そのじゅうろく
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『……』
「……」
『うまい棒買っていい?』
「買え」
『十三は?』
「今焼肉さん太郎かビックカツで迷ってる」
『酒飲みの選び方で草生えちゃうね』
「どっちも買うわ」
『あっカルパスとキャベツ太郎も欲しい』
「カルパス俺も食うから多めに買ってくれ」
『ヨーグルは?』
「村田家はヨーグル禁止だっつってんだろ、お前昔将五と奪い合って喧嘩したから」
『もうそんなガキじゃありませんけど???』
帰る度怪我が増えているのをガチギレされて三日間強制的に休まされました。いや久しぶりにあんな怒られた。そりゃそう、喧嘩の後に首に絞められた痕までこさえて帰ったらそれはキレる。「流石に見過ごせねえ、誰だそれやったの」とグラスが割れ、将五がわ!と怒りそうになると先にめちゃくちゃキレ散らかして膝詰めてめちゃくちゃ怒られた。光政、お前、許さない。流石に名前は出さなかったけど。
そんな十三は私を休ませた初日だけ有給を使って一緒に過ごしています。本当は監視も込めて三日休もうとしてたけど流石に辞めさせた。ごめんて。代わりになるべく将五が家から出ないように監視するよう言い付けられてめちゃくちゃごめんねした。
「婆ちゃん会計」
「はいはい、アンタ等そんなおっきくなっても変わんないのねえ」
『変わって欲しかったな』
「なにだって名前ちゃん小さい頃からお兄ちゃんにベッタリだったじゃない」
『やめて』
「本当にな。ずっとお兄ちゃんお兄ちゃん言って引っ付いて来てたのにな」
『やめて』
「お兄ちゃんはそんな名前ちゃんに絡む男の子達張り倒してたわねえ」
「当然の事だな」
『やめて……もうやめて……』
十三の片手にはどっっっさりと駄菓子が詰め込まれた袋。名前が懐かしい話をしたからかちょっと恥ずかしそうにてって!!と言うと十三はキョトン、とした後、ちょっと笑って手を差し出した。
「あらあらまだ名前ちゃんは甘えたさんね」
「俺の妹は世界一可愛い」
『やめて』
十三の左手をぶんぶん振り回しながら帰路につく。別に何か話す訳じゃないけど、沈黙は別に痛くない。
「今日の晩飯何がいい」
『サイコロステーキ』
「今年BBQしなかったし庭に出すか、炭」
『秋だけど』
「冬だろうが炭で焼きゃなんでも美味い」
『それはそう』
「商店街で肉買うか」
『……七輪にしよ、焼き鳥しよ』
「二人なら十分だな」
去年は寿とか将五と拓海と海でBBQしたけど、流石に今年は無理だし。あれ?てか私寿に『ごめんねお前がやってない事知ってたよ(笑)』って言ってなくない?あの子病んでないかな。後でLINEしよ。
商店街に着くといつも通り顔見知りの皆さんが「あらあらまぁまぁ」と微笑ましそうに見てくる。恥ずかしくなって手を離そうとしたらめちゃくちゃ嬉しそうな十三が絶対離さないので諦めます。
「今日は名前ちゃん甘えたさんの日?」
『やめて』
「お兄ちゃん冥利に尽きるな十三」
「本当に」
『やめて』
「今日何にするんだ?また餃子か?」
「今日七輪出すから焼き鳥でもしようかと思ってて、あとなんか適当に焼肉用の肉が欲しい」
「したら焼肉用に切るからちょっと待っててくれ!」
『十三、アイス』
「仕方ねえな」
「兄ちゃん顔ニヤついてるわよ」
「おばちゃんちょっと内緒にしてくれ」
十三にアイスを買って貰って、お肉切り終わるまで待ちます。食べる?要らね。
「お肉切れたよー!」
『あんがとおっちゃん』
「おう!これオマケの豚串な」
「いつもあんがとなおっちゃん」
やったー!と笑うとおっちゃん達もにっこり。小さい頃から通ってりゃ大食いなのもバレてるからね。十三が手を出てきたからえへえへ言いながらその手を掴む。
「あら名前ちゃんたら、前の男の子の時は顔真っ赤にしてたのにねえ」
「ん゛!!!?」
『おばちゃん!!!!!』
「あら内緒だった?ごめんなさいね」
「名前、帰ったらお話がある」
『誤解です誤解です本当にいやマジで』
