『ただい…』
「よお、久しぶり」
『…』
「？」
『何してんだよこの人』
「おいおい酷い挨拶だな」
『るっせーよ！全然会いに来てくれないで！どこの女と浮気してたの！！』
「俺ァ決めた女がいりゃ他には目ェ行かねーよ」
『やっだイケメン』
「フッ」
「龍ちゃんとイチャついてんじゃねーよクソがぁ！！」
『嫉妬は見苦しいんだよ十三さんよー。てか何故龍信さんいんの？』
「スケジュールが空いたからな。久しぶりに顔でも見ようと思ってよ」
『やだイケメン。トゥンク』
「殺すぞ」
『ふぁっきんスカーフェイス』
「おん？」
『おぉん？』
「相変わらずだな」
「この２人は早々変わんねーっすよ」
「だろうな。ほら将五、飲め」
「いや、俺は…」
『飲めよ将五』
「飲まねーってのか将五」
『「龍ちゃん/さんの酒が飲めねーってのか」』
「いただきますよ！！」


はいイッキ、イッキ。


『そう言えばさ、靴もう１つあったけど』
「あぁ、お前の部屋行ってみろ」
『うーい』


なにやら部屋からゴソゴソパシャパシャと物音がする。泥棒かよなんだよ。


『へーい！』

「おう」
『おおー竜也ママン！！なにしてんの』
「スケジュールが空いて」
『違うそうじゃない。なんで！アルバム写メりまくってんの！！』
「印刷してスクラップにするに決まってんだろ言わせんな恥ずかしい」
『恥ずかしいのはこっちだ馬鹿野郎！消して！！』
「消さねーよ娘の写真だぞ勿体ねーな」
『もうアルバムごと差し上げますから…切り取って構いませんから…』
「写真を切り取るなんて出来る訳ねーだろいい加減にしろ」
『もうやだこの人おおおお！！！』