皆さんのヒロイン苗字名前です。ヒロインって柄じゃない？はははお前ツラ貸せよ。


じゃねえ。


『山田ぁー』
「なんだね名前くん」
『なんで私等囲まれてんの？』
「お前が突っ込んだせいだよ」
『すぐ様付いてきたのもお前だな』
「せやな」


ただいま、三生高の奴等に囲まれております。何故か？世話になってる先輩が仲間といたんだろーけど、そのお仲間は今足元に転がってる。武器を持った大勢に素手で1人立ち向かう先輩を見たら来ちゃった！！


「来ちゃった！じゃないよ、苗字に黒澤。危ないだろ」
『つーか素手で武器あり５人倒したのかアンタ』
「化物かよ」
「殴るよ？」
「ごめん」


さて、先輩も大変ボロボロでございますのでどう逃げよう。つーかその前に


『三生高の方々はなんでうちの高校狙ってるわけ？喧嘩してーなら鈴蘭でも行けや』
「テメー等から因縁付けてきたんだろうが！！」
「先輩、等と抜かしてますが？」
「俺が聞いた限り全くもって知らんお話ですな」
「うるせえ！！！」


1人、一番優男顔した山田に鉄パイプを振りかぶった。先輩が危ない！と叫ぶが、大丈夫ですよ。山田は軽く鉄パイプを避け、ソイツの腹に膝を入れ、うずくまった瞬間横腹にがっつがつ蹴りを入れている。余程じゃなきゃそこまで喧嘩しないんですよこの子。


『山田、残り８人なんだけど粘土は残ってるな？』
「勿論。さぁーデスマスク作りましょうねぇー」
「ひ、ひぃ！！！」
「ビビんな！！３人しかいねーし1人は女だぞ！！」
「良かったね名前、女にカウントされてるよ」
『当たり前だろこんなか弱い美少女置いといてよ』
「全くか弱くないしただのゴリラだよね」
『んだと佐藤さんゴルァ！！？』
「全然かすってないあだ名つけるのやめてくれる？！！」


彼の名前は林田瑞希さん。喧嘩に飽きてうちの高校にやって来た先輩です。結構昔から交流あります。苗字で察しがつくと思いますが。


『テメー等こっちはさっさと帰って山田とケーキ作らなきゃいけねーんだ！！さっさと退きやがれ！！』
「あぁん！！？」
「テメーはすっこんでろ！！」
「拉致があかない。」