容疑者は不良主
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安室は焦る。合図らしきものも挙げないまま、彼女、苗字名前は1人で6人の男を相手に立ち回っていた。
殴り掛かる男の腕を足場に男の顎を蹴りあげ、後ろから飛びかかる男の腕に煙草を押し付け怯んだ隙に顎へ掌底。振り抜いた裏拳は的確に男のこめかみに当たり、振り上げた足は男の急所を打ち抜いた。
キリキリと頭と胃が痛む。あんな女性が、大人数を相手に大立ち回りしている。危険を冒している。すぐさま外の人間に助けを求めようとすれば、外でもまた暴動が起きていることが知れた。
「くっっっそこいつ等どっから湧いて出やがった!!!!」
「名前はこの事勘づいてたんだろーーーよ!!!文句言わねーでさっさと待てコラ誰の許可あって殴りかかってきてんだぶっ殺すぞオラァ!!!!」
「山田さんアンタほんと理不尽だよな!!!!!」
「あの、名前さんが1人で、」
「6人だっけ?それくらい名前1人で充分だとは思うけど~そうね~。安室サン行ってくれる?」
「僕が?」
「言っとくけど糸ほどの傷でも付いてたら、解ってるね?」
アンタの正体調べ尽くして全世界にばら撒くぞっ
なんて語尾にハートでも付いたかのようなおぞましい言葉。眉間に皺を寄せる。出来るわけがない、と思うが指紋を検出した後戸籍からなにから調べあげるような知り合いがいるのを見てしまった後なので恐怖しかない。
さっさと行け!!と叫ばれ舌を打ちながら中へ戻ると男の1人を背負い投げた彼女がいた。立っているのは、2人。彼女を後ろから鉄パイプで殴ろうとする男を思わず殴り飛ばすと、まるで親の敵でも見るような顔で睨めつけられた。
『礼は言うがテメーはすっこんでろ、部外者が』
「僕が介入しては困る理由が?外でも暴動が起きていますよ」
『だろうな。こんな小心者共が少人数で誘拐なんて事を成せる訳がねえ』
「……知っていたんですか」
『予想出来る範囲だ。……さぁてぇ?テメー等どう死にたい?首吊りか、屠殺か、生き埋めか、うちの相棒の楽しい拷問教室か……好きに選ばせてやるよ。私は優しいからなァ?』
「な、なんなんだよお前!!」
「なんで、救援が、」
『来るわけねぇーーだろバァカ。外にゃ最高の男達がいるんだ、テメェ等と違ってな?』
「もう少しで上手くいく筈だったのに、」
「何者だテメェは!!!!」
『何者何者うるっせぇな』
今まで腰に巻いていたジャケットを羽織る。それは男達が着ていた髑髏と、同じなのにとても同じには見えない代物で。
「そ、れ」
『さぁテメェ等ネタバラシだ!!!!』
ビリビリと鼓膜が揺れる。外は先まで地鳴りの如く騒がしかったのだが、今ではなんの音も聞こえない。
『武装戦線第五条!!!!許可なく髑髏を持ち出すことを禁ず!!!先代の髑髏を持ち出すなんざ言語道断、粛清も已む無しと思え!!!!!!』
外から「ちなみに裏五条はブライアンに居座るゴリラに手を出すこと無かれです!!!」って聞こえて『誰がゴリラだ!!!!』って叫んでた。なんだこのグダグダ。って、なんだ。まて、どういう事だ。武装戦線とは、村田十三と村田将五が所属していた暴走族の事では、
『……私は先代である六代目副頭から許可を得てこの髑髏を背負って、髑髏を踏み躙りやがったテメェ等を殺しに来た。Do you understand?』
あまりの迫力に男達は固まって動けない。立っている男達でさえだ。
『テメェ等ァァアアア!!!!雑魚は仕留めたんだろうなァ!!!!』
「「「オオオォォオォォオォオオオ!!!!!!!!」」」
再び地鳴りのような声が響く、それも間近で。その声に満足そうに頷いた彼女。
『テメェ等と違って多人数で袋にする趣味の悪い髑髏なんざここにゃ居やしねえ。……友哉、春、来い』
