『春ちゃんなんでうちの高校来なかったの？片岡とか遠すぎ』
「名前さんと同じ学校とか胃が死にますって」
『言いおるなこやつめ。すみませーんベリーベリーパフェ追加！』
「かしこまりましたー」
「つーか名前さんよく進級出来ましたね」
『算数と化学以外は出来るんだって。数学は数式は解るもん』
「ただし算数は出来ない」
『いえす』
「そんな名前さんが入れる高校なんて怖くて行けねーっす」
『どーいう意味だ貴様。まぁうちの高校鈴蘭鳳仙その他から逃げてきた半端もんの集まりだから。武装に恨みもつ奴も多いよ』
「そんな所行かねーっす」
『えーえーえー、学祭とか楽しいんだよ。去年の学祭はお化け屋敷やってね、私と友達と超高速ゾンビやってね』
「ゾンビが走るってのがまず間違いっすね」
『体育祭は3年に勝ったよ。』
「なに出たんすか？」
『バスケと卓球』
「球技。あれ、名前さんリレーやんなかったんすか？」
『私異様に足だけは遅いんだよ解れよ』
「知ってますし」
『はうひゃふはひふほはひはほふへふひはっはは（春ちゃんいつの間にか毒舌になったな）』

「食べてから話しなさい」
『はぁいママン…』
「誰がママンすか。」
『春ちゃんママン！』
「勘弁してください」
『可愛いじゃん』
「頭腐ってません？」
『春ちゃんは可愛い後輩ですからねー、武装入ったんしょ？』
「っす」
『うちの将五よろしくね』
「…。あの、」
『ん？』
「拓海さんって武装、入らないんスか？」


真剣な顔で言う春ちゃん。そうさなぁ、春ちゃん真面目だし今のちゃらんぽらん拓海くんは笑えないか。