そのにじゅうなな
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『ただいまー!!』
「お前ん家じゃねーだろやり直せ」
『は?私の家と同じでしょ』
「馬鹿野郎 」
『どこいくー?』
「決めてねーのか」
『私が決めてるわけねーだろ言わせんな恥ずかしい』
「開き直んなクソ野郎」
『じゃあイルミネーション見に行こー』
「このクソ寒いのにか」
『黙れ貧弱寒がり野郎。行くったら行くの』
「あーはいはい」
イルミネーションと言ってもこんな田舎だ。川の近くにちっぽけなのがあるだけである。
『見て寿ちゃん!めっちゃカップルいる!』
「おー」
『うちらもカップルに見えるよ寿ちゃん!!』
「思われても精々男が女に愛想尽かした終わりかけカップルだ」
『ドラえもんはなかなか言うね』
「やめろ花澤 」
『誰が花澤だルシファー』
「テメーだけが弱味握ってると思うなよ。お前が小学の時の運動会のスタンツで突然盆踊りし出したの忘れてねーぞ」
『ちなみにそのスタンツで逆立ち失敗して大泣きしてる寿の写メがここに』
「おいやめろ」
『私のLINEの友達欄にはだね、鈴蘭がだね』
「おい」
『ん?タイムライン?』
「行くぞ早く!!」
照れてるようです。
その後イルミネーション見て回って、いつものファミレスに来ました。
「おい」
『ん?』
「今年はサンタ来るのか 」
『来るんじゃない?毎年なんだかんだ来てくれるよ?』
「今年は何頼んだ」
『いらないって書くよ 』
「またか」
『だって幼馴染み組が周りにいればそれでいーもん。昔えらーい人が言ってたよ、求める者はそれを失う。現状維持がいいんだよ』
「お前それでいいのか」
『ん?』
「俺ァサンタじゃねーぞ。なんか欲しくねーのか」
『なに寿、中学ん時みたいに殴られたい?』
「殴ってねーだろ蹴っただろ」
寿は中学に上がってからプレゼントが段々高値の物になってきた。小学はぬいぐるみだとか、少し可愛い鉛筆だとかだったんだが。高学年になるにつれ、ひねくれた性格がもっとひねくれて中学2年には時計を渡してきたのだ。見た感じ高いやつ。
当時反抗期真っ只中だった私は時々親から送られてくる物と重ねてしまい、腹が立って寿の顔面に蹴りを入れたのだ。時計は物凄く丁寧に返却した。
「お前ん家じゃねーだろやり直せ」
『は?私の家と同じでしょ』
「馬鹿野郎 」
『どこいくー?』
「決めてねーのか」
『私が決めてるわけねーだろ言わせんな恥ずかしい』
「開き直んなクソ野郎」
『じゃあイルミネーション見に行こー』
「このクソ寒いのにか」
『黙れ貧弱寒がり野郎。行くったら行くの』
「あーはいはい」
イルミネーションと言ってもこんな田舎だ。川の近くにちっぽけなのがあるだけである。
『見て寿ちゃん!めっちゃカップルいる!』
「おー」
『うちらもカップルに見えるよ寿ちゃん!!』
「思われても精々男が女に愛想尽かした終わりかけカップルだ」
『ドラえもんはなかなか言うね』
「やめろ花澤 」
『誰が花澤だルシファー』
「テメーだけが弱味握ってると思うなよ。お前が小学の時の運動会のスタンツで突然盆踊りし出したの忘れてねーぞ」
『ちなみにそのスタンツで逆立ち失敗して大泣きしてる寿の写メがここに』
「おいやめろ」
『私のLINEの友達欄にはだね、鈴蘭がだね』
「おい」
『ん?タイムライン?』
「行くぞ早く!!」
照れてるようです。
その後イルミネーション見て回って、いつものファミレスに来ました。
「おい」
『ん?』
「今年はサンタ来るのか 」
『来るんじゃない?毎年なんだかんだ来てくれるよ?』
「今年は何頼んだ」
『いらないって書くよ 』
「またか」
『だって幼馴染み組が周りにいればそれでいーもん。昔えらーい人が言ってたよ、求める者はそれを失う。現状維持がいいんだよ』
「お前それでいいのか」
『ん?』
「俺ァサンタじゃねーぞ。なんか欲しくねーのか」
『なに寿、中学ん時みたいに殴られたい?』
「殴ってねーだろ蹴っただろ」
寿は中学に上がってからプレゼントが段々高値の物になってきた。小学はぬいぐるみだとか、少し可愛い鉛筆だとかだったんだが。高学年になるにつれ、ひねくれた性格がもっとひねくれて中学2年には時計を渡してきたのだ。見た感じ高いやつ。
当時反抗期真っ只中だった私は時々親から送られてくる物と重ねてしまい、腹が立って寿の顔面に蹴りを入れたのだ。時計は物凄く丁寧に返却した。