「いやーごめんね苗字ちゃん急に！」
『HAHAHAなんで呼ばれたんですか誰が休んだんですか』
「山中さん用事出来たんだって」
『山中ァ！！』
「パフェ1つ作って食べていいよ。レギュラーサイズで」
『300円払うんでいつもので』
「乗った」


さて、ホールで接客しますか。


『いらっしゃっせー』
「……」
「ねーちゃん３人！」
『喫煙席ですねーご案内でーす』
「おい」


無視して席に案内します。


『こっちに案内してんだろこっち座れや』
「あぁー？」
『そっちにアンタ等座ったら目立つから普通の客来ねーだろうが。こっち座れださい』
「なんやこの店員」
「……名前、お前今日バイトじゃねーはずだろ」
『やだな寿ちゃん。私いない時見計らって来たって事？殺す？』
「なんだ寿知り合いか？」
「うるせぇ」
『久しぶり室戸康明。元気？』
「？誰じゃお前」
『忘れたの？お前の靴にアロンアルファ＋画鋲敷き詰めてバリカンでお前を丸刈りにした苗字名前だけど』
「ひぃっ！！？」
「お前そんな事までしたのか。違う小学だったろ」
『他校だった癖にうちの寿虐めるんだから殺そうと思って。注文は？』


各々の注文聞きます。康明はさっきのでまだイライラしてんな。店に被害が出るのは頂けない。今日山中さん休みで私出て良かったな、不良担当だからな私。


『おまたせしましたーコーヒー２つのコーラですー』
「おー」
「さっさと帰れ」
『連れない事言うなよ康明。伸ばした髪の毛また刈ろうか』
「ヤメテ！」
「…名前」
『ん？』
「何時に終わる」
『９時』
「店で待ってろ」
『来んな』
「あ？」
『しばらく私十三以外の迎えはお断りする所存。今日はチャリあるしね』
「…ふん」
『あ、あとさ寿』
「なんだ、？」


天地は今の名前の目を見た事があった。一番天地が見たくない目。光が、ない。


『私は何も知らないからね』
「…あぁ」
『だから不用意に近付くなよ』
「…あぁ。」


『あ、いらっしゃいませー！何名様ですかー！！』


あの目が本当に嫌いだ。