そのご
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「許可ください」
『いや別に良いけど』
「良いのかよ」
久我が、鈴蘭の佐島を倒した男に勝負を挑みたいので許可をくれと言ってきた。即答で許可を出した名前に久我は拍子抜けした。名前が鈴蘭を嫌ってるのは最早周知の事実なので。
「あの、怒らねえんスか」
『いや別に。いまあそこは花ちゃんのとこだから、変な事は起こらねえだろうし。タイマンなら許すよ。お前の目標にも関わる事なんだからね』
「……あざっす」
『おー、で?佐島だっけ。佐島倒したのはどんなんなの?』
「俺も良く知らねえんスけど、三国がアウトサイダーがなんたらって言ってましたね」
『……あぁ、鈴蘭のアウトサイダー伝説ね。源治くん、春道くんに三郎くん、九里虎に花ちゃん。そっか、次のアウトサイダーはソイツかぁ』
「とんでもねえ名前がゴロゴロと」
『気にすんな』
名前は全く腹立つよな、鈴蘭は。なんて言いながらちょっと懐かしむような、愉しげな顔をした。鈴蘭の話をする名前がこんな顔をするのは珍しい事であった。
「……」
『マでもそのアウトサイダーくん、名前は?』
「なんだっけな、宮本だった気が」
『その宮本がどのタイプかだね。個人的に多分、』
そこまで言って言葉を止めた名前はいやにニヤついている。なんだよと問えば別にぃ、と言いながらいちごオレをズゴゴ。
『虎の尾、踏んでねーと良いけどね』
次の日、宮本に喧嘩を売る為に佐島に連絡を取ると「大魔王にやられて今日休んでんぞ」と返され宇宙を背負っちまった。名前が言っていたのは大魔王、花木九里虎の事であったらしい。
「あの……花木九里虎は……」
「久我ちゃ辞めときな」
「俺もオススメしない」
『お師匠さんに勝てるとしたら……マ、今の世代じゃ二人くらいしか思い付かんね』
「許可ください」
『いや別に良いけど』
「良いのかよ」
久我が、鈴蘭の佐島を倒した男に勝負を挑みたいので許可をくれと言ってきた。即答で許可を出した名前に久我は拍子抜けした。名前が鈴蘭を嫌ってるのは最早周知の事実なので。
「あの、怒らねえんスか」
『いや別に。いまあそこは花ちゃんのとこだから、変な事は起こらねえだろうし。タイマンなら許すよ。お前の目標にも関わる事なんだからね』
「……あざっす」
『おー、で?佐島だっけ。佐島倒したのはどんなんなの?』
「俺も良く知らねえんスけど、三国がアウトサイダーがなんたらって言ってましたね」
『……あぁ、鈴蘭のアウトサイダー伝説ね。源治くん、春道くんに三郎くん、九里虎に花ちゃん。そっか、次のアウトサイダーはソイツかぁ』
「とんでもねえ名前がゴロゴロと」
『気にすんな』
名前は全く腹立つよな、鈴蘭は。なんて言いながらちょっと懐かしむような、愉しげな顔をした。鈴蘭の話をする名前がこんな顔をするのは珍しい事であった。
「……」
『マでもそのアウトサイダーくん、名前は?』
「なんだっけな、宮本だった気が」
『その宮本がどのタイプかだね。個人的に多分、』
そこまで言って言葉を止めた名前はいやにニヤついている。なんだよと問えば別にぃ、と言いながらいちごオレをズゴゴ。
『虎の尾、踏んでねーと良いけどね』
次の日、宮本に喧嘩を売る為に佐島に連絡を取ると「大魔王にやられて今日休んでんぞ」と返され宇宙を背負っちまった。名前が言っていたのは大魔王、花木九里虎の事であったらしい。
「あの……花木九里虎は……」
「久我ちゃ辞めときな」
「俺もオススメしない」
『お師匠さんに勝てるとしたら……マ、今の世代じゃ二人くらいしか思い付かんね』