕然とする。あの軍団は春道くんがぶっ潰したから、何故今になって。
『……今頃名前を汚しやがったなゲスが……。許しちゃいけねえ、アイツは婦女暴行常習犯だった筈だ』
「なんで今になって、」
『あの野郎春道くんが三代目を潰す時に一目散に逃げたからだよ!!変に勘の良い奴でな、ただでさえ胸糞悪い三代目の更に裏切り者。……さっき龍信パパにも確認したけど、割と小狡い奴みたいね』
「……結局は、思いたくもねーが身内の不始末、って事スか」
『あぁ、くそ、マジで恥だな嫌になっちまうぜ三代目』
「J Soul ○rothers」
『そう三代目J ○oul Brothers……テメェ佐伯ィ!!』
「お前学生の頃から空気の読めねえ!!!」
「敢えて読んでねーーーんですうーーーー」
「こんな時くらい読めや!!!!」
「阿呆!!こんな時だからだろうが!!」
ダンッ!!!と佐伯が憤怒の表情で机を叩く。元々馬鹿に明るい奴だが直情的という訳ではなく、いつも皆を和ませる役割であった男にしては珍しい。
「あの娘はなぁ!!医者になった俺が言う、とんでもねー酷い目に合わされたんだぜ!健康な若い女が根性焼き喰らわされて殴る蹴る、折れた肋は内臓を傷付けて出血、本当にあと少しで死ぬとこだ!もしかしたら障害も残るかも知れねー、18にもなってねーパンピーがだ!酷ぇ犯され方したんだろうよ、もしかしたらガキも産めねーかも知れねー!!それをやった糞共も許せねえがそれを示唆したクソヤローなんざもっと許せねー!!!」
『さえちゃん……』
「でも、俺が怒ったって仕方ねえだろお?解ってんだよ。だから、少しでもお前等は冷静に行こうぜ。な。……お前等のことだ、もう居場所は割れてんだろ?」
「あぁ。金の受け渡しって事で呼び出してるよ。……さぁて、アンタの出番だぜ安室サン」
「僕、ですか」
「ここまで来て協力しねーなんて言わねえよなぁ?」
どこまで安室を嫌うのか、心底見下したような冷え切った眼差しで山田は見た。思わず安室も身構えるが待ったをかけるのは名前だ。
『言っとくが、安室の兄ちゃんもパンピーだ。犯罪紛いの事はさせねーよ』
「では、僕はなにを?」
『その甘ったるい顔で梶澤の野郎を油断させてくれりゃーそれでいい』
あとは私等の領分だ、済んだら警察にでも通報するんだね。その言葉に安室は溜め息を吐いて降参、と手を上げる。
『さえ、梶澤はここでいい?』
「おう、絶対死なさねーし絶対に治しもしねーよ」
「おーこわ。医者を敵に回すもんじゃないねえ」
いつもの向日葵のような笑顔で佐伯は笑って梶澤を思う存分殺してこい、とだけ言ったのだった。
「浅桐と毒島からお前等がなんかやらかしてる事は既に聞いてた。今更遠慮するよーな仲じゃねーだろ」
『……おう。ありがとなさえちゃん』
「礼を言うのははえーよ。まだ予断を許さない状況だからな。……ま、任せとけって!俺なら出来るっていつもみたいに笑ってくれよ!ついでにセッター買ってきて」
『おうお医者様まだ煙草やめてねーのかよ』
「学生の頃から吸ってんだから簡単にやめれるわけなくね???」
変人ヘビースモーカー佐伯は腕はいいが本当に変人だ。どれくらいかと問われれば私と同じくらいだと山田言ってた。殺す。
煙草を吸い終わって控え室に2人で戻る。ABCには少し席を外してもらった。
『さて、今回の黒幕の話をしようか』
「梶澤という男だと言っていましたね、ご存知ですか?」
「いや、」
『春や山田が知らねえのも無理はないよ。私の知ってる梶澤って野郎は三代目だからな』
「三代目だぁ?!」
『おうよ。武装戦線最悪の時代。九能秀臣率いる黒歴史集団である、三代目武装戦線さ』
山田と春が愕然とする。あの軍団は春道くんがぶっ潰したから、何故今になって。
『……今頃名前を汚しやがったなゲスが……。許しちゃいけねえ、アイツは婦女暴行常習犯だった筈だ』
「なんで今になって、」
『あの野郎春道くんが三代目を潰す時に一目散に逃げたからだよ!!変に勘の良い奴でな、ただでさえ胸糞悪い三代目の更に裏切り者。……さっき龍信パパにも確認したけど、割と小狡い奴みたいね』
「……結局は、思いたくもねーが身内の不始末、って事スか」
『あぁ、くそ、マジで恥だな嫌になっちまうぜ三代目』
「J Soul ○rothers」
『そう三代目J ○oul Brothers……テメェ佐伯ィ!!』
「お前学生の頃から空気の読めねえ!!!」
「敢えて読んでねーーーんですうーーーー」
「こんな時くらい読めや!!!!」
「阿呆!!こんな時だからだろうが!!」
ダンッ!!!と佐伯が憤怒の表情で机を叩く。元々馬鹿に明るい奴だが直情的という訳ではなく、いつも皆を和ませる役割であった男にしては珍しい。
「あの娘はなぁ!!医者になった俺が言う、とんでもねー酷い目に合わされたんだぜ!健康な若い女が根性焼き喰らわされて殴る蹴る、折れた肋は内臓を傷付けて出血、本当にあと少しで死ぬとこだ!もしかしたら障害も残るかも知れねー、18にもなってねーパンピーがだ!酷ぇ犯され方したんだろうよ、もしかしたらガキも産めねーかも知れねー!!それをやった糞共も許せねえがそれを示唆したクソヤローなんざもっと許せねー!!!」
『さえちゃん……』
「でも、俺が怒ったって仕方ねえだろお?解ってんだよ。だから、少しでもお前等は冷静に行こうぜ。な。……お前等のことだ、もう居場所は割れてんだろ?」
「あぁ。金の受け渡しって事で呼び出してるよ。……さぁて、アンタの出番だぜ安室サン」
「僕、ですか」
「ここまで来て協力しねーなんて言わねえよなぁ?」
どこまで安室を嫌うのか、心底見下したような冷え切った眼差しで山田は見た。思わず安室も身構えるが待ったをかけるのは名前だ。
『言っとくが、安室の兄ちゃんもパンピーだ。犯罪紛いの事はさせねーよ』
「では、僕はなにを?」
『その甘ったるい顔で梶澤の野郎を油断させてくれりゃーそれでいい』
あとは私等の領分だ、済んだら警察にでも通報するんだね。その言葉に安室は溜め息を吐いて降参、と手を上げる。
『さえ、梶澤はここでいい?』
「おう、絶対死なさねーし絶対に治しもしねーよ」
「おーこわ。医者を敵に回すもんじゃないねえ」
いつもの向日葵のような笑顔で佐伯は笑って梶澤を思う存分殺してこい、とだけ言ったのだった。