従者が如く現れた黒澤友哉とのそりと苗字名前の後ろに立ち敵を見据える佐々木春。最後の戦いが、幕を開ける。
殴り掛かる男の腕を足場に男の顎を蹴りあげ、後ろから飛びかかる男の腕に煙草を押し付け怯んだ隙に顎へ掌底。振り抜いた裏拳は的確に男のこめかみに当たり、振り上げた足は男の急所を打ち抜いた。
キリキリと頭と胃が痛む。あんな女性が、大人数を相手に大立ち回りしている。危険を冒している。すぐさま外の人間に助けを求めようとすれば、外でもまた暴動が起きていることが知れた。
「くっっっそこいつ等どっから湧いて出やがった!!!!」
「名前はこの事勘づいてたんだろーーーよ!!!文句言わねーでさっさと待てコラ誰の許可あって殴りかかってきてんだぶっ殺すぞオラァ!!!!」
「山田さんアンタほんと理不尽だよな!!!!!」
「あの、名前さんが1人で、」
「6人だっけ?それくらい名前1人で充分だとは思うけど~そうね~。安室サン行ってくれる?」
「僕が?」
「言っとくけど糸ほどの傷でも付いてたら、解ってるね?」
アンタの正体調べ尽くして全世界にばら撒くぞっ
なんて語尾にハートでも付いたかのようなおぞましい言葉。眉間に皺を寄せる。出来るわけがない、と思うが指紋を検出した後戸籍からなにから調べあげるような知り合いがいるのを見てしまった後なので恐怖しかない。
さっさと行け!!と叫ばれ舌を打ちながら中へ戻ると男の1人を背負い投げた彼女がいた。立っているのは、2人。彼女を後ろから鉄パイプで殴ろうとする男を思わず殴り飛ばすと、まるで親の敵でも見るような顔で睨めつけられた。
『礼は言うがテメーはすっこんでろ、部外者が』
「僕が介入しては困る理由が?外でも暴動が起きていますよ」
『だろうな。こんな小心者共が少人数で誘拐なんて事を成せる訳がねえ』
「……知っていたんですか」
『予想出来る範囲だ。……さぁてぇ?テメー等どう死にたい?首吊りか、屠殺か、生き埋めか、うちの相棒の楽しい拷問教室か……好きに選ばせてやるよ。私は優しいからなァ?』
「な、なんなんだよお前!!」
「なんで、救援が、」
『来るわけねぇーーだろバァカ。外にゃ最高の男達がいるんだ、テメェ等と違ってな?』
「もう少しで上手くいく筈だったのに、」
「何者だテメェは!!!!」
『何者何者うるっせぇな』
今まで腰に巻いていたジャケットを羽織る。それは男達が着ていた髑髏と、同じなのにとても同じには見えない代物で。
「そ、れ」
『さぁテメェ等ネタバラシだ!!!!』
ビリビリと鼓膜が揺れる。外は先まで地鳴りの如く騒がしかったのだが、今ではなんの音も聞こえない。
『武装戦線第五条!!!!許可なく髑髏を持ち出すことを禁ず!!!先代の髑髏を持ち出すなんざ言語道断、粛清も已む無しと思え!!!!!!』
外から「ちなみに裏五条はブライアンに居座るゴリラに手を出すこと無かれです!!!」って聞こえて『誰がゴリラだ!!!!』って叫んでた。なんだこのグダグダ。って、なんだ。まて、どういう事だ。武装戦線とは、村田十三と村田将五が所属していた暴走族の事では、
『……私は先代である六代目副頭から許可を得てこの髑髏を背負って、髑髏を踏み躙りやがったテメェ等を殺しに来た。Do you understand?』
あまりの迫力に男達は固まって動けない。立っている男達でさえだ。
『テメェ等ァァアアア!!!!雑魚は仕留めたんだろうなァ!!!!』
「「「オオオォォオォォオォオオオ!!!!!!!!」」」
再び地鳴りのような声が響く、それも間近で。その声に満足そうに頷いた彼女。
『テメェ等と違って多人数で袋にする趣味の悪い髑髏なんざここにゃ居やしねえ。……友哉、春、来い』
従者が如く現れた黒澤友哉とのそりと苗字名前の後ろに立ち敵を見据える佐々木春。最後の戦いが、幕を開ける。