私が外出禁止になってる間、色々な事があったらしい。加地屋の同期の優ちゃんがどこだかのチームの奴に指折られて将五ブチ切れたとか。良くやった。優ちゃんはよく飴くれてたから本当に良くやった。
あとはこれは後から九里虎に聞いたんだが、私を殴った男を九里虎が蹴りに行ったら蹴り飛ばした男を受け止める男がいたんだとか。最初何をするんだと思った九里虎だったが、後ろには目を光らせたこわーい人達が。そしてどこかで見覚えのある顔がいると思えばクロサーの弟…山田くんもいたんだって。

お察しの通りこの怖い人達は十三達だ。厳密に言えば十三、たまたまオフだった龍信さんに竜也ママ、鮫パパ、ゲンちゃん、柳ママン達である。恐ろしい面子だ。私がその面子に囲まれたら確実に土下座する。パフェは１日６杯までにしますって断言する。絶対だ。

んで、あの目尻に星のださい刺青してたクソ男の行方は解っていない。どうなったんだろうね？あの時十三相当怒ってたから、まぁ無事ではないだろう。私自体顔の腫れも引いてきたから問題ないのだけども。ガーゼから湿布まで回復した。あれ？してない？


『違うそうじゃない』
「なに言ってんだお前」
『十三、夜出掛ける』
「どこに。何時。誰と。」
『ブライアン、７時、５代目』
「あ？５代目？」
『お馬鹿さんが帰ってくるのよー、後日改めて会うんだけど柳ママンと源さん、玄場さん達がサプライズゲストで呼んでくれました』
「…まぁアイツ等ならいいか。絶対送ってもらえよ絶対だぞ」
『わーかってるって』
「送ってもらわなかったらこの特製シュークリームはお預けだ」
『うわあああ送ってもらう！絶対！だから下さい！！！』