そのじゅうなな
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「しんどい」
「お前顔死んでんぞ」
「助けてくれ黒澤」
「助けられねえな」
「畜生」
さて、土曜の朝である。黒澤は原田が金曜日の放課後には完全に死んでたのでニッヤニヤしながら原田の家に泊まったのである。
「おらさっさと服着ろ、髪もセットしろ早く」
「待ってくれ……」
「髭を剃れ、名前は無精髭にめちゃくちゃ厳しいぞ」
「あ?誰情報だそれ」
「前家に泊まった時に伸ばさねーならさっさと剃れ鬱陶しいって寝起きにキレられてな」
「は?お前ん家泊まったんか?は???」
「友哉居るからな」
「部屋は別だろうな」
「友哉と一緒の部屋で寝てたな」
「スーーーーーーーーーッ…………やり場のねえこの気持ち……」
「良いからはよ剃れ」
「おー」
原田家でドッタンバッタンしてる間に山田は名前を起こす。結局朝早く起きて迎え行くなら泊まった方が早くね?となっちまって黒澤家には山田と名前とタケが居る。ちなみにタケは寝起きが悪いことを自覚しているので目が覚めた瞬間覚醒するまで黙々と筋トレしている。
「名前、今日デートでしょ。起きな」
『うっぐ……』
「はい顔を洗って来なさいねまずね。タケちゃん目覚めたら顔洗え、いや筋トレいつもいつもエグいねお前。シャワー入ってね」
「ん……」
顔を洗って歯を磨いて、名前は速やかに山田に茶の間のソファに座れや……と言われたのですごすご座る。
「十希夫くんは絶対名前そのものが好きだから軽いメイクで行こ」
『ねえ゛滅多なこと言わないで』
「うるせえ喋るな動くな息をするな」
『死ねって言ってる?』
「友っち、先に髪べってしとこ」
「しとくか」
『気合い……』
山田が名前のメイクをしてる間にタケは先日買った服を綺麗にハンガーにかけて、やっぱり髪型はこれかしら……どれかしら……あれだわ。友っちあーいう風にして。りょ。香水これ?は?ウザってえな十希夫の香水移してもらえだのと半ギレで考えていた。言うて動物園。女は絶対動き回る。ならばちょっと甘めの爽やか系。なんだそれは。そんなもんあるかよ。あったわ。メイクが終わり、注文通りに髪型を変えてもらった女に服を着せて時間を見る。もうそろ来る。香水を真剣な顔で手首と項へ。
「ちょっと服めくる」
『ねえ山田、堂々と腰に掛けられたんだけど』
「タケちゃんお前の事自分の子供だと思ってる節あるから。てかその香水めちゃくちゃ良くない?センスの塊か?」
「待って真剣。今かけると十希夫ちゃ、トップノートからラストノートまで全部感じれるから死ぬ程意識する」
「ガチ過ぎてびっくりした、あ、名前一旦待って。ティント」
『え~ベタつくからやだ』
「これベタつかないから大丈夫黙れ口を開いてはいパッパッパッ」
『パッパッパッ』
「よく出来ました~えヤバくないタケちゃん俺達タッグ組んでこういう仕事出来るよきっと」
「言うけど俺ちん名前っちのしかしないよ」
「俺も名前のしかしないわ。解散」
『待って遊び行くだけなのに緊張してきたなんで?どうしよ。寝ていい?』
「寝るな馬鹿」
「もうそろ、」
「友哉ーーーッ名前起きてるか?」
「来たわ」
『ヒン……』
黒澤が茶の間まで行くとニンマリした山田とタケ。座ってる名前を見て、おー良いな可愛いぞお前、と言うと名前はあんがと、とそっぽを向いた。照れてるらしい。十希夫ー、早く来い、と言えばのそのそ歩いてきて、
名前を見て固まっちまった。名前も十希夫を見て固まっちまった。なにせ十希夫と今日の服の色が同じ。え、被った?違います。仕組みです。オソロです。山田とタケがおそろコーデじゃん!と声を上げると……名前の顔がボッ!!!!!と赤くなっちまった。うわ顔真っ赤……と声に出さず笑う黒澤がほれ、と十希夫を前に出す。
「あー………………行くか」
『うん……』
「いってら~!」
「楽しんできなね~!!!」
外まで見送りに行くと、なにやら十希夫がカリカリと首を掻いている。なんだ?と思えば名前に手を差し出したじゃないか、これには三人もコロンビア。名前はまた顔を真っ赤にしてちょこ……っと手を握ったのだった。
そこで黒澤があっ、と言って崩れ落ちた。
「どしたんカズミちゃ」
「く……く、待って……あい、アイツ……アイツの耳と首……」
「え?」
「あっ!!!十希夫くん耳と首真っ赤だ!!!」
あの野郎やるじゃねえか……なんて言いながら三人は準備を始める。三人の今日のミッションはコーデだけじゃない。野次馬である。ついでにアイツ等が絡まれないように見張るのも。
「今日こそは絶対付き合えよ」
