そのご
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「浮かねえ顔で、何してんだ?」
『解ってンならもう少しなんか無いわけ?名前ちゃんどうしたの?辛い事あったの?飴ちゃんあげよっか?とか』
「お前そういうの嫌いだろ。ミンティアならあるぞ」
『逆になんで?』
シケた面しやがって、と蓮次は煙草に火を灯す。鈴蘭の屋上に出入りを許されているこの女は勝手にソファに座ってゆらゆら紫煙を揺らしている。
「花でも呼ぶか?」
『別にい。誰かと話したくてこんなクソみてーな所に来たわけじゃありませんけど』
「……。お前、小学生の頃から出入りしてんだっけ?」
『ん?うん。拓海から聞いた?』
「おー。その頃と今、大分違うか?」
『違うよ~、何せ今の奴等はクソッタレが少ないでしょう。あの頃は、てかそうだな……うちらの四つ上くらいの世代とかはマジでクソが多かったよ。三郎くん達の世代もね』
「ふうん。今は少ねぇとは思ってるんだな」
『……思ってるよ。いつまでも許せないし、いっそ全員憎みてえけどさ、何よりそれを私が許せないんだもの。……花も、迫ちゃんも、蓮次くんも、悪い奴じゃない事、解ってるもん。気持ちが、追い付かねえだけでさ』
「そうな」
名前は迷っていた。自分がこのままではいけないと、解ってはいるのにどうしても気持ちが落ち着かない。自分のこの気持ちが後々後輩達を左右してしまうかもしれない。自分の影響力を良く理解しているからこその悩みだった。
そしてこの間の久我の話、他の一年坊主から来る「鈴蘭にイチャモン付けられました」「~に舐められてる」「やっちまいましょう」なんて言葉。
『い゛ーーーッ!!!』
「急に発狂すんな」
『これだからよ~大所帯は困るんだ!ええん゛助けてジョーさん……』
「そこは光政じゃねーのかよ」
『光政は器用だからさ~、なんやかんやどうにかするんだよ。たまにはジョーさんの力技が恋しくなる』
「花は?」
『やだちょっと、私が鈴蘭の奴に意見求めるっての?』
「原田さんは?」
『蓮次くんちょっとオハナシしない?』
「ハハ、たまにゃそういう話も聞かせてくれよ」
『絶対嫌ですけど~?.......はーあ。ね、蓮次くん』
「ん」
『これから世良とタケとダーツ行くけど行かない?』
「良いぜ。ん?山田は?」
『アイツ今日学校の調理部と新メニュー考案してるからさ』
「何者なんだよアイツは」
「浮かねえ顔で、何してんだ?」
『解ってンならもう少しなんか無いわけ?名前ちゃんどうしたの?辛い事あったの?飴ちゃんあげよっか?とか』
「お前そういうの嫌いだろ。ミンティアならあるぞ」
『逆になんで?』
シケた面しやがって、と蓮次は煙草に火を灯す。鈴蘭の屋上に出入りを許されているこの女は勝手にソファに座ってゆらゆら紫煙を揺らしている。
「花でも呼ぶか?」
『別にい。誰かと話したくてこんなクソみてーな所に来たわけじゃありませんけど』
「……。お前、小学生の頃から出入りしてんだっけ?」
『ん?うん。拓海から聞いた?』
「おー。その頃と今、大分違うか?」
『違うよ~、何せ今の奴等はクソッタレが少ないでしょう。あの頃は、てかそうだな……うちらの四つ上くらいの世代とかはマジでクソが多かったよ。三郎くん達の世代もね』
「ふうん。今は少ねぇとは思ってるんだな」
『……思ってるよ。いつまでも許せないし、いっそ全員憎みてえけどさ、何よりそれを私が許せないんだもの。……花も、迫ちゃんも、蓮次くんも、悪い奴じゃない事、解ってるもん。気持ちが、追い付かねえだけでさ』
「そうな」
名前は迷っていた。自分がこのままではいけないと、解ってはいるのにどうしても気持ちが落ち着かない。自分のこの気持ちが後々後輩達を左右してしまうかもしれない。自分の影響力を良く理解しているからこその悩みだった。
そしてこの間の久我の話、他の一年坊主から来る「鈴蘭にイチャモン付けられました」「~に舐められてる」「やっちまいましょう」なんて言葉。
『い゛ーーーッ!!!』
「急に発狂すんな」
『これだからよ~大所帯は困るんだ!ええん゛助けてジョーさん……』
「そこは光政じゃねーのかよ」
『光政は器用だからさ~、なんやかんやどうにかするんだよ。たまにはジョーさんの力技が恋しくなる』
「花は?」
『やだちょっと、私が鈴蘭の奴に意見求めるっての?』
「原田さんは?」
『蓮次くんちょっとオハナシしない?』
「ハハ、たまにゃそういう話も聞かせてくれよ」
『絶対嫌ですけど~?.......はーあ。ね、蓮次くん』
「ん」
『これから世良とタケとダーツ行くけど行かない?』
「良いぜ。ん?山田は?」
『アイツ今日学校の調理部と新メニュー考案してるからさ』
「何者なんだよアイツは」