晴れて２年になりました。

クラスは進路別に別れるのだが、大体仲の良い奴等は同じクラスになりました。就職組なので！


『「ひぇええええええい」』
「いかん！また黒澤と名前が揃ってしまった！」
「苗字……黒澤……頼むから今年は静かにしてくれ」
「やだなー先生」
『私等いつでも静かやん？』
「「「どこがだよ」」」


始業式も終わり、今日は山田くんとケーキの材料を買って我が家（村田家）で作って食いまくります。


「名前今日なんのケーキにする？チョコ？」
『チョコいいね。アイス乗っけるか』
「ディッシャーあんの？」
『勿論だぜべいべー。』
「あ、ストロベリーチョコでコーティングしてさ」
『最高じゃねーかコノヤロー。光沢には？』
「マーマレード？合うか？」
『んー、いっそジャムから作る？イチゴジャム』
「程よい酸味！」
『デリシャスうぇい！』


周りの人が変な目で見てるのは日常茶飯事です。


『ただいまー』
「おじゃましゃーす」
「おう」
『あれ将五。バイトは？』
「今日休みだよ。明日だ……ったなんだその大荷物」
「チョコケーキ作るんだよ」
「待てよ黒澤その量どーなってんだ。バースデーケーキの比じゃねーぞ」
『三段ケーキ』
「二段目はアイス」
「やだ……俺コイツ等に付き合ってたら胸焼けする…」
「それ兄貴にもよく言われるわ」
「兄貴？」
『鈴蘭の黒澤和光』
「お、おお」


いそいそとケーキ作りを進める２人でした