そのにじゅうろく
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その時、迫田と八板は天地、黒岩、前園、賀川、室戸康明と対面していた。
互いに睨み合い、挑発し合い…すれ違おうとした時だった。
『兄ちゃん等、横に並んで歩くと邪魔くさくて適わんわ。退いて』
「あぁ~?」
迫田はあれ?聞いたことある声だぞ?気のせいかな?と首を傾げる。天地は確実にアイツだ、と後ろを振り向く。
「(アカン)」
『聞こえねーの?横に、並んで歩いてたら、じゃーまーだーって言ってんだよ。つーかなにその髪の毛。面白すぎるんだけど。』
「おいおい姉ちゃん」
「名前、どうした」
「「!!?」」
『退け天地』
「あまっ」
『…寿。退けて』
天地は自分の幼馴染みの姿を見て、直ぐに察した。反抗期…いや、中学時代、自分と将五が喧嘩した時。喧嘩した事自体は怒らなかった名前が、その喧嘩付近にいて巻き込まれた同級生の為に2人に本気で蹴りを顔に入れてきた時と同じ顔なのだ。正直誰と喧嘩しても怖くないがコイツのマジギレは心臓に悪い。
「…なにかあったのか」
『五月蝿い。』
そのまま、彼女は間を縫って歩いていく。肩を掴むが普段じゃ考えられないスピードで叩き落とされた。おそらく天地や幼馴染み以外なら蹴りまで入れられてるに違いない。
「帰れねーなら家に来い」
彼女の寂しそうな顔を見て、言える言葉はそれだけだった。
『…。』
何も言わずに去った彼女をただ見つめることしか出来なかった。
互いに睨み合い、挑発し合い…すれ違おうとした時だった。
『兄ちゃん等、横に並んで歩くと邪魔くさくて適わんわ。退いて』
「あぁ~?」
迫田はあれ?聞いたことある声だぞ?気のせいかな?と首を傾げる。天地は確実にアイツだ、と後ろを振り向く。
「(アカン)」
『聞こえねーの?横に、並んで歩いてたら、じゃーまーだーって言ってんだよ。つーかなにその髪の毛。面白すぎるんだけど。』
「おいおい姉ちゃん」
「名前、どうした」
「「!!?」」
『退け天地』
「あまっ」
『…寿。退けて』
天地は自分の幼馴染みの姿を見て、直ぐに察した。反抗期…いや、中学時代、自分と将五が喧嘩した時。喧嘩した事自体は怒らなかった名前が、その喧嘩付近にいて巻き込まれた同級生の為に2人に本気で蹴りを顔に入れてきた時と同じ顔なのだ。正直誰と喧嘩しても怖くないがコイツのマジギレは心臓に悪い。
「…なにかあったのか」
『五月蝿い。』
そのまま、彼女は間を縫って歩いていく。肩を掴むが普段じゃ考えられないスピードで叩き落とされた。おそらく天地や幼馴染み以外なら蹴りまで入れられてるに違いない。
「帰れねーなら家に来い」
彼女の寂しそうな顔を見て、言える言葉はそれだけだった。
『…。』
何も言わずに去った彼女をただ見つめることしか出来なかった。