そのじゅうなな
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『見て、めっちゃキリン近い』
「お前の事餌だと思ってねえかあれ」
『そんな事ある?あ待ってめっちゃ近い近い近い』
「名前ちょっと下がれ」
『あれ触れる?』
「やめとけ」
『あ、もうちょい』
「小学生かお前は全く」
『あ……行っちゃった……』
「良かったな餌だと思われてなくて」
『とっきー、あっちモルモットいる』
「行くか」
野次馬三人が入園する時に今日緊急メンテナンスで遊具使えないんですよ~、と聞いた時はめちゃくちゃキレ散らかしたけれど、それはそれとして楽しそうである。いつも無気力な顔してる名前も今日は心做しかニコニコしている。
「真っ当なデートだろこれは」
「写真撮れた」
「あっ見守り隊の一人が急な供給に死んだ」
「公式からの供給に死ぬオタクじゃん」
「ん……?おい友哉とタケ」
「はい……うわ」
「おわ!」
見れば名前がモルモットやら兎やらに囲まれてニッコニコしている。あの女はもふもふが好きなので。そして十希夫はそんな名前を見て崩れ落ちている。三人や名前にゃ聞こえないけれど、小声で「助けてくれ……」って言ってる。無理です。
『とっきー、見て、もふもふ』
「……そだな……」
『触んないの?』
「触る……」
そうして名前に渡された兎をスルーして名前の頭を撫でた。なんで?これは素で間違えた十希夫はまた崩れ落ちた。三人も崩れ落ちた。笑って。触れ合いコーナーのおばちゃんもこれにはニッコリ。
「アイツ絶対今素で間違えたぞ」
「待って今のは俺に効く」
「ほわ゛~純愛だァ~染みる~俺ちんも純愛してえ~」
「どんだけ爛れた恋愛してんだお前」
「解る~」
「友哉。おい。友哉」
さて、散々二人はもふもふを堪能して歩き出した。とっきー、あっち猿山あるよ。おー行くか、とテンションの上がった名前が走り出そうとするのを見て十希夫が咄嗟に名前の手を掴む。
「転ぶぞ」
『……子供じゃないんですけど』
「思ってねーよ」
そんな事言いながらも二人の顔は真っ赤。後方の三人もそろそろアイツ等なんで付き合ってねーの?とキレそうになっているけれど、まぁ恋愛初心者二人になりゃ仕方ねえかとニヤニヤしながら……
「あ?」
「あ」
「オイオイオイオイオイ」
名前と十希夫に話しかけた飼育員の若いお姉さん。
「そこのカップルさん、記念にネックレスとかありますよ!如何ですか!!」
この言葉に二人の顔はとんでもねえ事になった。尚この発言はとんでもなく通る声なので三人にも聞こえてひゅ~!!!やるじゃんとワクワクしている。
『え゛、えっと、』
「これとかペアで凄く可愛くないですか??」
『ん゛、いや、あの、』
「名前、これは?」
『なん゛?????』
「彼氏さんこちらだと男の人でも付けててもカッコよくて良いかもです」
「かッッッ、あ、いや。はい」
『はい!!!?』
「これの、あの、……彼女の、方の見せてもらって良いすか」
『かッッッッッッ!!!!?』
ここら辺で飼育員さんもあれ?もしかしてこれはカップルでは無いのでは?と思い始める。手繋いでたし完全に雰囲気がカップルだったのだけど。もしかしてこれ自分がキューピットになれるのでは?
「あの……これとかどうです……?」
『え、あ、ふ、フラミンゴ……?』
「あんま見ないすね」
「これですね……向かい合った姿がハートになる事から……幸福の鳥って言われてて……結婚式の前撮りとかでフラミンゴのモチーフ使われたりするんですよ」
『ゲッホゴホッゴホッゴホッ』
「ガッゴホッゴホッゴホッゴホッカハッ」
「大丈夫ですか?ちなみにこのネックレスだとほらくっ付けたらピッタリハートになるんで縁起も良くて」
『あの、あ、いや、ち、違うの』
「それください」
『ま゛!!!!!!!!?』
十希夫は即決でフラミンゴのネックレスを買った。名前に後ろ向けほら、と言って二人して顔真っ赤にして、十希夫は名前の首にネックレスを付けた。これには飼育員さんもニッコリ。
『と、』
「あ?」
『と、とっきーの、つ、付ける』
「ま゛!!?」
三人は話が聞こえてないのでネックレス買ったんだァ。あ、十希夫付けたわ。やるじゃん、なんて喋りながらアイスを食ったりなんだりしてたのだけど、十希夫がベンチに座って名前が膝立ちになったのでなになになに、と目を凝らす。
すると名前がめちゃくちゃ手を震わせながら十希夫の首にネックレスを回しているじゃねーか。おい十希夫顔赤くしてる場合じゃねーぞ。祭りだ祭り。やべーテンション上がってきた。
「い、行くか」
