そつぎょう
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かんぱい!と皆がグラスを突き合わせた。遠方から宗春も呼んで、萬侍の時のJUST EIGHTが勢揃い。無論天地はとんでもねえ抵抗を見せたのだが将五と名前が引き摺って来た。今日くらい良いでしょと。今は名前の隣で死にそうな顔でちびちびビールを舐めている。花はお酒が飲めないので子供ビールで乾杯。可愛いね。
「お?加地屋の女は酒も飲めねえって?(笑)」
『ってやるわボケコラカス……』
「おい誰だ名前の隣に煽り機能付き着火バーナー配置した奴」
「自分で行ったんだよ」
「おい!!!名前の隣月島花!!!!」
「はい世良喧嘩になるから隣は辞めろな」
「別に俺は喧嘩売ってるつもりないんだけどな」
「アイツあんなんだったか?」
「直樹は良い奴だぜ、あの女相手以外では」
「あっ…(察し)」
『花……心の友よ……』
「あ゛?心の友は俺では???」
「これだから光政も隣に置けねえんだよ」
「お前等ホントに面白いな!」
まぁ憎まれ口叩いたってこの場の全員は戦友みてーなモンなので。明日には街から居なくなる奴とガハガハ笑って、騒いで、約一名不貞腐れて名前を独り占めしようとして光政にキレられて。
「名前、大丈夫?」
酔っ払ってテーブルに突っ伏した名前に花が声をかける。うん、と答えながらも顔は上げない。どうしたの、と聞くので、名前は誰にも聞こえないくらいの大きさで何かを呟いた。自慢の耳でも聞き取れなかった花が聞き返す。
『お前に会えてよかった』
今度はハッキリ聞こえた。周りの馬鹿共も聞こえていたので騒いでいる声がピタリと止まる。
『……、お前がいなかったら……私、ダメなままだったよ。花、本当に……ありがとね』
それに花は即答で「おう!」と元気よく返した。夜はふけていく、勢力の壁すら取り壊してこの街はまた日常へと戻っていく。解散間際、八人は必ずまた会おうとちいちゃな約束をした(約一名は本当に不本意)。必ず生きて集まって、夜通し飲み明かそう。勝手に死んだらぶっ殺してやっかんな、なんつって。また涙を流しちまった名前の背を光政が叩いて、またなと声を上げた。名前の頭上では憎々しい満月が微笑みかけていた。
かんぱい!と皆がグラスを突き合わせた。遠方から宗春も呼んで、萬侍の時のJUST EIGHTが勢揃い。無論天地はとんでもねえ抵抗を見せたのだが将五と名前が引き摺って来た。今日くらい良いでしょと。今は名前の隣で死にそうな顔でちびちびビールを舐めている。花はお酒が飲めないので子供ビールで乾杯。可愛いね。
「お?加地屋の女は酒も飲めねえって?(笑)」
『ってやるわボケコラカス……』
「おい誰だ名前の隣に煽り機能付き着火バーナー配置した奴」
「自分で行ったんだよ」
「おい!!!名前の隣月島花!!!!」
「はい世良喧嘩になるから隣は辞めろな」
「別に俺は喧嘩売ってるつもりないんだけどな」
「アイツあんなんだったか?」
「直樹は良い奴だぜ、あの女相手以外では」
「あっ…(察し)」
『花……心の友よ……』
「あ゛?心の友は俺では???」
「これだから光政も隣に置けねえんだよ」
「お前等ホントに面白いな!」
まぁ憎まれ口叩いたってこの場の全員は戦友みてーなモンなので。明日には街から居なくなる奴とガハガハ笑って、騒いで、約一名不貞腐れて名前を独り占めしようとして光政にキレられて。
「名前、大丈夫?」
酔っ払ってテーブルに突っ伏した名前に花が声をかける。うん、と答えながらも顔は上げない。どうしたの、と聞くので、名前は誰にも聞こえないくらいの大きさで何かを呟いた。自慢の耳でも聞き取れなかった花が聞き返す。
『お前に会えてよかった』
今度はハッキリ聞こえた。周りの馬鹿共も聞こえていたので騒いでいる声がピタリと止まる。
『……、お前がいなかったら……私、ダメなままだったよ。花、本当に……ありがとね』
それに花は即答で「おう!」と元気よく返した。夜はふけていく、勢力の壁すら取り壊してこの街はまた日常へと戻っていく。解散間際、八人は必ずまた会おうとちいちゃな約束をした(約一名は本当に不本意)。必ず生きて集まって、夜通し飲み明かそう。勝手に死んだらぶっ殺してやっかんな、なんつって。また涙を流しちまった名前の背を光政が叩いて、またなと声を上げた。名前の頭上では憎々しい満月が微笑みかけていた。
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