「最悪龍ちゃんと鮫と好誠呼ぶ」
『呼んでやるな忙しいんだからあの人達』
『……』
「……」
『うまい棒買っていい?』
「買え」
『十三は?』
「今焼肉さん太郎かビックカツで迷ってる」
『酒飲みの選び方で草生えちゃうね』
「どっちも買うわ」
『あっカルパスとキャベツ太郎も欲しい』
「カルパス俺も食うから多めに買ってくれ」
『ヨーグルは?』
「村田家はヨーグル禁止だっつってんだろ、お前昔将五と奪い合って喧嘩したから」
『もうそんなガキじゃありませんけど???』
帰る度怪我が増えているのをガチギレされて三日間強制的に休まされました。いや久しぶりにあんな怒られた。そりゃそう、喧嘩の後に首に絞められた痕までこさえて帰ったらそれはキレる。「流石に見過ごせねえ、誰だそれやったの」とグラスが割れ、将五がわ!と怒りそうになると先にめちゃくちゃキレ散らかして膝詰めてめちゃくちゃ怒られた。光政、お前、許さない。流石に名前は出さなかったけど。
そんな十三は私を休ませた初日だけ有給を使って一緒に過ごしています。本当は監視も込めて三日休もうとしてたけど流石に辞めさせた。ごめんて。代わりになるべく将五が家から出ないように監視するよう言い付けられてめちゃくちゃごめんねした。
「婆ちゃん会計」
「はいはい、アンタ等そんなおっきくなっても変わんないのねえ」
『変わって欲しかったな』
「なにだって名前ちゃん小さい頃からお兄ちゃんにベッタリだったじゃない」
『やめて』
「本当にな。ずっとお兄ちゃんお兄ちゃん言って引っ付いて来てたのにな」
『やめて』
「お兄ちゃんはそんな名前ちゃんに絡む男の子達張り倒してたわねえ」
「当然の事だな」
『やめて……もうやめて……』
十三の片手にはどっっっさりと駄菓子が詰め込まれた袋。名前が懐かしい話をしたからかちょっと恥ずかしそうにてって!!と言うと十三はキョトン、とした後、ちょっと笑って手を差し出した。
「あらあらまだ名前ちゃんは甘えたさんね」
「俺の妹は世界一可愛い」
『やめて』
十三の左手をぶんぶん振り回しながら帰路につく。別に何か話す訳じゃないけど、沈黙は別に痛くない。
「今日の晩飯何がいい」
『サイコロステーキ』
「今年BBQしなかったし庭に出すか、炭」
『秋だけど』
「冬だろうが炭で焼きゃなんでも美味い」
『それはそう』
「商店街で肉買うか」
『……七輪にしよ、焼き鳥しよ』
「二人なら十分だな」
去年は寿とか将五と拓海と海でBBQしたけど、流石に今年は無理だし。あれ?てか私寿に『ごめんねお前がやってない事知ってたよ(笑)』って言ってなくない?あの子病んでないかな。後でLINEしよ。
商店街に着くといつも通り顔見知りの皆さんが「あらあらまぁまぁ」と微笑ましそうに見てくる。恥ずかしくなって手を離そうとしたらめちゃくちゃ嬉しそうな十三が絶対離さないので諦めます。
「今日は名前ちゃん甘えたさんの日?」
『やめて』
「お兄ちゃん冥利に尽きるな十三」
「本当に」
『やめて』
「今日何にするんだ?また餃子か?」
「今日七輪出すから焼き鳥でもしようかと思ってて、あとなんか適当に焼肉用の肉が欲しい」
「したら焼肉用に切るからちょっと待っててくれ!」
『十三、アイス』
「仕方ねえな」
「兄ちゃん顔ニヤついてるわよ」
「おばちゃんちょっと内緒にしてくれ」
十三にアイスを買って貰って、お肉切り終わるまで待ちます。食べる?要らね。
「お肉切れたよー!」
『あんがとおっちゃん』
「おう!これオマケの豚串な」
「いつもあんがとなおっちゃん」
やったー!と笑うとおっちゃん達もにっこり。小さい頃から通ってりゃ大食いなのもバレてるからね。十三が手を出てきたからえへえへ言いながらその手を掴む。
「あら名前ちゃんたら、前の男の子の時は顔真っ赤にしてたのにねえ」
「ん゛!!!?」
『おばちゃん!!!!!』
「あら内緒だった?ごめんなさいね」
「名前、帰ったらお話がある」
『誤解です誤解です本当にいやマジで』
「最悪龍ちゃんと鮫と好誠呼ぶ」
『呼んでやるな忙しいんだからあの人達』