「頼むよそろそろ」
「付き合わなければ十希夫ちゃのケツを蹴る」
「しんどい」
「お前顔死んでんぞ」
「助けてくれ黒澤」
「助けられねえな」
「畜生」
さて、土曜の朝である。黒澤は原田が金曜日の放課後には完全に死んでたのでニッヤニヤしながら原田の家に泊まったのである。
「おらさっさと服着ろ、髪もセットしろ早く」
「待ってくれ……」
「髭を剃れ、名前は無精髭にめちゃくちゃ厳しいぞ」
「あ?誰情報だそれ」
「前家に泊まった時に伸ばさねーならさっさと剃れ鬱陶しいって寝起きにキレられてな」
「は?お前ん家泊まったんか?は???」
「友哉居るからな」
「部屋は別だろうな」
「友哉と一緒の部屋で寝てたな」
「スーーーーーーーーーッ…………やり場のねえこの気持ち……」
「良いからはよ剃れ」
「おー」
原田家でドッタンバッタンしてる間に山田は名前を起こす。結局朝早く起きて迎え行くなら泊まった方が早くね?となっちまって黒澤家には山田と名前とタケが居る。ちなみにタケは寝起きが悪いことを自覚しているので目が覚めた瞬間覚醒するまで黙々と筋トレしている。
「名前、今日デートでしょ。起きな」
『うっぐ……』
「はい顔を洗って来なさいねまずね。タケちゃん目覚めたら顔洗え、いや筋トレいつもいつもエグいねお前。シャワー入ってね」
「ん……」
顔を洗って歯を磨いて、名前は速やかに山田に茶の間のソファに座れや……と言われたのですごすご座る。
「十希夫くんは絶対名前そのものが好きだから軽いメイクで行こ」
『ねえ゛滅多なこと言わないで』
「うるせえ喋るな動くな息をするな」
『死ねって言ってる?』
「友っち、先に髪べってしとこ」
「しとくか」
『気合い……』
山田が名前のメイクをしてる間にタケは先日買った服を綺麗にハンガーにかけて、やっぱり髪型はこれかしら……どれかしら……あれだわ。友っちあーいう風にして。りょ。香水これ?は?ウザってえな十希夫の香水移してもらえだのと半ギレで考えていた。言うて動物園。女は絶対動き回る。ならばちょっと甘めの爽やか系。なんだそれは。そんなもんあるかよ。あったわ。メイクが終わり、注文通りに髪型を変えてもらった女に服を着せて時間を見る。もうそろ来る。香水を真剣な顔で手首と項へ。
「ちょっと服めくる」
『ねえ山田、堂々と腰に掛けられたんだけど』
「タケちゃんお前の事自分の子供だと思ってる節あるから。てかその香水めちゃくちゃ良くない?センスの塊か?」
「待って真剣。今かけると十希夫ちゃ、トップノートからラストノートまで全部感じれるから死ぬ程意識する」
「ガチ過ぎてびっくりした、あ、名前一旦待って。ティント」
『え~ベタつくからやだ』
「これベタつかないから大丈夫黙れ口を開いてはいパッパッパッ」
『パッパッパッ』
「よく出来ました~えヤバくないタケちゃん俺達タッグ組んでこういう仕事出来るよきっと」
「言うけど俺ちん名前っちのしかしないよ」
「俺も名前のしかしないわ。解散」
『待って遊び行くだけなのに緊張してきたなんで?どうしよ。寝ていい?』
「寝るな馬鹿」
「もうそろ、」
「友哉ーーーッ名前起きてるか?」
「来たわ」
『ヒン……』
黒澤が茶の間まで行くとニンマリした山田とタケ。座ってる名前を見て、おー良いな可愛いぞお前、と言うと名前はあんがと、とそっぽを向いた。照れてるらしい。十希夫ー、早く来い、と言えばのそのそ歩いてきて、
名前を見て固まっちまった。名前も十希夫を見て固まっちまった。なにせ十希夫と今日の服の色が同じ。え、被った?違います。仕組みです。オソロです。山田とタケがおそろコーデじゃん!と声を上げると……名前の顔がボッ!!!!!と赤くなっちまった。うわ顔真っ赤……と声に出さず笑う黒澤がほれ、と十希夫を前に出す。
「あー………………行くか」
『うん……』
「いってら~!」
「楽しんできなね~!!!」
外まで見送りに行くと、なにやら十希夫がカリカリと首を掻いている。なんだ?と思えば名前に手を差し出したじゃないか、これには三人もコロンビア。名前はまた顔を真っ赤にしてちょこ……っと手を握ったのだった。
そこで黒澤があっ、と言って崩れ落ちた。
「どしたんカズミちゃ」
「く……く、待って……あい、アイツ……アイツの耳と首……」
「え?」
「あっ!!!十希夫くん耳と首真っ赤だ!!!」
あの野郎やるじゃねえか……なんて言いながら三人は準備を始める。三人の今日のミッションはコーデだけじゃない。野次馬である。ついでにアイツ等が絡まれないように見張るのも。
「今日こそは絶対付き合えよ」
「頼むよそろそろ」
「付き合わなければ十希夫ちゃのケツを蹴る」