そのよん
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「吹っ飛ぶレベルの力で叩くことねえだろ」
『飛ぶ方が悪い』
「あと髑髏傷付けたってお前それは……」
『は?将五の意思なんて関係ないわよ。“私が”腹が立ったからやったの。誰にも文句は言わせない。最弱勢力だからって一番発言権がねーなんて思うんじゃねーぞ』
「おいコイツどうなってんだ!!!」
「悪い……」
「うちのがすまん……」
「名前、ハンカチ」
『ありがと寿ちゃん』
じゃあ帰るかァ~、なんて欠伸を零し、“命尊哉”と刺繍が入った制服を翻した女を萬侍連中はジト目で見遣る。おいアイツなんなんだよ、とビスコが近くの天地に言うと「弱みを握られるから悪い」と言うので、「お前も握られてんのか」と問うと「握られてるどころじゃねーんだ黙ってろ」と死んだ目で返された。哀れ。
『じゃ~私一足先に帰るわ』
「天地お前帰りも名前の運転か?」
「うるせー、二度と乗るか」
「名前、俺乗ってみたい」
『良いよォ、じゃあ帰りは光政ね』
「猛者かよ」
「名前今度俺も乗せてな!」
『あいよォ花ちゃん。じゃ、また向こうで会おっかぁ~』
光政をケツに乗せて走り出す。帰りは急がなくて良いしゆっくり(当社比)で良いかな。
「名前」
『んー?』
「気ィ、晴れたか?」
名前はニィ、と口端を吊り上げ、『勿論!』と返す。
『今回のおかげで萬侍の江戸川會とも繋がり出来たしね』
「キッショ。は?江戸川會ってよ、」
『萬侍帝国トップの木村政道くんよ。山田とタケが二度と常磐に手を出さねーって約束させたの。さっき。ついでに今度戸亜留市副頭の谷くんと遊びに来な~!って言っといた』
「つくづくお前は敵に回したくねえわ」
『んふふ』
「ところでよ」
『んー?』
「お前のその命尊哉ってよ」
『ンッフフフフフ!!タケちゃんと友哉!』
「大好きかよ」
『当たり前っしょ!』
何回か休憩を挟んで、明け方にゃ戸亜留市に着いた。月本家に送り届けて名前はすぐ村田家に向かわずに単車を走らせる。
『とっきー、ただいま!』
「おー、怪我は無さそうだな。お前の分は無しだったんだな?」
『え?一撃も貰わず蹴り飛ばしたわ』
「クソがよ」
こうして、戸亜留市の……引いては常磐の平和は、自由は護られた。戸亜留市JUST EIGHTはとんでもなく有名なものになっちまったのである。
「吹っ飛ぶレベルの力で叩くことねえだろ」
『飛ぶ方が悪い』
「あと髑髏傷付けたってお前それは……」
『は?将五の意思なんて関係ないわよ。“私が”腹が立ったからやったの。誰にも文句は言わせない。最弱勢力だからって一番発言権がねーなんて思うんじゃねーぞ』
「おいコイツどうなってんだ!!!」
「悪い……」
「うちのがすまん……」
「名前、ハンカチ」
『ありがと寿ちゃん』
じゃあ帰るかァ~、なんて欠伸を零し、“命尊哉”と刺繍が入った制服を翻した女を萬侍連中はジト目で見遣る。おいアイツなんなんだよ、とビスコが近くの天地に言うと「弱みを握られるから悪い」と言うので、「お前も握られてんのか」と問うと「握られてるどころじゃねーんだ黙ってろ」と死んだ目で返された。哀れ。
『じゃ~私一足先に帰るわ』
「天地お前帰りも名前の運転か?」
「うるせー、二度と乗るか」
「名前、俺乗ってみたい」
『良いよォ、じゃあ帰りは光政ね』
「猛者かよ」
「名前今度俺も乗せてな!」
『あいよォ花ちゃん。じゃ、また向こうで会おっかぁ~』
光政をケツに乗せて走り出す。帰りは急がなくて良いしゆっくり(当社比)で良いかな。
「名前」
『んー?』
「気ィ、晴れたか?」
名前はニィ、と口端を吊り上げ、『勿論!』と返す。
『今回のおかげで萬侍の江戸川會とも繋がり出来たしね』
「キッショ。は?江戸川會ってよ、」
『萬侍帝国トップの木村政道くんよ。山田とタケが二度と常磐に手を出さねーって約束させたの。さっき。ついでに今度戸亜留市副頭の谷くんと遊びに来な~!って言っといた』
「つくづくお前は敵に回したくねえわ」
『んふふ』
「ところでよ」
『んー?』
「お前のその命尊哉ってよ」
『ンッフフフフフ!!タケちゃんと友哉!』
「大好きかよ」
『当たり前っしょ!』
何回か休憩を挟んで、明け方にゃ戸亜留市に着いた。月本家に送り届けて名前はすぐ村田家に向かわずに単車を走らせる。
『とっきー、ただいま!』
「おー、怪我は無さそうだな。お前の分は無しだったんだな?」
『え?一撃も貰わず蹴り飛ばしたわ』
「クソがよ」
こうして、戸亜留市の……引いては常磐の平和は、自由は護られた。戸亜留市JUST EIGHTはとんでもなく有名なものになっちまったのである。