『寿ちゃあああああん！！！』
「残念だな今回は数学教えてる暇はねぇ」
『解ってるならさっさと教えろよふぁんっきん』
「きたねー口直してから来い。」
『夕方までに数学終わらせないと夜！正座で！十三の冷ややかな目付きで淡々とデスソース飲まされる！！ 』
「あー勝手に飲まされろそして死ね」
『お前昨日デスソース飲まされたの根に持ってるだろ』
「持ってる持ってる。帰れ」
『私が！数学出来ないと知っての狼藉か！！』
「４＋７パッと出てこねーもんな」
『解ってるじゃねーの』
「たまには自分でやれ」
『私の幼馴染み連中で頭いいので教えてくれそうなの寿しかいないんだよー』
「他当たれ」
『誰よ』
「拓海」
『うっせばーか！いい笑顔で断られたわ！！』
「それだけテメェの頭が悪いってこった」
『いいしー別にー。帰るもん』
「おー帰れ」


寿の家の扉を開けっぱなしにして外に出ます。おい、と後ろから声が聞こえた。


『あーあーあんな年までおねしょして言わんといてーってびーびーびーびー泣いてた可愛い可愛いうちの寿ちゃんはなんでこんな生意気になってしもたんやろなーー！！！』
「ちょ、テメ、コラァ！！！」
『あんなに手ぇ繋いで帰らんかっただけで嫌いになったのー！！？って泣いてた可愛い可愛いうちの寿ちゃんはどこに行ったんやー！！』
「テメェェエエエエ！！！マジ殺す！マジ殺すからな！！！」


追いかけて来る寿から逃げきるまで15分かかりました。