体育館で適当に卒業式やって、歌って。私と山田くんでふざけて歌ってたらクラスメイトにめっちゃ叩かれた。なんなんだよお前等その連携。



『いやー先輩お世話になりましたね！』
「うわ、名前と黒澤」
「うわってなんすか先輩、失礼じゃないですか」
『そうですよこんな善良な生徒に』
「善良な生徒は武装とは絡まねーよ！」



入学当初に絡んできた先輩達に軽く挨拶して、さぁ回りますか。まず近い順で鈴蘭だな。



行く途中の公園で三郎さん以外を発見。卒業式まで何してんだアンタ等。


『へーい！卒業おめっとー！』
「おう名前」
「今から鈴蘭か？」
『や、三郎さんはどうせ戸亜留にいるから4人だけでいーや。卒業おめっと、元気にやれよ！』
「生意気なんだよテメー」
『いでっ！あ、これ卒業祝いね！』
「？おう、悪いな」


さて、あとは鳳仙行ってブライアン行くだけだ。さっさとジョーさんと信さんに挨拶行くか。



最早下校しようとしていたジョーさんの隣にいるウッジー（笑）に思い切り鞄を投げ付けて止める。


「いってぇ！！なんだコラァ！！」
『ほーたーるのーひーかーありーまーどーのーゆーうーきーー』
「あ、名前じゃ」
「げっ」
『信さん今げって言ったな。許さん。お母さんとお父さんに昔の恥ずかしい話聞いてやるからな』
「やめい！」
「なんじゃなんじゃ、挨拶にでも来たんか」
『挨拶挨拶ー！挨拶と卒業祝いにこれ。帰ったら開けてねジョーさん！』
「おう、ありがとうな」
『結局ジョーさん何するの？弁護士なんて出来ないでしょ頭悪いんだから』
「コイツめ」
『いっでぇ！！皆してなんで叩くかなぁ！！？』



ウッジーさんが卒業祝いをこっそり開けようとしたのでそそくさとブライアンに向かった