そのじゅういち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ねえ゛~~めちゃくちゃ怖くない?あの子あんなんだったかな~びっくりしちゃった』
「いや……お前……は……?」
原田家なう。あんまり一人で出歩くんじゃねーわと言われて人通りの多いとこで待ってたら軽く迎えに来てくれました。何故か知らんけどクロサーさんまで居る。何故。
「友哉が鳳仙の光政と飯食うって言ってて暇だったからよ。十希夫と居たんだわ」
『九里虎のケツばっか追ってる癖に?』
「おいその言い方完全にホモだからやめろ」
「違うのか……?」
「十希夫ッッッッ」
『評判じゃん、鈴蘭のクロサーは花木九里虎の追っかけしてるって。うちの学校でも有名なんですけど』
「誰だそれ言ったの軽く殺すから」
『残念だけどうちのクラスの一般生徒でち……』
「お前のクラス変な奴ばっか居るよな、なんだっけ、次期社長とハッカーと発明家と」
「多い多い」
本当はクロサーは十希夫に引き摺られて来たのだが。あー家来るんだな~仕方ねえなと思っていたら九里虎とどっか行こうとしていたクロサーがめちゃくちゃ顔覗き込んで「襲うんか?襲うんか?」とニヤニヤして来て思わずビンタしたのだけど、急に恥ずかしくなって九里虎にクロサー借りるわと言って首根っこ掴まえたのである。めちゃくちゃ抵抗されたけど、九里虎が「わしデートやけん好きにしてよかよー!!!」と叫んで走ったので諦めて着いてきた。
「でもお前、幼馴染って微妙~な立場だよなぁ……」
『いやそれね。私は別に今までの関係を無に帰す必要はないと思うけど、そもそもアイツ等私に依存し過ぎなのよ。私になんかあれば飛んできちまうし』
「悪いとは言わねえが、あ~、言い方悪いけどよ」
『立場があるでしょ。武装なら武装、鈴蘭のクソなら鈴蘭、』
「おい」
「鈴蘭の前で言うな」
『いや~~~ぶっちゃけ私自由にやりはしたけどさ~~~~女と関わるのもなんか外聞に悪いじゃん???九里虎は知らんし一般生徒なら別にして。勢力争いなんて馬鹿みたいな事だってあるんだから怪我しても言わないようにしてたのにさ~』
「「お前はもう少し頼れ」」
『ウス』
家に来た時十希夫ママンがくれた麦茶のピッチャーを傾ける。他人の家の母親と仲良くなりやがって……と言われたがごめんなさい、十希夫パパンとも仲良しです。
『そ~いえばもう夏休みなんだけどさ』
「数学は見ねえぞ」
「絶対嫌だからな」
『即答じゃん。山田ですら教えるの嫌って言ってたのに』
「アイツがお前の事で嫌って言葉出すの相当だぞ」
『鉄生さんが教えてやろうか?って言ってくれたんだけどさ……』
「……アイツ教えれんのか?」
『ん~~~~~私と算数悩んでくれる感じ』
「不安しかねえ」
「解った、解ったから。教えるから。家来たらいいだろ仕方ねえな」
『やった~!!!』
「ぐっっっっ」
『えっクロサーさんどした?めちゃくちゃ痛そうな声したけど』
「どうした?茶ァ飲むか?お?」
「い、いや……別に……」
家来たらいいだろ、の辺りでクロサーは目に喜色を浮かべて十希夫を見た。あわよくば九里虎とブッチャーら辺に言ってやろ!というちょっとしたガキ心である。即座に気付いた十希夫は無言でクロサーの背中をぶん殴った。名前がやった~!!!と喜んでいる間の早業である。このクロサーという男、クールぶっているしあれだがこういう時は全力で悪ノリする。黒澤家は悪ノリに命をかける血筋。
そんなこんなでもう夜になった、将五が名前が家に居ないと気付いた十三にハチャメチャキレられ、もうなんも言わないんで帰ってきて貰ってよろしいでしょうか……としょぼくれたLINEが来たので帰ります。目立つ所まで歩いて、二人が送ってくれた。
既に将五が単車で迎えに来ていて、二人に頭を下げる。あんま喧嘩すんなよな、とめちゃくちゃ生暖かい目で見られて居心地悪そうにしていたが、名前がありがとうー!と元気に言ってから帰って行った。
「………………」
「泊まらなくて残念だったな?」
「そんなんじゃねー」
「じゃあ取られるか心配か?」
「クロサー!!!!!」
「冗談だ、頼りにされてるもんな?とっきー?」
「テッッッメ今日こそは殺すからな!!!」
「俺の部屋をラブホ扱いした報いだ、諦めろ」
「してねーーーーー!!!!!!いつまで引き摺るつもりだそれ!」
