そのいち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『辻本』
「はい」
『なんだこれは』
「お題に逆らったからつい転がしました」
『つい』
「つい」
『うっかりさんめ』
「大虐殺をうっかりで済ますな!!!!」
そろそろお題が行き渡った頃かなぁ、大人しくやってくれてるかなぁと思って見に行くと大半が体育館で床とキッスしてやがった。うっかりならしゃーないね。ツッコミを入れたのは久我。偉いね貴重なツッコミ属性だね。辻本の相棒である男なんて既に壇上でゲームしてるってのに。
『最初のお題何にしたの?』
「基本の腕相撲」
『何言ってんだテメー!ってなっちゃったのね』
「まぁ」
『これからバスケだのバレーだのあるってのにね……』
「なにやらす気なんだよアンタ」
『とりあえず協調性……?あと得意なもん見付けるのとかかな。あれなら料理とかさせる気だったし。え~こんなんならお題の意味ねえなぁ、去年はまだ可愛かったって事?』
「初手柔道は地獄だったんで……」
「何やってんだよ」
呆気に取られていたまだ立っていた奴等がきろりと目を吊り上げる。なんだあの女。こんな巫山戯たお題を出したのはあの女かと。辻本に話しかけていた女の肩を掴む。おいさっきのはどういう意味だ。すると女は気だるげな顔を隠しもせずにその手を掴む。
力を入れたようには見えなかったけれど、掴まれた男は床に伏していた。何があったかすら解らない様子であった。
「合気道か?」
「あの人はバケモンだからな。最悪俺に逆らってもいいけどあの人に逆らうと番犬が出るわ本人はバケモンだわで死ぬから気を付けろ。常磐の常識だ」
「どんな常識だよ」
『耳塞げ~』
「げ」
「あ?」
すう、と名前が大きく吸う。辻本が急いで耳を塞ぐ。久我が戸惑いながら見ると壇上でゲームをしていた二年生まで耳栓を装備しているのが見えた。
『野郎共ッッッ!!!!!』
キンッ!と久我の耳にとんでもねえ音が襲いかかる。そもそも名前の声量はあの月島花とタイを張るレベルのクソデカボイスなので響く体育館なんぞで大声を出したら近くの奴は死ぬに決まっている。
『文句があるなら勝ち残れ!辻本の言は私、常磐連合頭苗字名前の言と取れ!勝負も避ける臆病者と会ってやるような優しい奴は常磐にゃ居ねえんだよ!!!!!』
「名前さん、皆死んでます」
『根性無くない?』
「喧しいわ」
『え゛え゛ん゛ちかれた山田ァ!ライター貸して!』
「山田はライターじゃありませんよ全くもう」
「名前っち見てえ~???」
『なーあに』
「イヤーカフで今まで笛鳴ったらGPS見れるようになるだけだったじゃん?笛のボタン押したら無線みたく出来るようにしたよお」
『お前何目指してんの?』
「スパイ映画かよ」
「はい」
『なんだこれは』
「お題に逆らったからつい転がしました」
『つい』
「つい」
『うっかりさんめ』
「大虐殺をうっかりで済ますな!!!!」
そろそろお題が行き渡った頃かなぁ、大人しくやってくれてるかなぁと思って見に行くと大半が体育館で床とキッスしてやがった。うっかりならしゃーないね。ツッコミを入れたのは久我。偉いね貴重なツッコミ属性だね。辻本の相棒である男なんて既に壇上でゲームしてるってのに。
『最初のお題何にしたの?』
「基本の腕相撲」
『何言ってんだテメー!ってなっちゃったのね』
「まぁ」
『これからバスケだのバレーだのあるってのにね……』
「なにやらす気なんだよアンタ」
『とりあえず協調性……?あと得意なもん見付けるのとかかな。あれなら料理とかさせる気だったし。え~こんなんならお題の意味ねえなぁ、去年はまだ可愛かったって事?』
「初手柔道は地獄だったんで……」
「何やってんだよ」
呆気に取られていたまだ立っていた奴等がきろりと目を吊り上げる。なんだあの女。こんな巫山戯たお題を出したのはあの女かと。辻本に話しかけていた女の肩を掴む。おいさっきのはどういう意味だ。すると女は気だるげな顔を隠しもせずにその手を掴む。
力を入れたようには見えなかったけれど、掴まれた男は床に伏していた。何があったかすら解らない様子であった。
「合気道か?」
「あの人はバケモンだからな。最悪俺に逆らってもいいけどあの人に逆らうと番犬が出るわ本人はバケモンだわで死ぬから気を付けろ。常磐の常識だ」
「どんな常識だよ」
『耳塞げ~』
「げ」
「あ?」
すう、と名前が大きく吸う。辻本が急いで耳を塞ぐ。久我が戸惑いながら見ると壇上でゲームをしていた二年生まで耳栓を装備しているのが見えた。
『野郎共ッッッ!!!!!』
キンッ!と久我の耳にとんでもねえ音が襲いかかる。そもそも名前の声量はあの月島花とタイを張るレベルのクソデカボイスなので響く体育館なんぞで大声を出したら近くの奴は死ぬに決まっている。
『文句があるなら勝ち残れ!辻本の言は私、常磐連合頭苗字名前の言と取れ!勝負も避ける臆病者と会ってやるような優しい奴は常磐にゃ居ねえんだよ!!!!!』
「名前さん、皆死んでます」
『根性無くない?』
「喧しいわ」
『え゛え゛ん゛ちかれた山田ァ!ライター貸して!』
「山田はライターじゃありませんよ全くもう」
「名前っち見てえ~???」
『なーあに』
「イヤーカフで今まで笛鳴ったらGPS見れるようになるだけだったじゃん?笛のボタン押したら無線みたく出来るようにしたよお」
『お前何目指してんの?』
「スパイ映画かよ」