『ん!!?』
「猿山行くって言ってたろ」
『そうね!!?行こ!!!!!』
「おー」
「お前の事餌だと思ってねえかあれ」
『そんな事ある?あ待ってめっちゃ近い近い近い』
「名前ちょっと下がれ」
『あれ触れる?』
「やめとけ」
『あ、もうちょい』
「小学生かお前は全く」
『あ……行っちゃった……』
「良かったな餌だと思われてなくて」
『とっきー、あっちモルモットいる』
「行くか」
野次馬三人が入園する時に今日緊急メンテナンスで遊具使えないんですよ~、と聞いた時はめちゃくちゃキレ散らかしたけれど、それはそれとして楽しそうである。いつも無気力な顔してる名前も今日は心做しかニコニコしている。
「真っ当なデートだろこれは」
「写真撮れた」
「あっ見守り隊の一人が急な供給に死んだ」
「公式からの供給に死ぬオタクじゃん」
「ん……?おい友哉とタケ」
「はい……うわ」
「おわ!」
見れば名前がモルモットやら兎やらに囲まれてニッコニコしている。あの女はもふもふが好きなので。そして十希夫はそんな名前を見て崩れ落ちている。三人や名前にゃ聞こえないけれど、小声で「助けてくれ……」って言ってる。無理です。
『とっきー、見て、もふもふ』
「……そだな……」
『触んないの?』
「触る……」
そうして名前に渡された兎をスルーして名前の頭を撫でた。なんで?これは素で間違えた十希夫はまた崩れ落ちた。三人も崩れ落ちた。笑って。触れ合いコーナーのおばちゃんもこれにはニッコリ。
「アイツ絶対今素で間違えたぞ」
「待って今のは俺に効く」
「ほわ゛~純愛だァ~染みる~俺ちんも純愛してえ~」
「どんだけ爛れた恋愛してんだお前」
「解る~」
「友哉。おい。友哉」
さて、散々二人はもふもふを堪能して歩き出した。とっきー、あっち猿山あるよ。おー行くか、とテンションの上がった名前が走り出そうとするのを見て十希夫が咄嗟に名前の手を掴む。
「転ぶぞ」
『……子供じゃないんですけど』
「思ってねーよ」
そんな事言いながらも二人の顔は真っ赤。後方の三人もそろそろアイツ等なんで付き合ってねーの?とキレそうになっているけれど、まぁ恋愛初心者二人になりゃ仕方ねえかとニヤニヤしながら……
「あ?」
「あ」
「オイオイオイオイオイ」
名前と十希夫に話しかけた飼育員の若いお姉さん。
「そこのカップルさん、記念にネックレスとかありますよ!如何ですか!!」
この言葉に二人の顔はとんでもねえ事になった。尚この発言はとんでもなく通る声なので三人にも聞こえてひゅ~!!!やるじゃんとワクワクしている。
『え゛、えっと、』
「これとかペアで凄く可愛くないですか??」
『ん゛、いや、あの、』
「名前、これは?」
『なん゛?????』
「彼氏さんこちらだと男の人でも付けててもカッコよくて良いかもです」
「かッッッ、あ、いや。はい」
『はい!!!?』
「これの、あの、……彼女の、方の見せてもらって良いすか」
『かッッッッッッ!!!!?』
ここら辺で飼育員さんもあれ?もしかしてこれはカップルでは無いのでは?と思い始める。手繋いでたし完全に雰囲気がカップルだったのだけど。もしかしてこれ自分がキューピットになれるのでは?
「あの……これとかどうです……?」
『え、あ、ふ、フラミンゴ……?』
「あんま見ないすね」
「これですね……向かい合った姿がハートになる事から……幸福の鳥って言われてて……結婚式の前撮りとかでフラミンゴのモチーフ使われたりするんですよ」
『ゲッホゴホッゴホッゴホッ』
「ガッゴホッゴホッゴホッゴホッカハッ」
「大丈夫ですか?ちなみにこのネックレスだとほらくっ付けたらピッタリハートになるんで縁起も良くて」
『あの、あ、いや、ち、違うの』
「それください」
『ま゛!!!!!!!!?』
十希夫は即決でフラミンゴのネックレスを買った。名前に後ろ向けほら、と言って二人して顔真っ赤にして、十希夫は名前の首にネックレスを付けた。これには飼育員さんもニッコリ。
『と、』
「あ?」
『と、とっきーの、つ、付ける』
「ま゛!!?」
三人は話が聞こえてないのでネックレス買ったんだァ。あ、十希夫付けたわ。やるじゃん、なんて喋りながらアイスを食ったりなんだりしてたのだけど、十希夫がベンチに座って名前が膝立ちになったのでなになになに、と目を凝らす。
すると名前がめちゃくちゃ手を震わせながら十希夫の首にネックレスを回しているじゃねーか。おい十希夫顔赤くしてる場合じゃねーぞ。祭りだ祭り。やべーテンション上がってきた。
「い、行くか」
『ん!!?』
「猿山行くって言ってたろ」
『そうね!!?行こ!!!!!』
「おー」