「友哉は多分ずっと引き摺るぞ。さっきLINEで“ねえ十希夫パイセン名前とキッスした?!まだ!?キッスまだ!!?”って言ってた」
「兄弟共々殺してやる……」
「いや……お前……は……?」
原田家なう。あんまり一人で出歩くんじゃねーわと言われて人通りの多いとこで待ってたら軽く迎えに来てくれました。何故か知らんけどクロサーさんまで居る。何故。
「友哉が鳳仙の光政と飯食うって言ってて暇だったからよ。十希夫と居たんだわ」
『九里虎のケツばっか追ってる癖に?』
「おいその言い方完全にホモだからやめろ」
「違うのか……?」
「十希夫ッッッッ」
『評判じゃん、鈴蘭のクロサーは花木九里虎の追っかけしてるって。うちの学校でも有名なんですけど』
「誰だそれ言ったの軽く殺すから」
『残念だけどうちのクラスの一般生徒でち……』
「お前のクラス変な奴ばっか居るよな、なんだっけ、次期社長とハッカーと発明家と」
「多い多い」
本当はクロサーは十希夫に引き摺られて来たのだが。あー家来るんだな~仕方ねえなと思っていたら九里虎とどっか行こうとしていたクロサーがめちゃくちゃ顔覗き込んで「襲うんか?襲うんか?」とニヤニヤして来て思わずビンタしたのだけど、急に恥ずかしくなって九里虎にクロサー借りるわと言って首根っこ掴まえたのである。めちゃくちゃ抵抗されたけど、九里虎が「わしデートやけん好きにしてよかよー!!!」と叫んで走ったので諦めて着いてきた。
「でもお前、幼馴染って微妙~な立場だよなぁ……」
『いやそれね。私は別に今までの関係を無に帰す必要はないと思うけど、そもそもアイツ等私に依存し過ぎなのよ。私になんかあれば飛んできちまうし』
「悪いとは言わねえが、あ~、言い方悪いけどよ」
『立場があるでしょ。武装なら武装、鈴蘭のクソなら鈴蘭、』
「おい」
「鈴蘭の前で言うな」
『いや~~~ぶっちゃけ私自由にやりはしたけどさ~~~~女と関わるのもなんか外聞に悪いじゃん???九里虎は知らんし一般生徒なら別にして。勢力争いなんて馬鹿みたいな事だってあるんだから怪我しても言わないようにしてたのにさ~』
「「お前はもう少し頼れ」」
『ウス』
家に来た時十希夫ママンがくれた麦茶のピッチャーを傾ける。他人の家の母親と仲良くなりやがって……と言われたがごめんなさい、十希夫パパンとも仲良しです。
『そ~いえばもう夏休みなんだけどさ』
「数学は見ねえぞ」
「絶対嫌だからな」
『即答じゃん。山田ですら教えるの嫌って言ってたのに』
「アイツがお前の事で嫌って言葉出すの相当だぞ」
『鉄生さんが教えてやろうか?って言ってくれたんだけどさ……』
「……アイツ教えれんのか?」
『ん~~~~~私と算数悩んでくれる感じ』
「不安しかねえ」
「解った、解ったから。教えるから。家来たらいいだろ仕方ねえな」
『やった~!!!』
「ぐっっっっ」
『えっクロサーさんどした?めちゃくちゃ痛そうな声したけど』
「どうした?茶ァ飲むか?お?」
「い、いや……別に……」
家来たらいいだろ、の辺りでクロサーは目に喜色を浮かべて十希夫を見た。あわよくば九里虎とブッチャーら辺に言ってやろ!というちょっとしたガキ心である。即座に気付いた十希夫は無言でクロサーの背中をぶん殴った。名前がやった~!!!と喜んでいる間の早業である。このクロサーという男、クールぶっているしあれだがこういう時は全力で悪ノリする。黒澤家は悪ノリに命をかける血筋。
そんなこんなでもう夜になった、将五が名前が家に居ないと気付いた十三にハチャメチャキレられ、もうなんも言わないんで帰ってきて貰ってよろしいでしょうか……としょぼくれたLINEが来たので帰ります。目立つ所まで歩いて、二人が送ってくれた。
既に将五が単車で迎えに来ていて、二人に頭を下げる。あんま喧嘩すんなよな、とめちゃくちゃ生暖かい目で見られて居心地悪そうにしていたが、名前がありがとうー!と元気に言ってから帰って行った。
「………………」
「泊まらなくて残念だったな?」
「そんなんじゃねー」
「じゃあ取られるか心配か?」
「クロサー!!!!!」
「冗談だ、頼りにされてるもんな?とっきー?」
「テッッッメ今日こそは殺すからな!!!」
「俺の部屋をラブホ扱いした報いだ、諦めろ」
「してねーーーーー!!!!!!いつまで引き摺るつもりだそれ!」
「友哉は多分ずっと引き摺るぞ。さっきLINEで“ねえ十希夫パイセン名前とキッスした?!まだ!?キッスまだ!!?”って言ってた」
「兄弟共々殺してやる……」