そつぎょう
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卒業式を後日に控えた名前は山田とタケを両サイドに置いて鈴蘭の前に立っていた。皆が何事?という顔で三人を見遣る。
「おーーーい名前ーー!!!なにしてんだーーー?!」
『鬼ごっこ!』
「え?」
『私達鬼!花ちゃん捕まったらうちらの勝ち!30分皆で花ちゃん捕まえるの阻止したらお前等の勝ちな!!!』
「なんて?」
「また名前がなんかやり始めたぞ」
『ちなみに山田とタケは花ちゃんに手は出しません。私だけが花ちゃんを捕まえられます。全員揉みくちゃにします』
「なんて?」
「言うてケイドロみてーなもんだから~!!」
「俺ちん達タッチしたらお前等止まれよ~!!!」
「なんて??????」
よーーーーい!と名前が声を上げる。山田とタケがクラウチングスタートの構え。あ、これ本気だと二年と三年は急いで逃げる体勢。ドン!と叫んだ瞬間二人は獣のような速さで笑顔を浮かべたまま走り出し、事態を呑み込めていない一年を狙い始めたのだった。片っ端から片付けていく算段である。
一方、名前が目指すは花一直線。他のものを全て視野に入れず、三年の教室へ走る。残念ながら二年と三年はすぐさま道を開けた。だってあの女怖いんだもん。
マ、蓮次や寅、銀次等はこの騒動の意図がなんとなく掴めていたのでちょっと苦笑い。これは本気で乗ってやらなきゃなとも思っていた。
「て事で先鋒はお前だ村川」
「なんて?」
「残り28分、名前から花を守り抜かなきゃ俺等の負けなんだからよ」
これが終われば名前も少しは気が軽くなればいいんだが。本気で乗らなきゃ悪化するのは目に見えてるのでとりあえず村川には生贄になってもらって。なんで俺なんだよこういう時はツトムとかに行かすんじゃねーのかよ!なんて悲鳴をマルっと無視して蓮次は村川に行け!と指をさした。
「畜生ーーーッ!来い名前!俺が相手だ!!!!」
『天誅!』
「ガッ」
とんでもねえ勢いで走る名前の前に立ち塞がった村川は名前に足を払われその場に盛大に転んだ。あーあ今の痛えだろうな、と蓮次と迫田が合唱。
「伊庭お前行かねえ?」
「って、酒井ソイツ泣いてんのか?」
「この前の件からコイツ苗字見たら涙止まんなくなっちまって」
「オモロ」
「トラウマになってやがんの」
でも関係ねえわ、行け。と蓮次に突き放された伊庭と酒井はちくしょー!と叫びながら名前へ向かっていった。『は?誰の前に立ってんだよ』と真顔で言われて撃沈した。ホントにごめんなさい。
卒業式を後日に控えた名前は山田とタケを両サイドに置いて鈴蘭の前に立っていた。皆が何事?という顔で三人を見遣る。
「おーーーい名前ーー!!!なにしてんだーーー?!」
『鬼ごっこ!』
「え?」
『私達鬼!花ちゃん捕まったらうちらの勝ち!30分皆で花ちゃん捕まえるの阻止したらお前等の勝ちな!!!』
「なんて?」
「また名前がなんかやり始めたぞ」
『ちなみに山田とタケは花ちゃんに手は出しません。私だけが花ちゃんを捕まえられます。全員揉みくちゃにします』
「なんて?」
「言うてケイドロみてーなもんだから~!!」
「俺ちん達タッチしたらお前等止まれよ~!!!」
「なんて??????」
よーーーーい!と名前が声を上げる。山田とタケがクラウチングスタートの構え。あ、これ本気だと二年と三年は急いで逃げる体勢。ドン!と叫んだ瞬間二人は獣のような速さで笑顔を浮かべたまま走り出し、事態を呑み込めていない一年を狙い始めたのだった。片っ端から片付けていく算段である。
一方、名前が目指すは花一直線。他のものを全て視野に入れず、三年の教室へ走る。残念ながら二年と三年はすぐさま道を開けた。だってあの女怖いんだもん。
マ、蓮次や寅、銀次等はこの騒動の意図がなんとなく掴めていたのでちょっと苦笑い。これは本気で乗ってやらなきゃなとも思っていた。
「て事で先鋒はお前だ村川」
「なんて?」
「残り28分、名前から花を守り抜かなきゃ俺等の負けなんだからよ」
これが終われば名前も少しは気が軽くなればいいんだが。本気で乗らなきゃ悪化するのは目に見えてるのでとりあえず村川には生贄になってもらって。なんで俺なんだよこういう時はツトムとかに行かすんじゃねーのかよ!なんて悲鳴をマルっと無視して蓮次は村川に行け!と指をさした。
「畜生ーーーッ!来い名前!俺が相手だ!!!!」
『天誅!』
「ガッ」
とんでもねえ勢いで走る名前の前に立ち塞がった村川は名前に足を払われその場に盛大に転んだ。あーあ今の痛えだろうな、と蓮次と迫田が合唱。
「伊庭お前行かねえ?」
「って、酒井ソイツ泣いてんのか?」
「この前の件からコイツ苗字見たら涙止まんなくなっちまって」
「オモロ」
「トラウマになってやがんの」
でも関係ねえわ、行け。と蓮次に突き放された伊庭と酒井はちくしょー!と叫びながら名前へ向かっていった。『は?誰の前に立ってんだよ』と真顔で言われて撃沈した。ホントにごめんなさい。